中野育ちの店主がつなぐ屋号とロックなこだわり。「鳥ひさ」潜入記【まるっと中野】
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更新日:2026年2月20日
ナカノ観光レポーターの「ミシ」です!
前回のライブハウス「中野MOONSTEP」に続き、今回も中野の熱いカルチャーを感じられるスポットを取材してきました。今回お邪魔したのは、一見すると昔ながらの焼き鳥屋さん。でも、一歩足を踏み入れると、思わず「おっ?」となる空間が広がる「鳥ひさ」さんです。

一見すると馴染み深い居酒屋、でもよく見ると……?

中野の街を歩いていると、香ばしい匂いに誘われてふらっと立ち寄りたくなる焼き鳥屋――それが「鳥ひさ」です。
扉を開けると、街の焼き鳥屋らしい活気ある空気が広がります。ところが、ふと視線を上げると、壁一面に貼られたバンドのフライヤーやステッカーが目に飛び込んできます。

なかでも存在感を放つのは、伝説的ロックバンド「MOTORHEAD(モーターヘッド)」 のアイテムたち。「焼き鳥屋なのにロック?」と思うかもしれませんが、ご安心ください。肩肘張らず、誰でも自然体で過ごせる空間です。
ルーツは中野の精肉店。受け継がれる「鳥ひさ」の名前

店主の桑原さんは、中野区弥生町で育ち、ご実家もこの街で鶏肉屋を営んでいました。その屋号こそが、今の店名でもある 「鳥ひさ」 です。
「どういった形でもいいから、この名前を残したかった」
そんな想いから、焼き鳥屋という形で暖簾を受け継ぎました。物件探しは中野に限定していたわけではなかったそうですが、生まれ育った街であり、知り合いも多かったことが、最終的な決め手になったといいます。言葉の端々から、中野という街への深い愛着が伝わってきました。
一口で伝わる、精肉店仕込みのこだわり

さて、お待ちかねの焼き鳥です!「鳥ひさ」でまず驚かされるのは、肉そのものの質の良さ。精肉店出身ならではの目利きで仕込まれた串は、肉をあえて大きめにカットしているのが特徴です。
「大きい方が、美味しいから」
その言葉通り、一噛みすればジュワッと肉汁が溢れ、しっかりとした旨味と満足感が広がります。

目の前で焼き上げられる串は、まさに職人技。長年の経験から培われた「今食べたら美味そうだな」という直感を信じて火入れされた焼き鳥は、絶妙な焼き加減に仕上がっています。ボリューム満点の串を頬張り、飲み食いして満足してほしい――そんな店主のまっすぐな想いが、一串一串から伝わってきます。
音楽ファンも、そうでない人も。誰もが居心地よく過ごせる場所

店内には、さまざまなライブ告知のフライヤーが掲出されています。かつてライブハウスに通っていた店主が、今では来店してくれるバンドマンたちを応援したいという想いで、PRの場を提供しているのです。

一方で、ロックに馴染みのない方も心配はいりません。店主は「基本的には普通の焼き鳥屋」として、BGMの音量を抑えるなど、誰もが落ち着いて飲み食いできる環境づくりを大切にしています。

中野は、飲食店が多くて迷ってしまう街。その中で「鳥ひさ」を選んでくれることに、桑原さんは感謝の気持ちを忘れません。
「傲ることなく、謙虚に。信念を持って、やるべきことをやっていきたい。まだまだ精進します」
美味しい焼き鳥でお腹を満たしながら、ほんの少しロックの空気にも触れてみる――そんな体験ができるのが、「鳥ひさ」です。中野を歩いて、焼き鳥の気分になったら。ぜひ一度、この暖簾をくぐってみてください。
鳥ひさ
所在地: 〒164-0001 東京都中野区中野5-47-3 おかだビル 2F
定休日:水曜日
支払い方法:現金、ナカペイ可、QRコード決済可
電話:03-5942-6029
E-mail:torihisa09@gmail.com
X(旧Twitter):
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