【まるっと中野】プレーパーク／冒険遊び場「草っパラダイス」であそぼう！「上高田台公園」

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。
今回は、上高田東高齢者会館に隣接している「上高田台公園」を紹介します。

この公園は道を挟んで、大人のための健康遊具と子どもの遊具があります。

中野区でも珍しいターザンロープが人気です。

4月下旬の取材日には、藤の花が咲いていました。藤棚を屋根にしたベンチは、快適です。
いつ誰と来ても和やかに過ごせる環境で、よく考えられた公園だなと来るたびに思います。

公園の奥には、ビオトープや木々が生い茂る丘があり、緑を感じられます。

木々には、ロープと布でできた、ブランコ？

上高田台公園といえば「夢発見！草っパラダイス」です！

中野区で先駆けのこのプレーパークは、毎月第1、2、3水曜日と不定期で第4日曜日の13時から16時まで開催しています。対象年齢は広く、乳幼児から大人まで、申し込み不要、参加費無料。地域の大人とプレーリーダーの見守りで、春夏秋冬、みんなが自由で安全に元気いっぱい遊べる空間を作っています。

上高田台公園運営委員会代表の大橋美紀さんにお話を伺いました。
まだ子どもたちで賑わう前に、ちびナカノさんも一緒に遊びながらの取材です。

―スタートしたのはいつですか？
「1995年に公園がリニューアルする際、委員会を立ち上げました。草っパラダイスは2004年から始めました」

―上高田台公園にプレーパークができた経緯を教えてください。
「以前は世田谷区にいて、自主保育をしていました。中野区に引っ越してきて、プレーパークがなかったので始めたんです」

―利用者はどのくらいですか？
「2024年度は、乳幼児、小学生、中学生、合わせて延べ1,348人が遊びに来ました」

この日も、ハンモック、スラックライン、竹で作った弓矢、ビー玉焼き、サンドバック、チョークでお絵描き、シャボン玉、バトミントン、ぽっくり、ベーゴマ、などなど…たくさんの遊びが準備されていました。どう遊ぶかは子どもの想像力次第です。

―プレーパークのモットー「自分の責任で自由に遊ぶ」とはどういうことですか？
「自分がやりたいことをやる中で、ケガなどをしても人のせいにしたりしないということです」
大人が子どもを信じることで、子どもの責任感がより育まれるんですね。

―大切にしていることはなんですか？
「子どもの安全です。安心して遊べることを大切にしています」

―草っパラダイスで、おススメの遊びはありますか？
「ベーゴマ遊びです。レジェンド級に上手な方が教えてくれますから」
「ちいたん」の子どもも、ここでのベーゴマ遊びにハマっていました。かなりの腕前です。

「ちいたん」のおすすめは、中野区の公園では希少な、中高生に人気のバスケットゴール。遅い時間には使えないのでご注意を。

―中野区にもプレーパークが広がってきましたが、今後はどんなふうにしていきたいですか？
「念願だった常設プレーパークができて、「草っパラダイス」はやめるつもりでしたが、地域の若い人たちが一緒に続けてくれているので、頑張ろうと思います。最近、野外料理や出張プレーパークも始めました。小学校が会場で、とても好評です。これから自分たちでやりたいお父さんお母さんが増えてくれるといいなと思います。プレーパークは、子どもが歩いて行ける場所に必要ですから」

この日のプレーパークでは、にぎやかな遊びのかたわら、上高田図書館の出張おはなし会が読み聞かせをしていました。シャボン玉が漂う穏やかな時間も流れています。

子どもたちからは、「いろいろな遊びができて楽しい」「自由最高！」「もっと増えて欲しい」などの声が聞かれました。

今日も緑がいっぱいの上高田台公園は、大勢の子どもたちでにぎわっています。

所在地　中野区上高田四丁目15番、上高田四丁目16番、上高田四丁目17番
アクセス　西武新宿線「新井薬師前駅」南口徒歩15分