現役プロレスラーに会える！中野ブロードウェイの名物店「ホカクドウ」【まるっと中野】

ハロー！ナカノ観光レポーターの「Kimder Garden」です。

現役プロレスラー・日高郁人さんが経営するプロレスグッズのセレクトショップ「ホカクドウ」をご紹介します。

「ホカクドウ」は中野ブロードウェイ2階にある、プロレスファン必見のショップ。

メキシコから直輸入したカラフルなマスクや、デザイン性の高いTシャツ、ステッカーなど、見ているだけで楽しくなる品揃えです。

お話を伺ったのは、オーナーの日高郁人さんと、店長の青木いつ希さん。

お二人とも現役で活躍するプロレスラーです。

2012年、レスラーやアーティストのマネジメントを行う、株式会社ショーンキャプチャーを立ち上げた日高さん。
社名は、日高さんの師匠であり、アメリカでも活躍したプロレスラーFUNAKI(本名 船木勝一・ふなきしょういち）さんオリジナルの得意技「ショーンキャプチャー」に由来します。

その後、現在の「ホカクドウ」を開くことになると、「キャプチャー＝捕獲」から「捕獲堂（ホカクドウ）」と名づけたそうです。

ちなみにこの技は、相手に飛び付いて足を取って前方回転し、膝十字固めを極める、飛び付き関節技。
日高さん自身の決め技です。

島根県出身の日高さんが中野に拠点を置くようになったのは、かつて所属していた「格闘探偵団バトラーツ」活動休止後。

カラダのメンテナンスをお願いしていた先生が中野在住だったことが縁で、この地に移り住みます。

やがて、知人が中野ブロードウェイで運営していた覆面ショップを引き継ぎ、現在の「ホカクドウ」をオープンしました。

日高さんといえば、試合に覆面姿で登場することでも知られています。

店内には、実際に日高さんが試合で着用したマスクも展示され、ファンにとってはたまらない空間。

メキシコから直輸入したマスクも、スポンジタイプの手頃なものから、職人製の本格派まで幅広く取り揃えています。

現在は若いスタッフがセレクトした商品を、メキシコ現地の日本人バイヤーが買い付け。メキシコ独特の色彩感覚を活かしたセレクトが人気を集めています。

「僕が選ぶとどうしても知名度に引っ張られてしまうけど、若い感性の方が“いま”のメキシコを伝えられる」と日高さんは笑います。

アクリルスタンドやステッカーなどショーンキャプチャー所属プロレスラーのグッズは、積極的に新商品を発売。

購入グッズへの選手本人のサインは、店頭でも試合会場でも、気軽に応じて貰えます。

「ホカクドウ」は週4日（月・金・土・日）を中心に営業。

スタッフのほとんどが現役女子プロレスラーのため、試合スケジュールにより営業時間が変わることも。
最新の営業情報は、InstagramやX（旧Twitter）で随時発信中。
「試合からの帰りが遅れてオープンがずれる」などというリアルな投稿もあり、臨場感たっぷりです。

取材翌日には「高円寺フェス2025」で日高さんと青木さんの試合も開催されました。

雨模様にもかかわらず、熱戦に観客は大歓声！

リング上の姿と店頭での笑顔、どちらも魅力的なお2人です。

島根県益田市出身の日高さんと、浜田市出身の青木さんは、ともに島根県のふるさと親善大使「遣島使（けんとうし）※」としても活動。　

東京と島根を行き来しながら、地方興行や地域イベントにも力を注いでいます。

「中野は格闘技の殿堂である後楽園ホールにも電車一本で行ける。東京での拠点はここ以外考えられない」と語る日高さん。

中野からプロレスの魅力を発信する「ホカクドウ」は、今日もファンの熱気に包まれています。

※「遣島使（けんとうし）」は、7～9世紀に日本と唐をつなげた「遣唐使」にちなみ、島根県を愛する人々を通じて地域の魅力を全国に伝えるための親善大使制度です。

ショップを訪れると、プロレスの迫力だけでなく、温かい人のつながりも感じられます。

中野ブロードウェイの一角から広がる“リング外の物語”、ぜひ体感してみてください！

所在地：東京都中野区5-52-15 中野ブロードウェイ内2F
営業時間：12時00分～19時00分
定休日：水曜日と不定期（基本的に、月、金、土、日営業）
詳しくは、以下のSNSで要確認
Instagram：@hokakudo（外部サイト）
X（旧Twitter）：@hokakudo（外部サイト）
HP：https://scapture.theshop.jp/（外部サイト）
アクセス方法：
・JR中野駅北口から徒歩5分
　中野ブロードウェイ2階