【まるっと中野】あの人と飲みたいワインも、ひとりじめしたい秘密のワインも。「ビアンコロッソ東京店」で見つかる特別な一杯

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更新日:2023年10月19日

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「奥山 行(おくやま ゆき)」です。

今回は、私たちが日頃お世話になっているワインショップ「BIANCOROSSO(ビアンコロッソ)東京店」に行ってきました。ワイン教室を受講した私の夫(スコットランド人)に「教室の後に連れて行ってもらったお店、すごくいい感じだった!」と教えてもらってから、おいしいワインを飲みたくなるたびに足を運んでいます。ワインって好きだけど詳しくない……という私みたいな初心者も気負わずに楽しめる素晴らしいお店。東京店の店長、礒江さんにお話を伺いました。

店長
 (店長の礒江雅宏さん。お気に入りのワインと一緒に)

お店の立地について「中野通りを少し入るだけで、まち中とは思えないほど静かな雰囲気に変わります。ぐっと落ち着いた気持ちでワインが楽しめますよ」と話してくれた礒江さん。キュートで実用的なエプロンは、女性客やおひとり様にも親しみやすく感じてもらえるようにデザインされているとか。たしかに、なんだか話しかけやすく感じます。温かみのある色合いは、店内のインテリアともよく調和しています。

入口
(中まで見通せるオープンな入口。お店のフレンドリーさが伝わります)

イタリアやスペインから直輸入したワインを通して、「自分の足で、作り手の思いと日本をつなぐ」ことをコンセプトにしています。各ワイナリーにはオーナーが直接足を運んで良好な関係を築いているそうで、扱っているワインにはそれぞれ、愛がこもった紹介文がつけられています。どれもこれも「これはぜひ飲まなければ!」という気分にさせられてしまうので、決めるのが大変。

ワイン棚
(店内奥にあるワイン棚。左手はイタリア産、右手にはスペイン産のワイン)

バーカウンター
(モダンでスタイリッシュ、かつ居心地のいいバーカウンター)

平日は常連の方々やおひとり様が、バーカウンターで飲むワインを楽しみに顔を出し、休みの日には小さなお子さんを連れて家族で訪れる方も(魔法のようにおいしいブドウジュースが飲めるんです)。シックでスマート、なのにカジュアルで人懐っこい。不思議なバランスが人を惹きつけるお店です。

店長イチオシのワイン
(店長イチオシのワイン、ピノ・ネロ ノワール5,280円。見た目にも美しい)

お客さんの約7割は「ワインをおいしく、楽しく嗜みたい」人で、3割が「ワインをさらに深く探求したい」人だそう。私は7割の方に当てはまりますが、バーカウンターに居合わせた詳しいお客さんに手ほどきを受けたり、ワインにこだわりがある人と一緒に訪れることで、「もっと詳しくなったら楽しそう」と感じることもありますよね。このお店では、経験や知識に関わらず、自分が今求めるレベルにぴったり合ったワイン体験ができます。

チーズやおつまみ
(とっておきのチーズやおつまみ。お会計を待つ間につい買っちゃうやつ)

ワインに合う食材も豊富に揃っています。店中においしい食べ物が溢れている中で角打ちや買い物を楽しむなんて、こんなに豊かな時間はありませんよね。

こちらはシチリアのワイナリーがお送りする、樹齢50年以上のモレスカ100%、完全有機栽培のエクストラヴァージン・オリーブオイル。

オリーブオイル
(店内にはおいしい掘り出し物がいっぱい。マラビーノオリーブオイル)

フルーティーで香り高く、苦味はおだやかでさっぱりとフレッシュに仕上がっています。アンティパストや魚介類との相性が抜群です。

バーカウンター横の部屋
(バーカウンター横の部屋。本棚に並ぶ本を選ぶように、新しいワインと出会う)

「Mangiare bene(みんなでおいしく食べる)」は、オーナーの仙石さんが好きな言葉。家族や友人とともに食べる時間を楽しむ文化は、イタリアやスペインでは一般的なものであると同時に、人々が心から大切にしている考え方でもあります。

壁面
(野菜を眺めながら献立を考え、ワインのペアリングを考える)

「遠方からまとめ買いに訪れるお客様もいらっしゃいます。レストランで飲んだワインが弊社で扱うワインだったことをきっかけに来店される方も多く、嬉しいですね」と礒江さん。食とワインには切っても切れない結びつきがありますからね。

ワイナリーのパネル
(壁にはワイナリーのパネルが。温かい寄せ書きも読めます)

通りに面したスペースには、在日イタリア商工会議所による「本格イタリア食材販売認定店」の認定証が誇り高く飾られています。イタリアに行けなくても、ここに来ればまるでイタリアのレストランにいるかのように食べたり飲んだりできるんですね。

店内ディスプレイ
(店内のちょっと特別なスペースにディスプレイされています)

インテリア
(季節に合わせて変わるインテリアは、礒江さんが自ら整えています)

取材の日、私 奥山は自宅でパエリアを作る計画を立てていました。「週末にパエリア作りに挑戦する予定なんですが、味を底上げしてくれるようなおすすめのワインがあれば教えてほしいです」という急なリクエストに、礒江さんが勧めてくれたのはアルバリーニョという品種のブドウを使ったワイン。

購入したワイン
(店長の解説を参考に、今回は右側のバル・デ・メイガスを購入)

アルバリーニョのワインは「海のワイン」とも呼ばれるほどシーフード全般に合い、塩の味のように感じるミネラルの風味と海風みたいなさっぱりとした酸味がたまらなくおいしい!遠い国の海沿い、花々に囲まれたレストランで食事を楽しんでいるような感覚になりました。今回購入したバル・デ・メイガス(「魔法使いの谷」という意味の名前なんですって)、この先シーフード料理を作るたびにお世話になりそうです。

パエリア
(普通のおうちパエリアが、潮風香るレストランの味に。ワインってすごい!)

ビアンコロッソの創業は2008年、東京店は2016年にオープンし6周年を迎えています(2022年現在)。元はアパレル関係の職に就いていた礒江さん。ワイン好きが高じて卸や販路にも興味を持ち始め、和歌山県にある本社勤務を経て東京店の店長になったそうです。「オーナーの思いを大切に受け継いでいきたいですね」と話してくれました。

ワインはそれ自体がおいしいというだけに留まらず、おいしい食事やおいしい人の輪、よい繋がりをどんどん呼ぶ力が魅力です。「BIANCOROSSO(ビアンコロッソ)東京店」で、次回飲むのが今から待ち遠しい、そんな特別な一杯を探してみませんか。

BIANCOROSSO(ビアンコロッソ)東京店

所在地:中野区中野4-7-8-1F
アクセス:JR中央線「中野駅」北口より徒歩5分
電話:03-5942-6058
営業時間:平日14時00分から22時00分、土日祝12時00分から20時00分
定休日:月曜日、火曜日
URL 新規ウインドウで開きます。https://www.biancorosso.co.jp/(外部サイト)
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Instagram 新規ウインドウで開きます。https://www.instagram.com/biancorosso_tokyo/(外部サイト)

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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。

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