【まるっと中野】水曜日、土曜日限定!「和ごはん一献 丸屋」の日替わり定食をいただきます。
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更新日:2025年1月16日
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。
今回ご紹介するのは、「和ごはん一献 丸屋」の穴場ランチ(ランチ営業は水曜日と土曜日のみ)です。JR総武線「東中野駅」東口から区検通りを道なりに約5分歩くと、左手に見えてきます。
この日の日替わり定食は、「カツ煮定食」と「煮魚と関サバ刺しの定食」(各税込み1,000円)。
店内は禁煙なので、お子さんと一緒でも安心です。
「このお値段で小鉢や関サバまでついてくるの!?」
半信半疑のまま、どちらも注文。
カツ煮定食は、だしのしみたお肉が驚くほど柔らか。言葉を忘れるほど夢中でいただきました。
小鉢は、ぴりりと辛みが効いていて、後味サッパリ。
煮魚と関サバ刺しの定食は、真鯛の兜がぷりぷり。甘じょっぱさにご飯が進みます。
関サバは臭みが一切なく、脂が乗っているのにあっさり。
話し好きな明るい店主、若林 洋輔(わかばやし ようすけ)さんに、楽しい話を伺いました。
―お店を開くまでの経緯を教えてください。
「親父を見て育ち、蕎麦屋になる夢を持ち続けて高校生の頃に調理師免許を取りました。学校が紹介してくれた金沢の料亭で6年半修行し、和食の基礎を身につけた後、新橋や青山などのお店で3年経験し、2004年に親父と蕎麦屋『更科丸屋』を開店しました。この場所を選んだのは、生まれも育ちも東中野だからですね。2016年に代替わりして、自分の和食店として店名を変えてリニューアルしました」
―お店の一番のこだわりはなんですか?
「季節のものを大事にすることです。ハモが終わるとカニ、その次はホタルイカを挟んでフグというように、毎日豊洲と築地で仕入れています」
―ランチが水曜日と土曜日限定なのはなぜでしょうか?
「市場に合わせているからです。数年前の話ですが、20センチのアジを5匹仕入れる予定で市場に行ったところ、買い手のつかないマメアジを120匹買ったこともありました。ひたすらアジフライ定食やテイクアウトメニューなどにして、2日でさばきましたね。市場では、漁獲量が少ない時でも値段をそのままにしてもらうなど、持ちつ持たれつ支え合いです。楽しいところですよ」
―中野の好きなところを教えてください。
「東中野は都会の田舎ですよね。お祭りのお神輿に参加させてもらっているのもあって、人や地域のつながりを強く感じます。地元あっての『丸屋』です。中野駅周辺も、中野区役所や中野四季の森公園でイベントをやるようになってから、にぎわいが増したように感じています。住みやすくてなんでも揃いますし、交通の便が良いのも魅力ですよね」
若林さんは、地域に何か貢献できないかという思いで、消防団でも活躍中なんですよ。
―お店のモニターには、いつも自転車レースが流れていますよね?
「足をケガした時のリハビリがきっかけで自転車を好きになり、毎日気晴らしに乗っています。実業団に参加させてもらっていたこともありました。そんなわけで、店のモニターでは年中、海外の自転車レースだけを流しています」
和食店で海外の自転車レースが流れているなんて、面白いですよね!
―お支払方法は何がありますか?
「現金、クレジットカード、PayPay、そして中野区デジタル地域通貨『ナカペイ』が使えます」
―これからお店をどんなふうにしていきたいですか?
「二店舗目を出してはどうかと言ってもらえることもあってありがたいんですが、自分のできる範囲で楽しくやりつつ、お客さんが来てくれればそれでいいです」
「こんなにランチがおいしいんだもの、夜も期待しちゃう!ね?ちびナカノさん」
店内にはお客さんからもらった思い出の品がいっぱい。地域に根差し、遠方のお客さんにも愛されている「丸屋」でした。あぁ、お腹いっぱい。幸せー。
和ごはん一献 丸屋
所在地:中野区東中野4丁目23‐1
アクセス:JR総武線「東中野駅」東口より徒歩5分
電話:03‐3361‐2875
営業時間
- 水曜日、土曜日:11時30分から14時、17時30分から24時
- 月曜日、火曜日、木曜日、金曜日:17時から24時
定休日:日曜日、連休になる祝日
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。