HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種
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更新日:2023年9月24日
小学校6年~高校1年相当の男子には、任意予防接種の制度があります。詳しくはこちらをご覧ください。
9価HPVワクチンが定期予防接種になりました
2023年4月1日以降の接種分より、「9価HPVワクチン(シルガード9)」が、定期予防接種(キャッチアップ接種含む)として利用できます。
リーフレット
小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)(外部サイト)
小学校6年~高校1年相当女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)(外部サイト)
対象者 | 中野区にお住まいの小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子(標準接種対象は、中学校1年生相当の年齢です) |
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費用 | 無料 |
接種対象年齢を過ぎてしまった場合
2022年度に中学3年生又は高校1年生相当の年齢の女子は、上の接種対象年齢を過ぎた後も、すでに郵送した予診票で、2025年3月31日まで接種できます。
詳しくは、HPVワクチンのキャッチアップ接種 へお進みください。
ワクチン接種が受けられない方
- 妊娠している方
- 摂氏37.5度以上の熱がある方
重篤(外部サイト)な急性疾患にかかっている方
- 免疫異常のある方
- ワクチン成分に対するアレルギーのある方
- 以前ワクチン接種後30分以内に、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
- 医師が不適当な状態と判断した方
ワクチン接種を受ける際に医師との相談が必要な方
- 妊娠している可能性のある方
- 授乳中の方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病や、血液の病気、発育障害などの基礎疾患のある方
- 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
- 以前けいれんを起こしたことのある方
- HPVワクチンは、
サーバリックス(外部サイト)、
ガーダシル(外部サイト)、シルガード9の3種類あり、それぞれ「推奨される接種間隔」「十分な免疫を獲得するための接種回数」が異なります(厚生労働省
HPVワクチンQ&A(外部サイト))。
- 予防接種は医療行為であり、医師の判断によって、推奨される接種間隔で接種できない場合もありますので、実際の接種に際しては接種医とよく相談してください。
接種の前に、子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種をご希望の方へ(PDF形式:278KB)、
HPVワクチン(ガーダシル)を接種される方へ(PDF形式:364KB)、
HPVワクチン(シルガード9)を接種される方へ(PDF形式:995KB)をよく読んで、納得してから受けましょう。
- 定期予防接種を受けるときには予診票が必要です。
- 2023年度に新たに対象となる小学6年生には、7月末~8月初旬頃に送付予定です。
- 中学1年生以上の方で、紛失したなど予診票がない場合は、再交付申請 にお進みください。
- 医療機関によって、接種の曜日・時間・費用などが異なります。
必ず事前に各医療機関にお問い合わせの上、予約をしてお出かけください。 - 中野区内の実施医療機関は、
令和5年度中野区予防接種実施医療機関一覧(PDF形式:84KB) をご覧ください。
- 中野区内の実施医療機関以外の医療機関での接種を希望する場合は、中野区外で接種したい場合 にお進みください。
- 予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
- 13歳以上の女子は、予診票の保護者同意欄に記入があれば保護者の同伴なしでも接種できます。
ただし、接種直後の失神について国などから特に注意喚起がされていますので、未成年者の予防接種の原則のとおり、保護者などの同伴をお勧めします。 - 16歳以上の女子は、保護者の同意なく接種できます。
リーフレット「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」(外部サイト)をご覧ください。
- 接種後の一般的な注意については、接種の後はにお進みください。
- 注射部位を強くこすらないでください。
- 接種後30分は、血管迷走神経反射と考えられる失神が起こることがあります。
失神による転倒を防ぐために、接種後は医師の指示に従って、背もたれのある椅子など体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避けて、しばらく待機するようにしましょう。 - なお、接種後1週間は副反応症状に注意し、気になる症状が出たときは接種した医師にご相談ください。
参考
- 子宮
がん(外部サイト)のうち子宮の入口にできるがんが子宮頸がんで、日本では女性のおよそ300人に1人の方が、生涯のうちに子宮頸がんで亡くなると推定されています(がん情報サービス
最新がん統計(外部サイト))。
- 子宮頸がんの主な発生原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)です(がん情報サービス
子宮頸がんと予防ワクチン(外部サイト))。
- HPVワクチンは、HPVの感染を予防するので、結果的に子宮頸がんが予防されます。
- HPVが主に性交渉で感染することから、初回性交渉前に子宮頸がん予防ワクチンを接種することが推奨されています。
- 子宮頸がんは検診で容易に発見できるので、子宮頸がん予防には、ワクチン接種後も、20歳になったら定期的な検診を受けることが大切です。
詳しくは、子宮がん検診にお進みください。
ワクチンの安全性
厚生労働省の専門家会議では「これまでの副反応報告によって、その安全性において重大な懸念は認められない」とされています。
WHO(世界保健機関)の専門委員会も、2015年12月17日に安全声明を出しています。
参考
- VPDを知って、子どもを守ろうの会
子宮頸がんとHPVワクチンに関するQ&A(外部サイト)
子宮頸がん 基礎知識 国立がん研究センターがん情報サービス 一般の方へ(外部サイト)
厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(外部サイト)
- 日経メディカル
HPVワクチンは口腔感染にも予防効果あり(外部サイト)
局所反応(およそ10人に1人)
- 接種した部位の痛み
- 接種した部位が赤くなる
- 接種した部位の腫れ
全身反応
- 筋肉痛、関節痛、頭痛、腹痛(およそ10人に1人)
- じんましん、めまい、発熱(10人に1人未満)
アナフィラキシー・ショック(外部サイト)や、嘔吐、呼吸困難、血圧低下などの激しい全身
アレルギー(外部サイト)症状(およそ96万接種に1回)
ギラン・バレー症候群(外部サイト)(=急速に悪化する手足などの筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状)(およそ430万接種に1回)
急性散在性脳脊髄炎(外部サイト)(ADEM=発熱、頭痛、目が見えにくい、手足の筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状)(およそ430万接種に1回)
複合性局所疼痛症候群(CRPS(外部サイト)=さまざまな慢性の痛み)(およそ860万接種に1回)
- 血管迷走神経反射(失神)(頻度不明)
9価HPVワクチン(シルガード9)(外部サイト)は、HPV6、11、16、18、31、33、45、52及び58型の感染を予防します。
4価HPVワクチン(ガーダシル)(外部サイト)よりも、5つの高リスクのHPV型が予防できます。
接種間隔・回数
- 1回目が15歳未満の場合、5か月以上あけて、2回目の接種します。
1回目と2回目の間隔が5か月未満の場合、3回目の接種が必要になります。 - 1回目が15歳以上の場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。
交互接種
既に2価(サーバリックス)(外部サイト)・
4価(ガーダシル)(外部サイト)を接種している方は、同一ワクチンの接種が原則です。
ただし、残りの接種を9価(シルガード9)(外部サイト)にできますので、医師と相談してください。
予診票
予診票は、現在お持ちのものをご利用ください。
参考
関連ファイル
子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種をご希望の方へ(PDF形式:278KB)
HPVワクチン(ガーダシル)を接種される方へ(PDF形式:364KB)
リーフレットHPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(PDF形式:17,503KB)
HPVワクチン(シルガード®9)を接種される方へ(PDF形式:995KB)
令和5年度HPV医療機関一覧 (PDF形式:84KB)
関連情報
お問い合わせ
このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。