なかの区報 2022年10月5日号 人・想い・未来
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更新日:2023年8月3日
区制90年。変わり続け、そして変わらない中野
10月1日、中野区は誕生90年を迎えました。区の誕生当時、自治体としての権限はないに等しいものでした。1947年の地方自治法、1975年の区長公選制、2000年の地方分権一括法の施行などを経て、基礎的自治体としての自主性と自立性を高めてきました。自治権拡大の歴史でもあったと思います。
まちの様子も大きく変わりました。徳川5代将軍綱吉の時代、犬小屋があった中野4丁目。その一画に作られた警察大学校等の跡地には、大学のキャンパスや中野セントラルパークができ、学生、オフィスで働く方、親子連れなどでとても賑わっています。
今、中野駅周辺では大規模な再整備が進んでおり、4年後には新しい中野駅が誕生。2029年ごろにはシンボルタワーや新しいホールができるなど、まちは更に大きく変わっていきます。
一方、変わっていくまちを支えているのは、昔から変わらない、人のつながりと受容性です。私は30年以上前の大学生の時に、初めて中野で暮らしました。人の温かさや寛容さに触れ、中野が大好きに。それが今、中野区長として区政を運営していく原点となっています。今も変わらぬその良さは、中野区の財産です。区内には、年齢や国籍、価値観などの異なるさまざまな方が暮らしています。まちが変化し続ける中で、誰もが自分らしく、また誰一人取り残されることなく、安心して生活し、活躍できる中野を「オールなかの」で実現していきましょう。
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