【まるっと中野】店主のアイデアを生かした豊富な一品料理が人気の力士居酒屋「大忍」

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「よりや」です。
ちびナカノさんとの中野の飲食店巡り第9回目。今回は、元力士が夫妻で営む力士居酒屋「大忍」を紹介します。お店は西武新宿線鷺ノ宮駅南口から妙正寺川沿いに徒歩8分、白鷺せせらぎ公園の近くです。
店主の安藤誠さんは元力士。約15年間の現役生活に終止符をうち、第二の人生を考えた時、相撲部屋で培った料理の腕を生かそうと飲食店経営を決心します。居酒屋での修業後、現役時代に所属していた朝日山部屋の親方命名の四股名を店名にして、8年前に開店しました。お店の場所は不動産会社の紹介で若宮地区を選びましたが、後日、奥さんの先祖がこの地域に住んでいたことを知り、不思議な縁を感じたそうです。地元の人や相撲ファンの常連客が多く、開店時間から家族連れでにぎわうなどコミュニケーションの場にもなっています。

　(外観)

　(店内)

　(店内カウンター)

テーブル14席、カウンター5席とアットホームな店内は相撲の雰囲気が満載。壁面には所属していた相撲部屋の行事さんから贈呈された縁起のよい色紙が飾られ、相撲柄の器もあります。店主の安藤さんの後ろ姿は力士時代を彷彿とさせ、粋な雰囲気です。

　(色紙)

　(軍配柄絵皿)

　(櫓と四股名入りグラス)

　(粋なうしろ姿)

大忍特製味噌は、細かく刻んだ鶏の皮とにんにく入りなのが特徴。お店の料理にもよく合い、ちょい足しすることで格別の味になります。昔は巡業時に栄養源として欠かせないもので、今でも相撲部屋ごとに味が異なるのだとか。お土産用としても300円(税込み)で販売されています。

　(大忍特製味噌)

　(メニュー　お料理)

　(メニュー　一品)

　(今日のおすすめ)

　(ドリンク)

メニュー表の価格はすべて税込み。テイクアウトもできます。仕出しやお弁当にも応じています(要相談)。一品料理は、出汁がきいたふわふわのだし巻き卵と、ボリュームたっぷりの唐揚げが子どもから大人まで大人気。常連客も飽きないよう、常に新たなメニューを考えているそうです。相撲部屋で日常的に食されているちゃんこ鍋もあります。

　(だし巻き卵)

　(唐揚げ)

　(トマトサワー)

日頃から地域の行事に積極的に参加し地元愛たっぷりのご夫妻に、お話を伺いました。「昨今の厳しい状況を経て、地道にコツコツと継続していくことが大事と実感しています。これからも、地域の縁を宝として、美味しく楽しいお店にしていきたいと思います。そして今、家族で来店している子どもたちが、成人した時に実家のように思ってまた来てくれたらどんなに嬉しいだろうと思いを馳せています。その時は一緒に乾杯をしたいですね」
お店では、最初に飲み物や料理を出す時に、おつかれさまの一言を欠かさないよう心がけているとのこと。
和気あいあいとした雰囲気と、ご夫妻の笑顔に癒されます。

　(店主の安藤さんご夫妻)

所在地：中野区若宮2-54-15
アクセス：西武新宿線「鷺ノ宮駅」南口より徒歩8分
電話：03-6356-2922
営業時間：17時30分～22時00分
定休日：日曜日、月曜日
URL　https://www.facebook.com/rikishiizakaya.dainin（外部サイト）
来店前に空席状況のお問い合わせをおすすめします。