【まるっと中野】特注の辛味噌だれをつけて食す「豚のかしら肉」が人気の老舗やきとり店「安兵衛」
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更新日:2023年8月3日
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「よりや」です。
ちびナカノさんとの中野の飲食店巡り第7回目。今回は、中野五差路交差点前の炭火焼やきとり「安兵衛」を紹介します。
3代目店主の小林大介さんは、常連さんから大ちゃんの愛称で呼ばれています(以下、大ちゃんと記載)。
創業は、大ちゃんの祖母が中野駅南口前でおにぎり屋を開店したことに遡ります。店名は、俳優の常連客が舞台で赤穂浪士四十七士の一人の堀部安兵衛を演じていたことに由来。2代目の時にやきとりが自慢の居酒屋に発展しました。
店舗は、長年中野駅南口前のビル内にありましたが、再開発によるビルの取り壊しに伴い、2021年12月に中野五差路交差点前に移転。その際に食器類も整理することとなり、余剰となった分を店舗前に「ご自由にお持ちください」と並べたところ、数百もの食器が一日でなくなったそうです。
粋な佇まいの外観と清潔感のあるスッキリした店内には民謡が流れ、和の雰囲気にあふれています。移転前は定期的に津軽三味線のイベントを開催しており好評だったそうですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、現在は貸し切りの場合のみとなっています(料金等要相談)。
(外観)
(店内(カウンターとテーブル席 計21席))
(食器棚)
大ちゃんは、都内のやきとり店で数年間修行した後、10年ほど前に3代目になりました。生まれてから修行前まで埼玉県東松山市在住だったこともあり、東松山名物の辛味噌だれをつけて味わう、かしら(豚のこめかみから頬にかけての肉)は、馴染みの食べ物。思い出の味を生かしてメニューに取り入れたところ、今では一番人気の逸品となりました。東松山では、店舗ごとに独自の辛味噌だれがあります。安兵衛こだわりの辛味噌だれは、味噌選びからはじまり、調味料やスパイスなど試行錯誤を重ね、納得できる味に達したものを特注しています。店内でしか味わえない辛味噌だれは、一度食べたらやみつきになること間違いなし。他のやきとりや野菜にもよく合い、食欲をそそります。
(かしらに辛味噌だれ)
(辛味噌だれ)
(胡瓜に辛味噌だれ)
メニューは、やきとり各種(塩、たれはお好みで)のほか、先代女将から受け継いだレシピのもつ煮込み、一品料理、刺身等豊富です。
(メニュー表(記載の金額はすべて税込み))
(やきとり盛り合わせ)
(げんこつ)
(もつ煮込み)
(厚焼き玉子)
だし茶漬けなど、お食事メニューも人気。
飲み物は、ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ノンアルコールビール等各種そろっています。
(メニュー表(記載の金額はすべて税込み))
(いくらと鮭のご飯)
(だし茶漬け)
午前中から丁寧に仕込みをして、17時の開店に備えます。新鮮な素材をお客さんにおいしく味わってもらえるよう、きめ細やかな調理を心がけています。
(うちわで風を送り、炭の温度調整)
大ちゃんは地元のコミュニティを大切にしたいとの思いから、お店の時間をやりくりしながら消防団員として地域の防災活動にも熱心に取り組んでいます。「楽しく営業できるのは、先代からのご贔屓様、料理が気に入り定期的に来店くださるお客様、地元消防団の仲間たちなど様々な方の応援のおかげ」と満面の笑顔。地元を大事にしながら、おいしくて居心地のよい店を目指す強い思いを感じます。
(笑顔の大ちゃんとちびナカノさん)
中野サンモール商店街や中野ブロードウェイでの買い物後に美味なやきとりで一杯!おすすめです。
安兵衛
所在地:中野区中野2-28-1 プロスペアー中野1F
アクセス:JR中央線「中野駅」南口より徒歩3分
電話:03-3381-3421
営業時間:17時00分~23時00分(ラストオーダー22時30分)
定休日:日曜日、祝日、不定休
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。