【まるっと中野】中野で10年以上続くお笑いライブ「パワーオブフリー」
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更新日:2024年7月8日
こんにちは。ナカノ観光レポーターの「コップよねしろ」と申します。本業はお笑い芸人です。
今回は中野で定期的に開催されているフリーエントリーお笑いライブ、「パワーオブフリー」を紹介します。フリーエントリーライブとは、エントリー代さえ払えば誰でも出られるお笑いライブのこと。売れない若手芸人が身銭を切って出演し、経験を積むことも多いです。
パワーオブフリーは、U&Cエンタプライズが月に10回ほど開催。2024年3月末の時点でvol.831を数える超老舗ライブです。これまでの出演者には、年末のあの漫才大会で決勝まで上り詰めたコンビや、今では毎日のようにテレビで見られる売れっ子などが名を連ねていて、ここから大きく羽ばたく芸人が多くいることを物語っています。
中野で行われる際の会場は、「なかのZERO」か「なかの芸能小劇場」のどちらかで、平日19時、土日祝13時の開演が多いです(入退場自由)。インターネットから簡単に予約でき、料金は無料です(詳細はU&Cエンタプライズの公式サイトにて)。
春の某日、会場の「なかのZERO視聴覚ホール」へ向かいます。JR中央線中野駅の南口を出て左へ道なりに進むと、図書館が併設された本館に到着。
いつの日か100席の視聴覚ホールから1300席の大ホールへ飛躍する芸人がいることを願いながら、地下2階へと下りましょう。
開場は開演10分前ですが、よほどのことがない限り席の争奪戦にはならないので、開演に間に合えば問題ありません。
受付を済ませたあと、好きな席に座ります。椅子の座り心地は、若手芸人のお笑いライブの中でもトップクラス。試しに座りに来るだけでも楽しいかもしれません。
この日は、芸歴1年目の超若手から10年を超える中堅まで18組が出演。明日のスターを夢見て持ち時間の3分間、漫才やコントなどで鎬を削ります。
画面越しでは感じることが出来ない熱量、粗削りだからこそ起こるハプニング、キラリと光る才能が垣間見えるネタ。観覧中は、生のライブならではの貴重な体験がそこにありました。
また、前半と後半の間に、ゲストMCがネタを披露。若手芸人には負けられないとばかりに経験に勝る芸を見せつけます。これだけでも価値があるのでは、と思うほどでした。
全組のネタが終了すると、投票タイムへ。その場でお客さんから回収した投票用紙を集計し、上位2組を発表。その2組には別のライブに出演できる権利が与えられるため、明暗の分かれたリアクションも見どころです。
この日は約2時間で終了。無料でここまで満足感のあるライブは他にはないのではないでしょうか。純粋に笑いに来るも良し、推し芸人を発掘するも良し。暇つぶしに、買い物のついでにとどんな理由でもパワーオブフリーは温かく迎えてくれます。
気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
なかのZERO
所在地:中野区中野2-9-7
アクセス:JR中央線「中野駅」南口から徒歩8分
電話:03-5340-5000
開館時間:9時から22時
休館日:2月・6月・11月の第4月曜日、年末年始(12月29日から1月3日まで)
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。