【まるっと中野】フランス・ブルターニュ地方の香り「La Blanche Hermine(ラ・ブランシュ・エルミン)」

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。
今回ご紹介するのはJR 中央線「中野駅」、西武新宿線「沼袋駅」や「新井薬師前駅」、どの駅からもアクセス可能な住宅街に佇む「La Blanche Hermine（ラ・ブランシュ・エルミン）」です。
この看板、白い建物が目印です。

2021 年7 月17 日にオープン。中野に来たらぜひ食べて欲しい、「焼き菓子とそば粉のガレット」のお店です。

早速、「ガレット・コンプレット(税込1,280 円)」と、ガレットスペシャリテの「季節のガレット(税込2,050 円)」を注文。

フランス北西部・ブルターニュ地方の郷土料理のガレットは、そば粉を使った食事系のクレープです。

初めて食べたガレットは、おいしくて感動！こんなにクセがなく、心地よい食感や風味だなんて知りませんでした！丁寧な仕事が光ります。

季節のガレットは、訪れた初夏の日にぴったり。カラマンシー(柑橘類の一種)ビネガーが爽やかで、栃木県産の立派なグリーンアスパラやバスク産の生ハムが贅沢な逸品です。食材の旬や仕入れ状況によって、メニューは変わるそうです。

店主の今野亮さんとあずささんにお話を伺いました。

―お店のコンセプトはなんですか？
亮さん「フランス・ブルターニュ地方の食文化を提供することです」

―中野にお店ができた経緯を教えてください。
亮さん「もともと二人ともパティシエをしていました。フランスが好きで興味があり、神楽坂のガレット専門店で働いたことがきっかけです。中野が地元なので、実家を改装してお店を始めました」

ブルターニュ地方はケルト系民族が移り住んでおり、家の造りも独特なのだとか。エルミンの洋風の店内もとっても素敵です。

あずささん「以前勤めていたお店がブルターニュ地方の食事やガレットを扱っていたので、今の業態(クレープリー＆パティスリー)になりました」

―店名の名前の由来はなんですか？
あずささん「“白いオコジョ”という意味です。ブルターニュ地方のシンボルアニマルであることからきています」
看板のオコジョのデザインは、あずささんの手によるものだそうです。とってもかわいらしいですよね。

―一番の人気メニューはなんですか？
亮さん「フランスではハム・卵・チーズの“コンプレット”が一般的ですが、当店では“季節のガレット”が一番人気です」

―おすすめメニューを教えてください。
亮さん「最初はシンプルな“コンプレット”を味わってみてください。一番難しいというか、ごまかしが効かないメニューです。生地は、そば粉に水とゲランド産の塩だけで作っています」

―焼き菓子は、どれくらい種類がありますか？
あずささん「4～5種類あります。夕方には売り切れてしまうこともあります」

「エルミン」の焼き菓子は、どれも本格的な味わい。一番人気のブルターニュ地方の伝統菓子「ファーブルトン(税込300円)」は、プルーンがごろっと入っていて、独特な食感です。

―焼き菓子のおいしさの秘密を教えてください。
あずささん「ふたりともこだわりが強いので、ふたりともいいと思ったものだけを出しているからだと思います」

亮さん「ふたりで研ぎ澄ましたものを、自信を持って提供しています」

―素材のこだわりはありますか？
亮さん「“良いもの”にこだわり、お菓子もゲランド産の塩と、基本的には発酵バターを使っています」

―中野はどんな街ですか？好きなところを教えてください。
亮さん「生まれてからずっと中野に住んでいます。オシャレな店が少なくて、昔はあまり好きではなかったのですが、今ではその素朴さがむしろ好きになりました。地域に根付いた老舗が多いですね。落ち着いていて治安も良く、とても気に入っています」

―これからお店をどのようにしていきたいですか？
あずささん「2025年からガレットを平日にも出すようになり、20種類ほどあった個包装の焼き菓子を減らしたのですが、また焼き菓子の種類を増やしていきたいですね」

「日常的に食べられるような定番を作りたい」と亮さんが話していたのが印象的でした。今度は友人を誘って、デザートクレープを食べに来たいと思います。もちろん、ちびナカノさんも一緒だよ。

所在地：中野区新井3丁目11‐1
アクセス：西武新宿線　沼袋駅　徒歩10分
電話番号：03‐6885‐9624
営業時間：11時から18時
定休日：月曜・火曜・水曜
お支払方法：カード可、電子マネー可、QRコード決済可
Instagram：https://www.instagram.com/_la_blanche_hermine__/（外部サイト）