美味しい喫茶店の味を手軽に身近に。沼袋のテイクアウト喫茶店「とびみけ堂」【まるっと中野】

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ぼんじり」です。中野で家族3人暮らし、現在2歳になる男の子を育てています。

今回ご紹介するのは、西武新宿線「沼袋駅」南口から歩いて1分、テイクアウト喫茶店「とびみけ堂」です。
私が沼袋に引っ越してきて、こちらのアイスコーヒーの美味しさに感動して以来、定期的に通っているとびみけ堂。ドリンクもご飯も丁寧に作られていて、おうちでほっこりしたい時によく行くお気に入りのお店です。

まず目に入るのは種類豊富なドリンクメニュー。どれもお手頃な価格が嬉しいです。

期間限定ソーダのシロップは、店主の手作り。シロップ漬けのフルーツは季節ごとに変わるそう。高知アイスは店主のお気に入りで、取り寄せて販売しています。

ご飯も美味しいと評判のとびみけ堂は、日替わりセットが大人気。パスタまたはご飯もの、スープ（日によってはサラダも選択可）がセットに。メニューはとびみけ堂のXアカウントからもチェックできます。

店主の上田真穂さんとシェフの祐二さんご夫婦にお話を伺いました。

2021年にオープンしたとびみけ堂。以前飼っていた猫が「とび三毛」模様（飛び飛びに三毛模様がある猫）だったので、それにちなんで「とびみけ堂」と名付けたそう。オープンした時はちょうど新型コロナウイルス感染症の流行時。そこで、テイクアウト専門でお店をオープンすることに。

テイクアウトと言えど、その味は本格的。ご飯にもドリンクにもたくさんのこだわりが詰まっています。

その一つが手作りのブイヨン。
「ブイヨンは鶏ガラと野菜を5時間煮込んで作っています」と祐二さん。
このブイヨンが味の決め手。化学調味料は使わず、ブイヨンの旨みを活かしているため料理に使う塩分も控えめになるそう。

さらに料理は出来立て、ドリンクは淹れたての美味しさにこだわっています。
祐二さん「紅茶は茶葉を使い注文を受けてから淹れています。料理も注文を受けてから仕上げをして、出来立てを提供できるようにしています」
テイクアウトにも関わらず、温かいご飯が食べられるのもとびみけ堂さんならでは。

栄養士の資格もお持ちの祐二さん。日替わりセットは「1/2日分の野菜」が取れるよう工夫されています。
「パスタにはにんじんなどを練り込み、野菜を自然に取れるようにしています」

もちろんパスタも手作り。野菜も冷凍のものは使わず生野菜を使っているので、新鮮な野菜の美味しさが感じられます。

「毎日通ってもらえるお店」ーそれがお店のコンセプト。手作りにこだわるのも、毎日食べても疲れない、体に優しい味を目指しているからこそ。

真穂さん「テイクアウト専門だけれど、テイクアウトにしては珍しい手間のかかることをやっていると思います」

ドリンクでおすすめなのはコーヒー。ホットもアイスも水出しのコーヒーを使い、すっきりとした味わいに。「喫茶店の味をそのまま持って帰ってもらいたい」という思いから、家庭ではなかなか難しい水出しという方法で提供しているそうです。

「これからも沼袋でお店を続けて行きたい」と話してくれたお二人。繁華街から少し離れた沼袋だからこそ、効率ばかりに追われず、こだわりの美味しいものを提供できると話してくれました。

「お互いの足りないところを補い合いつつ、試行錯誤しながらやっています」

そんな素敵な夫婦が営んでいる、どこかノスタルジックで懐かしい雰囲気のとびみけ堂。沼袋に来た際は、美味しい喫茶店の味を持ち帰って、心落ち着く時間を過ごしてみてはいかがですか。

所在地：東京都中野区沼袋1-31-9
アクセス：西武新宿線　沼袋駅南口　徒歩1分
営業時間：11時00分～20時00分
定休日：火・水曜日(祝日営業)・不定休あり
キャッシュレス決済可能
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※取材当時の価格です。