【まるっと中野】「なかのレトロ探訪」-昭和の雰囲気が色濃く残る、中野新橋「川島商店街」を散策-
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更新日:2024年10月22日
令和の中野で昭和の面影を探し歩くのが大好きな、ナカノ観光レポーターの「十六夜(いざよい)」です。
今回は、昭和レトロが色濃く残る「川島商店街」を散策します。
東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町駅」からスタート。駅のすぐ近くにある「富士見町ビル(1965年建築)」は、もうすぐ60歳。中野ブロードウェイの1年先輩ですね。
地下が飲食街になっていて、看板もレトロな雰囲気。
新宿の高層ビルを遠くに見ながら、神田川に沿って中野新橋に向かいます。
中野新橋付近には新井薬師と並ぶ花街、いわゆる三業地(芸妓置屋、待合、料亭)がありました。昭和40年代までは、三味線の音や小唄が聞こえたのでしょうか。今では面影がほとんど残っていませんが、赤い欄干が当時の艶やかな風情を感じさせます。
中野新橋からほど近い距離にある「福寿院」に寄り道。境内にある「宇賀神像」は、まろやかな顔立ちでなんとも艶っぽい。水にまつわる神様と言われています。
(福寿院の宇賀神像)
再び中野新橋を渡り、中野新橋駅を横目に緩やかな坂を上って川島商店街に到着。
レンガ道に沿って、電気屋、惣菜店、和菓子屋、町中華などが点在。昭和感が親しみやすく、CM やドラマ、映画のロケ地になったことも。
(駄菓子屋さん)
(大正8年創業の麺類専門店)
(お茶屋さん)
「昔ながらの元気な商店街」をキャッチフレーズにコミュニティづくりも行っていて、中ほどには誰もが使える黒板があります。大学や企業とも連携しているのですね。
コンクリート製のごみ箱を発見。昭和30年代までは家ごとに置かれていましたが、1964年の東京オリンピック前に集積所に変わったため、残っているのは貴重です。まさに昭和の文化遺産。
2024年8月24日、25日には、「第54回川島夜店市」が開催されました。
焼きそば、焼きもろこし、かき氷、金魚すくい、射的など、川島商店街振興組合青年部による屋台がずらり。
この日に合わせて里帰りする人も多いようで、子どもたちの笑顔と、見守る祖父母のやさしい表情にほっこり。
商店街、住民、地元企業が手を取り合った、ハートフルなイベント。屋台で美味しいものをたくさん食べて、お腹も心もいっぱいになりました。
川島商店街
所在地:中野区弥生町3
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「中野新橋駅」から徒歩10分
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。