【まるっと中野】心も体もポカポカに。子育て世帯を応援する「託児銭湯」でゆったりリフレッシュ(後編)

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更新日:2025年2月19日

こんにちは。ナカノ観光レポーターの「mariko」です。
毎月最終土曜日に松本湯で開催のイベント「託児銭湯 パパママゆっくり入浴Day」に、夫と4歳になったばかりの息子、2歳の娘と参加した様子をレポート。後編はお待ちかねの入浴タイムからスタートです。

子どもと一緒に大きなお風呂が楽しめる貴重な時間

脱衣所
(清潔感あふれる脱衣所内は、ロッカーの数も多く広々(返却式ロッカー100円、ドライヤー3分20円))

今回私は娘と、夫は息子と一緒にそれぞれ入浴することに。普段、子どもと銭湯に行くと子どもの様子が気になって気になって…髪を洗っていても湯船につかっていてもなかなかリラックスすることが難しいのですが、入浴介助のスタッフさんがいるとどれほど違うのか、とても楽しみです!

ロッカー
(混雑した銭湯では触らせてもらえない鍵の開け閉めができて嬉しそうな娘)

ロッカーの開閉ひとつ取っても、ゆっくり時間をかけられるのが本当にありがたい。いつもは他の方の迷惑にならないようにと服の着脱もスピード勝負ですが、この日は娘が自分で服を脱ぐのを待ってあげられるくらいスペースにも心にも余裕があり、何でも自分でやりたい時期の娘はとても嬉しそうでした。

子ども用の浴槽
(子ども用の浴槽。中にはぬるめのお湯が張られています)

親子ともどもわくわくしながらいざ入浴!デジタルモニターが目を惹く明るい浴室には、泡風呂、寝湯、座湯、電気風呂、水風呂などが揃い、洗い場も多数。

「託児銭湯」の日は、ぬるめのお湯が張られた子ども用の浴槽とベビーバス、ベビーシャンプーが用意されています。まるでプールのような子ども用の浴槽に、娘も興味津々。銭湯の湯船は子どもにはやや熱めなので、子ども用の浴槽があるのはとてもありがたかったです。

ベビーシャンプーとベビーバス
(ベビーシャンプーとベビーバスも用意されています)

早速、入浴介助のスタッフさんに子ども用の浴槽で娘を見てもらい、ひとりで湯船に。熱めのお湯に肩までつかり、全身の細胞がリラックスしていくのを実感。「ひとりで湯船につかるのなんて、何億年ぶりだろう…本当に果てしなく遠い昔のように感じるから不思議だなー」なんて、思考を巡らせる時間も取れてさらにリラックス。
髪を洗っている間やサウナに入っている間だけ、子どもを見ていてもらうこともお願いできる入浴介助のスタッフさんは、本当にありがたい存在だなぁと感じました。

サウナ
(こちらを目当てに来館する方も多い、大人気のサウナ)

他のお友だちと一緒に子ども用の浴槽で遊んでコミュニケーションが取れるのも、このイベントの良さだと思いました。

浴室内
(浴室内)

「託児」利用の方も、入浴やサウナを思い思いに楽しまれている様子。人気のサウナにひとりでゆっくり入れるのは最高のひとときですよね。今回私はサウナを利用しませんでしたが、それでも充分に至福の時間を過ごすことができました。

ベビーローション
(これも嬉しい!自由に使えるベビーローションあり)

脱衣所には、ベビーローションや、おむつ用のごみ入れも用意されています。重たいベビーローションのボトルを持参したり、使用済みおむつを持ち帰ったりするのはちょっぴりストレスなので、本当にありがたい!
脱衣所にもスタッフさんがいて、「髪を乾かしたり、お化粧を直したりしている間にちょっと子どもの相手をしてほしい」などのお願いができます。

入浴介助スタッフのお二人

入浴介助スタッフのフカガワさん(左)とオバラさん(右)。「託児」と「入浴介助」の利用割合は開催月や時間帯によって異なり、申し込み状況によってスタッフの配置数を決めているそうです。

子育て中の「ほっと一息」の必要性を実感

サウナの案内イラスト
(サウナ内ではジャズが流れています)

「『たまには手足を伸ばしてのんびりお風呂に入ることで、育児や仕事の疲れを癒す日も必要なのではないか』という想いから計画に至りました」。主催者のヨッピーさん(株式会社ヒャクマンボルト)は、託児銭湯についてこのように語っています。

オリジナルのサウナタオルを開発するなど、ご自身も大のサウナ好きなヨッピーさん。本業はライターで、2児の父親としての経験を活かした育児本も出版しています。Xのフォロワー数が17万人を超えるインフルエンサーでもあり、「ヨッピーさんのSNSを見て、託児銭湯のスタッフに応募した」という方もたくさんいました。

―託児銭湯には毎回何組くらいの申し込みがありますか?
ヨッピーさん:定員は1回につき35組程度を想定していますが、毎回、倍以上の申し込みがあります。イベントの趣旨から、ひとり親世帯の方を最優先、中野区在住の方を優先して抽選を行っています。中には10回以上参加いただいている方もいて、最初の託児でギャン泣きだった子が、今ではすっかり場所にもスタッフにも慣れて遊んでいる様子に、まるで保護者のように成長を感じています。笑

―託児銭湯の今後について教えてください。
ヨッピーさん:同様の取り組みが全国に広がればいいなと思っています。松本湯での託児銭湯も継続して開催したいと思っていますが、2024年度で中野区の助成が終了するので、引き続き支援してくれる方や企業があればありがたいです。

松本湯
(ベビーカーや自転車での来館も可。イベント開催時間内であれば、出入館時間は自由(13時15分最終入館))

今回、束の間の「ほっと一息」する時間を過ごせたことで、「よし、また育児を頑張ろう!」という活力を養うことができました。

帰り道、ぽかぽかになった子どもたちの手をつないで駅まで向かっていると、息子が「おっきいおふろ、たのしかったねー!」と。つられて娘も「たのしかったねー!」と満面の笑み。心までじんわりと温かくなりました。
子育て中の方と子どもたちにとって、とても貴重で素晴らしい経験のできるこのイベントが、どうか今後も長く続きますように。

託児銭湯

  • 開催日時:毎月最終土曜日の12時から14時(13時15分最終入館)
  • 開催場所:松本湯(中野区東中野5-29-12)
  • アクセス:東京メトロ東西線「落合駅」3番出口より徒歩3分、JR総武線「東中野駅」東口より徒歩8分
  • 参加対象

子どもを預けて入浴(託児):0歳(6か月以降)から6歳までのお子さんと一緒の方
子どもと一緒に入浴(入浴介助):0歳(6か月以降)から小学生までのお子さんと一緒の方

  • 参加費用:松本湯の定める入浴料がかかります。託児や入浴介助の追加料金はありません。

大人(12歳以上):550円
中学生:300円
中人(6歳から11歳):200円
小人(6歳未満):100円
貸しタオル:50円
貸しバスタオル:100円
ボディソープやシャンプーは備え付けのものがあります。
サウナ入浴:1回1,050円(入浴料550円+サウナ500円)
各種クレジットや電子マネーでの支払い可

  • 持ち物

水分補給に必要な飲み物(館内に自動販売機あり。アレルギーや衛生面から、飲食物の提供はできません)
お布団代わりのバスタオル1枚(託児利用でお昼寝が必要なお子さんの場合のみ)
お子さんと一緒に入浴する場合は、着替えなど普段から銭湯に持参するものをお持ちください(ベビーバス、ベビー用の全身シャンプー、ベビーローションなどは用意されています)

  • 申し込み方法

専用サイトの応募フォームから(新規ウインドウで開きます。https://travel.spot-app.jp/gotouchi-sauna/news/post-25352/(外部サイト)
応募者多数の場合は抽選

  • 主催:株式会社ヒャクマンボルト

お問い合わせ

このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。

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