「今日は何かな?」チャレンジが生みだす空間、間借りスペース『MITATE』【まるっと中野】
ページID:165851844
更新日:2025年10月2日
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ヤマサト」です。
前回の記事では、都立家政駅近くにあるヴィンテージショップ『HIBIWA』を紹介しました。今回は、そのお隣にある姉妹店『MITATE』のお話です。
曜日ごとに違う顔を見せる、いわゆる“間借り”のお店なんですよ。
コーヒー、家庭料理、カフェバー…個性あふれる間借り店舗
店先には、印象的なイラストが目を引く看板が。
都立家政駅から北へ3分ほど歩いたところにある『MITATE』。
現在はカフェやスイーツ、バーなど、個性豊かな店舗が間借りスタイルで営業するレンタル・イベントスペースです。
取材に伺った日は、手作りごはんを提供するお店「ごはんスワロウ」が営業していました。今日はどんなメニューかな?と、ワクワクしながら入店。
店内は、木を基調にした落ち着いた雰囲気。肩の力がふっと抜ける優しい空間です。
手作りごはんでほっこり【ごはんスワロウ】
この日のメニューはこちら。
お腹ぺこぺこだった私は迷わず「ごはんプレート」を注文!
ドリンクにはアルコールもあり、ランチだけでなく夜も営業しています。一日の終わりにお酒と一緒に味わうのもいいですね。おつまみとして楽しみたい方には、おかずのみのプレートもあるそうです。
心踊るワンプレートに幸せの味が詰まってる!
お待ちかねのプレートがやってきました。
スペアリブ、とうもろこしとエビの春巻き、お野菜たっぷり、そしてトマトの冷製スープまで。
「どれから食べようかな?」という楽しい悩みは、プレートごはんならではですよね。
メインは、つやつやの照りが食欲をそそるスペアリブ。
たまらずかぶりつけば、口の中でほろほろとほどける柔らかさでした。
副菜も存在感たっぷり。
にんじんラペは、箸休めと言うにはもったいない味わい。
そして私、実はピクルスが苦手なのですが…こちらの夏野菜のピクルスは酸味よりも優しい甘みが際立っていて思わず「おいしい!」と声が出ました。
普段は母として「ごはんを作る側」の私。こうして手作りの温かいごはんをゆっくりいただくのは本当に久しぶりで、お腹だけでなく心まで満たされました。
ごちそうさまでした。
毎週メニューが変わるそうで、これは通いたくなりますね。
(毎月の詳しい間借りスケジュールは、インスタグラムでお知らせされます。)
『MITATE』のこれまでとこれから
『MITATE』を運営するのは、お隣のヴィンテージショップ『HIBIWA』のオーナー・伊藤シゲオさん。
「いつか服を売りながらコーヒーも出せるお店を」という思いから、最初はカフェとしてオープンしました。
持ち前の美的感覚と広い人脈を生かし、店の空間デザインやインテリア、さらには壁の左官作業まで、伊藤さん自らおこなったというから驚き。
おしゃれなのにどこか温かくほっとする雰囲気は、この“手作り”の力によるものかもしれません。
やがて展示会やイベント、間借り営業の場としても活用されるようになり、現在のスタイルへ。『MITATE』という場所を通じて、新しい挑戦を後押ししたいと伊藤さんは話してくれました。
伊藤さん
「僕自身、未経験で店を始めたので、「初めてカフェをやるけど…」という人もウェルカム。実験の場として自由に使ってもらえたら」
最近はアートのワークショップや音楽ライブも開かれ、ますます幅を広げている“街のなんだか楽しそうな場所”。
今日は何をやっているかな?と思わず覗きたくなります。
それはまるで、日常の中のささやかな非日常体験。
『MITATE』、そしてお隣の『HIBIWA』が届けてくれるワクワクがこれからも楽しみです。
MITATE
所在地:東京都中野区鷺宮3-7-1
アクセス:西武新宿線「都立家政駅」北口より徒歩3分
営業時間:間借り店舗により異なります。詳しくはインスタグラムを確認してください。
Instagram @mi.ta.te(外部サイト)
お問い合わせ
このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。