【まるっと中野】健康志向のあなたに。ちいさなベーカリーの信頼の味「小星」
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更新日:2023年12月26日
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。
早稲田通りから新井薬師 梅照院に向かって薬師柳通りを歩くと見つかるパン屋さん。青い壁とかわいい看板が目印です。今回紹介する「小星」は、2023年2月に開店したばかり。今日もどんなパンに出会えるか楽しみだね、ちびナカノさん。
扉を開けると焼きたての香ばしい匂い。
「いらっしゃいませ」
店主の気さくな声が聞こえます。
おしゃれな照明と、鉢植えもありました。
かわいい紹介メモ付きで3つの木箱に並ぶ小ぶりのパン。店主の高田さんがパンを袋詰めしてくれます。
「ブルーベリーパイとマロンパイが今焼きたてですね」
どれもおいしそうで目移りしちゃう…。
「すぐ食べないときは、軽くトーストしてから食べるとおいしいですよ」
ひとつひとつ丁寧にパンの特徴や食べ方を教えてくれます。
20種類ほどのパンをなんと一人で作っているそうです。
一番の人気は、クロワッサン(税込み¥240)。サクサクでかわいい形をしています。
カレーパイ(税込み¥300)やクリームぱん(税込み¥210)、米こうじで長時間発酵させた食ぱん(ハーフ、税込み¥300)も人気があるそうです。
お店のおすすめは、全粒粉食ぱん(税込み¥300)。砂糖を使わずに、通常の半分以下の塩で作られています。健康に気を遣う方にも人気とのこと。ちいたんも子どもが生まれてから食べ物に気を遣うようになりました。
フルーツ(いちじく、レーズン、クランベリー)入りのパンは、食べてみると生地そのものの味とのバランスが絶妙。フルーツの自然な甘味がお気に入りです。
ほかにも、ちいたんが買ってみたのは、ウインナーぱん(税込み¥240)。どっしりした全粒粉の生地がウインナーとよく合っていて、ナチュラルチーズと炒めねぎがコクを出しています。ボリュームがあって食べごたえ抜群。
こんなにおいしいパンが焼ける秘訣を高田さんに聞いてみました。
「素材と自然発酵かな?発酵機を使わずに作っています。季節ごとにうまく発酵する条件が違うので、夏は生地を氷で冷やしてますね」
高田さんは九州のパン屋で働いた後、千葉県で自分のお店を開業。その後、家族の都合で中野に移転することになったそうです。店名の由来は、千葉県でやっていたお店の併設のカフェから。パン屋さんが忙しくなり、カフェを閉めてしまったので、しばらく眠っていた名前です。「小さくて目立たないけれど、輝けるように」という願いが込められています。
ー中野に来てみてどうですか?
「めちゃくちゃいい方ばかりで、8割は常連さんです。中野に来てすぐは知り合いがいなかったのですが、この店のおかげで増えてきました。言葉をかけてくださる方が多くて、いつもお客さんに助けられています」
「週2日くらい来て、パンを2、3個まとめて買ってくださるお客さんが多いですね」
ーパン作りのどんなところが好きですか?
「15年くらいやってますけど、お客さんの顔を思い浮かべて作ることが多いですね。お客さんが待ってくれてるっていう気持ちが大きいかな。私の頑張る源になっています。作り手と売り手が一緒なのはお客さんにとって安心なようで、私の中ではお客さんとの信頼関係が深まっていると思います」
パンは砂糖と塩が控え目で、やさしい味。食べると体が喜んでいるような気がします。中身もできるだけ手作りしているとあって、素材へのこだわりが感じられます。今でも千葉から買いに来てくれるお客さんがいるのだそうです。
とにかく一度味わってみてほしいです。ちいたんは素朴な味わいにすっかり虜になりました。高田さんの接客が気持ちよく、また行きたいと思うお店です。
薬師柳通りに彗星のように現れた素敵なパン屋さん「小星」。これからもファンを増やしながら輝き続けることでしょう。
ね?ちびナカノさん。
小星
所在地:中野区上高田2-40-13
アクセス:西武新宿線「新井薬師前駅」より徒歩12分
営業時間:11時からパンがなくなるまで
定休日:月曜日、火曜日、日曜日
お問い合わせ
このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。