夜の哲学堂公園が一年で二度だけ怪談の舞台になる!10年続く人気イベント「怪談の夕べ」【ナカノ観光レポーター】

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更新日:2026年8月3日

こんにちは。中野区観光大使、そしてナカノ観光レポーターの「神田山緑」です!
今回は、夏の風物詩、「哲学堂公園 怪談の夕べ」をご紹介します。
この怪談会は、今年で10年目を迎える人気イベント。毎年募集開始から多くのお申し込みをいただいております。
会場は、西武新宿線新井薬師前駅から徒歩12分、哲学堂公園の「宇宙館」。

会場内の様子

普段は夕方になると閉園する哲学堂公園ですが、この日だけは特別に夜間開園され、参加者だけが足を踏み入れることのできる幻想的な空間へと姿を変えます。
昼間は子どもたちや散歩を楽しむ人々でにぎわう公園も、日が沈むと全く別の表情を見せます。
静まり返った園内。木々の間を吹き抜ける風。少しひんやりとした夜風。耳を澄ませば聞こえてくる虫の声。
時には雨が屋根を打ち、雷鳴までもが物語の演出となります。
劇場では決して再現できない自然の音が、怪談の世界へと観客を誘います。
その場にいる全員が同じ空気を感じ、同じ静寂に耳を傾ける。これこそが哲学堂公園ならではの魅力です。

妖怪博士・井上円了が残した場所だからこそ生まれる怪談

園内の様子

この怪談会の舞台となる宇宙館は、「妖怪博士」として知られる東洋大学創設者・井上円了博士が講義を行った建物です。井上円了は、妖怪を単なる迷信ではなく、「人間の心を映す存在」として研究しました。
その円了博士ゆかりの場所で怪談を語ることに、私自身、特別な意味を感じています。
怪談は、ただ人を怖がらせる話ではありません。
そこには、生と死、愛情、嫉妬、執念、親子の情、人間の弱さや優しさが描かれています。
恐怖の奥にある「人の心」を味わうことこそ、日本の怪談の魅力なのです。

「哲学と怪談」

一見、結びつかないように思える二つですが、人間の本質を見つめるという意味では、実は深く通じ合っています。だからこそ、この場所で語る怪談には特別な説得力が生まれるのだと思います。

公演の様子

公園全体が舞台になる一夜!! 紙灯籠が「怪談」の世界へいざなう!

園内の様子

普段の公園では味わえない、怪談ライブ!!

公演の様子

2026年7月19日(日曜)、私は小泉八雲の名作『耳なし芳一』を読みました。
琵琶法師・芳一が平家一門の亡霊に導かれていく物語は、夜の哲学堂公園という舞台と見事に重なり合い、もの恐ろしい雰囲気に包まれました。
弟子の神田山兎は『佐賀の夜桜(鍋島猫騒動)』を熱演。
照明や効果音も加わり、物語が佳境に入ると会場全体が息をのみます。
その静寂の中で聞こえる風の音や虫の声までもが演出となり、まるで自分自身が怪談の登場人物になったかのような没入感。
舞台が終わった後、しばらく席を立てない方も多く、怪談の余韻が会場全体を包んでいました。
終演後、お客様からたくさんの嬉しい声をいただきました。
「迫力がすごくて物語の世界に引き込まれました」
「照明や音の演出が素晴らしく、本当にそこに幽霊がいるような感覚でした」
「哲学堂公園という場所だからこその雰囲気ですね」
「毎年楽しみにしています」
「次回も必ず来ます」
この言葉が、私たち出演者にとって何よりの励みです。
参加された皆さま、本当にありがとうございました。
そして「この記事で初めて知った」、「今回は都合が合わなかった」「申し込もうと思ったら満席だった」という皆さまに朗報です。

2026年8月8日(土曜)も『怪談の夕べ』の開催が決定しました。

さらに趣向を凝らし、新たな怪談の世界をお届けします。
私・神田山緑は、三遊亭圓朝の不朽の名作『真景累ヶ淵 豊志賀の死』を口演。
愛するがゆえに生まれる執念と、人間の情念が生み出す恐怖を描いた、日本怪談文学の傑作です。
そして神田山兎は、小泉八雲が伝えた『小豆研ぎ橋』を披露します。
同じ怪談でも趣の異なる二つの作品を、哲学堂公園の夜という特別な空間でお楽しみいただきます。
木々のざわめき、虫の声、夜風、そして静寂。
自然そのものが演出となる怪談会は、全国を探してもなかなかありません。
夏の時期限定で現れる、この特別な空間。
ぜひ、哲学堂公園でお会いしましょう。

【次回開催決定】

哲学堂公園「怪談の夕べ」
開催日 2026年8月8日(土曜)
会場 哲学堂公園 宇宙館(東京都中野区)
出演

  • 神田山緑『真景累ヶ淵 豊志賀の死』
  • 神田山兎『小豆研ぎ橋』(小泉八雲作)

予約・お問い合わせ先 哲学堂公園管理事務所
03-3951―2515

公演の様子

お問い合わせ

このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。

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