なかの区報 2023年8月11日号 人・想い・未来

ページID:854113479

更新日:2023年10月10日

折り鶴に平和の願いを込めて

8月15日は、戦争で犠牲になられた方々を追悼し、平和を祈念する日です。78年前、私たちのまち中野は、度重なる大空襲に見舞われ、見渡す限りの焼け野原に。日本は、沖縄戦や広島・長崎への原爆投下など大惨事を経験しました。一方でアジア諸国などに大きな被害をもたらしました。先の大戦で命を失われた全ての方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

幾度の悲劇を経験しながらも、世界では、紛争が絶え間なく起こっています。今なお続いているロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、決して許されるものではありません。

日本で戦争を体験した方々は年々少なくなってきていますが、今こそ、その体験や思いを次の世代へ引き継いでいかなければならないと強く思っています。

みなさんは、「サダコの折り鶴」をご存じですか。2歳の時に広島で被爆し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子(さだこ)さんが折った鶴のことで、禎子さんは広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルにもなっています。

禎子さんの折り鶴には、1病気を治してほしい、2残された家族が幸せになってほしい、3戦争でつらい思いをするのは私で最後にしたい、という3つの願いが込められています。

今年5月、G7広島サミットで各国の首脳や関係者に贈られた金属製の折り鶴「SADAKO」が中野区に寄贈されました。総合体育館内の平和資料展示室(新井3-37-78)で、禎子さんが折った本物の折り鶴とあわせて、ご覧になれます。

折り鶴を通じて、平和の思いが中野から世界へと広がりますように、心から願っています。

お問い合わせ

このページは企画部 広聴・広報課が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから
サブナビゲーションここまで