【中野区シティプロモーション事業】ライティング講座「中野区ミライ★ライター倶楽部」をレポート!楽しく、面白く文章の書き方を身につけるって、なんだ!?

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更新日:2024年12月24日

こんにちは。ライターの中村 未来(なかむら・みく)です。
このたび2024年度「中野区シティプロモーション事業助成」を受けて、小学5、6年生を対象にした全4回のライティング講座「中野区ミライ★ライター倶楽部」を開催しています。

なかむらみく

今回が初開催となるこの講座のスローガンは「楽しく、面白く、文章の書き方を身につけよう」。一体なにをしているのか?面白く文章の書き方を学ぶとは?…など、疑問を抱かれる方も多いかと思います。ということで、11月2日(土曜日)に行った第1回目の模様をレポートしたいと思います!

ゲームをすると、頭が働きますよね。魔法のゲームで頭の準備体操

開催場所は中野駅から徒歩3分のレンタル会議室。集まったのは、小学5年生が6人、6年生が2人、合計8人のメンバーです。住んでいる場所も学校もいろいろで、楽しくなる予感しかしません。

なにはともあれ、体を動かさないと頭も回らないですよね。ということで、アイスブレイクを兼ねたゲームタイムからスタートです。「なんでもバスケット」は、初対面同士でもあっという間に打ち解けられる、魔法のゲームだと思っています。みんなで真剣に椅子を取り合いました。

講座がスタート

スケッチ

体と言葉を使うワークショップ「シン・五感観察作文ゲーム」

ゲームで緊張をほぐしたあとは、いよいよ本編スタート。
前半は座学です。「なぜ文章を書くのは難しいのか」、「自分の『面白い』を伝える文章の書き方」など、ライティングのベースとなる考え方を解説しました。

ライティングの基本を解説

後半は、体を使ったワークショップ。その名も「シン・五感観察作文ゲーム」です。
2チームに分かれ、<視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚>の中から自分が担当する感覚を決めます。そして箱の中に入った、ある「物体」を自分が担当する感覚だけを頼りに、文章に書き起こすというゲームです。

まずは、触覚担当の人が箱の中に手を入れて物体をチェック。「トゲトゲしている」「ツルッとしたところもある」「草みたいな部分もある」など、いろんな表現が飛び出します。ちなみに両チームとも箱の中身は同じです。

聴覚、嗅覚、味覚と続き、最後は視覚。視覚担当の人は、見たら正解がわかってしまうので、答えを言わずに形や色を表現します。

全員分終わったら、それぞれ自分が感じたことを原稿用紙に書き起こし、チーム全員の文章をまとめて一つの作文に仕上げます。

完成した作文をチームごとに発表してもらいましたが、同じ物体について書いているはずなのに、表現がまったく違うのが印象的でした。「ダンボールの臭いしかしなかった」という素直な感想も、もちろん◯です。

ちなみに箱の中身は「ドラゴンフルーツ」。わかりにくい果物を選んだつもりでしたが、ほぼ全員正解という結果に。いつの間にかメジャーな果物になっていたんですね。

子どもたちと一緒に考える

感じたことを書いてみる

子どもたちに教える様子

文章は1人で書くものではありません!

文章は頭の中で組み立てるものではありません。体と言葉をフルに使うことで、自分の思いをダイレクトに文章で表現できるようになります。そして、「文章は1人で書くものではない」ということも、「シン・五感観察作文ゲーム」を通して伝えたかったことです。

みんなで文章を書く様子

楽しく学ぶ

そうこうしているうちに、あっという間に2時間の講座は終了。
今後この講座では、ライティングの総仕上げとして、中野区の文化芸術を紹介する冊子づくりに挑戦します。メンバーたちがまちで取材し、原稿を執筆。皆さんがどんな文章を書いてくれるのか、今から楽しみです。

最後までこんな感じで駆け抜けたいと思いますので、応援どうぞよろしくお願いします!

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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。

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