なかの区報 2022年8月11日号 人・想い・未来

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更新日:2023年8月3日

平和への祈り、より強く

先の大戦から77年となる今年、中野区は憲法擁護・非核都市宣言40 周年を迎えます。昭和19 年11月から空襲が本格化し、昭和20年5月の山の手大空襲で区内は見渡す限りの焼け野原に。広島と長崎への原爆投下により、大きな被害を受け、長く苦しんでこられた方が現在、区内に90人以上いらっしゃいます。一方で日本は、アジア諸国などに大きな被害をもたらしました。戦争の犠牲となられた全ての方々に心からお悔やみ申し上げます。

幾度の悲劇を経験しながらも、世界では紛争やテロが絶え間なく起こっています。区内には5名、ウクライナから避難されている方が住民登録をしています。今なお続いているロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、決して許されるものではありません。

日本で戦争を体験した方は年々減っていますが、今こそ、その体験や思いを次の世代へ引き継いでいかなければならないと強く思っています。私は、国際平和の礎は、私たちが歴史を学ぶとともに、国や宗教、世界観の違いを理解することにあると考えています。戦争の惨禍を二度と繰り返さないために、ご家族や友人と平和について話をしてほしいと切に願います。そして、平和のために何ができるかを私たちと一緒に考えていきましょう。

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