【まるっと中野】今日の自分が求める味わいと香りを選んでみよう。「自家焙煎珈琲豆専門店Life(ライフ)」で夢のコーヒータイムを叶える

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更新日:2023年8月3日

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「奥山 行(おくやま ゆき)」です。
今回は、私たちが日頃通っているコーヒー豆販売店「自家焙煎珈琲豆専門店Life(ライフ)」に行ってきました。中野に引っ越してきてすぐにこのお店を見つけたのをきっかけに、家でコーヒーを淹れるようになり、今では自宅でコーヒー生活を満喫しています。知識の深さに関係なく、誰もが自分好みの味を見つけられるお店です。店長の中津川さんにお話を伺いました。

店長
 (店長の中津川麻美さん。いつも明るく素敵な笑顔)


「中野はとても住みやすい場所。ブロードウェイをはじめ個性の強いお店がたくさんあり、昔ながらの居心地よさと新しい価値観がほどよく混ざり合っているイメージです」と中津川さん。住宅街ではコーヒーの匂いにクレームがつきやすいため、商店街にお店を持とうと探していたところ、薬師あいロード商店街にぴったりの場所が空いていたそうです。

外観
 (コーヒー豆みたいな色のレンガの壁がトレードマーク)

7年前の開店当時、コーヒー豆の専門店はまだ少なかったそう。「お客様はほぼ周辺地域の方々です。商品のご用意に時間がかかることもあり、手の届く範囲で丁寧な仕事ができるよう心がけています」とのことでした。

店内
 (外から覗く店内は、柔らかいコーヒーの色にあふれています)

お店は職人の工房を思わせる落ち着いた雰囲気。店内で長い時間を過ごす中津川さん自身が快適に過ごせるように整えられています。レイアウトはなるべくシンプルに、商品のラインナップがわかりやすいよう工夫しているのだとか。

商品レイアウト
(一目で商品全体を見渡せるようなレイアウトになっています)

壁や棚を彩るコーヒーがモチーフのインテリアは、店長のお母さんが飾り付けたもの。気取らないかわいらしさが、訪れる人々の気持ちをフワッと和ませてくれます。壁に貼られた世界地図で豆の産地を探していると、コーヒーを通して遠い国とつながるようでワクワクします。

壁の色
(長い間に少しずつ茶色に変わっていった壁の色。元はクリーム色でした)

お店を始めたきっかけについて、「元はホテルで接客業に就いていました。自分でお店を持とうと思ったことをきっかけに喫茶店で働くようになりましたが、むしろコーヒーの魅力に夢中になって…。自宅で網やコンロを使って豆を焙煎してみたりと、おいしいコーヒーの探求に舵を切っていきました」と語る中津川さん。店内の壁はカフェオレのようなベージュ色なのですが、焙煎機から少しずつ漏れる煙で、時が経つにつれて色が変わってきたんだそうです。

焙煎機
(大切に使い込まれた焙煎機。店内に漂うよい香りはここから)

生の状態のコーヒー豆に熱を加えて焙煎(ロースト)することで、私たちがよく知っている、あの茶色いコーヒー豆になります。カウンターから見える焙煎機は、ぽってりと丸くて可愛らしいシルエット。日々丁寧に使われ、味のある風合いになっています。

注文の流れ
(一目でわかる注文の流れと、ロースト7段階の一覧表)

まるでカウンセリングを受けたみたいに好みとドンピシャの商品を薦めてくれるのがこのお店のすごいところ。「どのコーヒーもオススメなので、なかなか『これがイチ押し!』とは絞れないですね。お客様によって、薦めたい品も変わってきますから」と中津川さん。より幅広いテイストから味わいの提案ができるよう、様々な工夫をこらしています。

お試し豆
(すぐに持ち帰れる生豆100gのお試し豆。いつもと違う豆やローストに挑戦)

中津川さんにとって思い出深いコーヒー豆のひとつが、ペルー産のチャンチャマイヨ。「落ち着いた味わいが特徴で、派手さはあまりないですが、その代わりまろやかなコクと深みがあります。もっと華のある豆が売れるだろうと思っていたのですが、思いのほか反響があり、店のオープン時からずっと人気の商品となっています。嬉しい誤算ですね」と話してくれました。

チャンチャマイヨ
(ペルー チャンチャマイヨ 生豆200g 900円。壁の世界地図で場所を探すのが楽しい)

「取り扱う豆は、流行はあまり気にせず、流通しやすいものを中心に選んでいます。いい豆を一粒ずつ厳選することで、味がととのい、おいしくなるんです」とのこと。欠点のある豆をハンドピック(手で取り除くこと)し、丁寧に時間と手間をかけられる範囲で商品を選んでいるそうです。

商品一覧
(店の入り口にある商品一覧。決められないならもちろん相談してOK!)

一つの品種や産地の豆を使うのはストレートコーヒー、いろいろな豆を組み合わせるのはブレンドコーヒー…というのはなんとなく知っていたのですが、焙煎(ロースト)も味に大きく影響することを教えてもらいました。
「浅煎り〜中深煎り(焙煎時間が短めのもの)は、酸味と香りを堪能できて、飲みやすい口当たりになります。この範囲でローストできる豆はたくさんあるので、幅広い味わいをご提案できるんです」とのこと。確かに!おしゃれな喫茶店で味わうコーヒーのような、優雅な気分で飲める味わいです。

ロースト前のコーヒー豆
(焙煎(ロースト)前のコーヒー豆はこんな色。7段階から選べます)

「一方で、深煎り(時間をかけてじっくりと焙煎)のできる豆は少ないですが、この段階までローストすると、うまみや甘味、苦味とコクが深まります。豆ごとの個性は大人しくなる分、奥深い味わいになりますよ」とのこと。なるほど!温めたミルクでカフェオレにしたり、濃いエスプレッソで目を覚ましたい時は深煎りがおいしいですね。

なかのブレンド
(なかのブレンド 生豆200g 980円。ちびナカノさんを唸らせるリッチな味わい)

なかのブレンドは、深煎りでありながら苦味を抑え甘みを引き出すよう調整されたブレンドです。おすすめはフレンチロースト(深煎り)。丸みのある豊かな味わいは、ホットにもアイスにもぴったり。好みの飲み方で楽しめるところを「中野」の自由なイメージに重ねて、ブレンド名に取り入れています。「なかのブレンドの名に恥じないよう、おいしく焼かないと」と自分にプレッシャーをかける意味もあるんだとか。「ブレンドは、単体の豆では出せない味を表現できるところが魅力です。豆の重ね方次第でどんどん奥行きが生まれていくんです。変化し続ける中野のまちのように、なかのブレンドも進化していけるよう、これからも研究を続けていくつもりです」と話してくれました。現時点でのベストを尽くした甘みのある深煎りブレンド、ぜひ試してみてください!

カウンターからの景色
 (カウンターからは薬師あいロードを行き交う人々が見えます)

レモンティーのような風味のイルガチェフや、果実味が際立つ豆を選んだシトラスブレンドなど、様々な味わいを通して私の世界を広げてくれたのがこのお店です。
「今扱っているラインナップがちょうどいい数だと感じています」と中津川さん。基本は品揃えを大きく変えることはないそうです。「お客様には、気に入ってくれた味を飲み続けてほしいという思いがあります。商品の入荷状況によっては多少変えざるを得ないこともありますが、なるべく幅広い味わいを提供できるよう、これからも試行錯誤を続けていきます」と話してくれました。

挽きたてのなかのブレンド
 (挽きたてのなかのブレンドは、甘いケーキと相性抜群!)

自宅で、今回購入したなかのブレンドを少し濃いめに淹れて、チーズケーキと一緒にいただきました。カップから立ち上る濃厚な香りに驚き、コーヒーのまろやかな苦味とケーキのこってりした口どけに幸せを感じる…お気に入りのブレンドがまた1つ増えてしまいました。

普段使いのコーヒーを、お客様に合わせたカスタマイズで楽しんでもらいたい。自家焙煎珈琲豆専門店Life(ライフ)は、そんな心温まる気配りがすみずみまで行き届いたお店です。自分や大切な人へのプレゼントに、気軽に最高のコーヒータイムを演出してみませんか。

自家焙煎珈琲豆専門店Life(ライフ)

所在地:中野区新井1-31-10 山田ビル1階
アクセス:西武新宿線「新井薬師前駅」南口より徒歩7分、JR中央線「中野駅」北口より徒歩13分
電話:03-5942-9758
営業時間:10時00分~19時00分(ラストオーダー18時30分)
定休日:火曜日、第1・3水曜日
URL 新規ウインドウで開きます。http://www.life-coffee.com/​(外部サイト)

お問い合わせ

このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。

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