【まるっと中野】本の世界が豊かに広がる!くつろぎの空間「東京子ども図書館」
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更新日:2024年8月30日
はじめまして!今年度からナカノ観光レポーターになりました「フォーチュンクッキー」です。転勤が多く、いろんな所に住んできた中で実感したのは「土地ごとに面白い場所、いい所があるなぁ」ということ。これから私が感じた、中野の良さを発信していこうと思います。
第一回は、子どものための私立図書館「東京子ども図書館」を紹介します。
みなさんは図書館に行きますか?東京子ども図書館は、都内4か所の家庭文庫(自宅を開放した私設図書館)を母体として1974年に設立した私立図書館。「ピーターラビットのおはなし」の訳者・石井桃子さんや、「くまのパディントン」の訳者・松岡享子さんの家庭文庫が母体になっています。
都営地下鉄大江戸線「新江古田駅」から10分歩くと、江原公園の少し先に風見鶏が目印の煉瓦造りの建物が見えてきます。
館内はアットホームな雰囲気。子どもたちの「これ読んで!」の声とともに、あちこちでスタッフさんが読み聞かせをしています。
(おはなしのへや)
「おはなしのへや」では、お話会が毎週開かれています。ろうそくを一本灯した部屋で、語り手が本を持たずにお話をします。耳を傾けているうちに落ち着いた気持ちになり、昔話の寝物語を思い出しました。
この図書館では「子どもたちがお話を聞くときに、場面を想像して物語の世界を豊かに感じてほしい」という思いから、「語り」に力を入れているそうです。
薪ストーブもあり、よりくつろげる雰囲気ですね。
ここからは、個人的に気になった本をご紹介します。
「さわってたのしいレリーフブック さかな」村山純子著 小学館。
でこぼこで魚の形がわかる図鑑。鱗の一つひとつも繊細に表現されています。目が不自由な方でも、指で魚の形を感じることができます。
「世界の伝承あやとりシリーズ」野口とも著 誠文堂新光社。
「あやとり=日本の遊び」と思っていましたが、世界中で楽しまれているんですね。東京子ども図書館では、あやとり紐やお手玉も貸し出しています。
「絵本の庭へ」東京子ども図書館。
「子どもに読む本を選びたいんだけど、何がいいかな?」、「もっと本に興味を持ってくれればいいんだけど…」、そんな方にオススメの本をリストで紹介。
例えば、かくれんぼ、お菓子、クリスマス、ケーキなど、テーマごとにまとまっているので、その子の好みに合った本選びに役立ちます。
2階では素敵なグッズの販売も。
とっても可愛いレターペーパー。過去に好評だった物をリニューアルしています。
設立50周年の2024年は、さまざまな特別企画を予定しているそう。ぜひ、この機会に遊びに行ってみませんか?いろいろな本との出会いから面白いアイデアが浮かぶかもしれませんよ。
東京子ども図書館
所在地:中野区江原町1-19-10
アクセス:都営地下鉄大江戸線「新江古田駅」A1出口より徒歩10分
開館時間
- 児童室、資料室:火曜日、水曜日、金曜日13時から17時、土曜日10時30分から17時
- 事務室:火曜日から土曜日10時30分から16時30分
お問い合わせ
このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。