なかの区報 2020年8月5日号 人・想い・未来
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更新日:2023年8月3日
今こそ、恒久平和の願いを込めて
8月15日は、戦争で犠牲になられた方々を追悼し、平和を祈念する日です。日本は東京大空襲や沖縄戦、広島・長崎への原爆投下など大惨事を経験しました。中野も度重なる空襲に見舞われ、見渡す限りの焼け野原に。一方で、アジア諸国などに大きな被害をもたらしました。先の大戦で命を失われた全ての方に、心からご冥福をお祈り申し上げます。
終戦から75年が経過した今、戦争体験者は年々減少しています。一方、世界では紛争やテロが絶え間なく起こっています。戦争の惨禍を二度と繰り返さないために、戦争の悲惨さと平和の尊さを若い人たちに伝えていくことが必要です。
新型コロナウイルス感染症の影響下で、日常や「普通」のありがたさを実感している今は、平和の尊さが若い人たちに届く好機だと思います。家族や友人と平和について話し合ってみませんか。
区は来月、中野区立総合体育館内に「中野区平和資料展示室」を開設します。感染症の拡大防止に配慮いただきながら、ぜひご覧ください。
私は、国際平和の礎は互いの理解にあると考えています。そのためには、自分の価値観が当たり前ではないこと、宗教や世界観の違いを知ることが欠かせません。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、防疫のための封鎖策がさまざま講じられていますが、心は閉ざすことなく、互いを理解するための学習に努めていきたいと思います。
平和条例を制定している中野区は、あらゆる個性を受け入れるまち。国籍や文化の違いを超えて理解・尊重し合える多文化共生社会を実現し、恒久平和の願いを中野から発信していきましょう。
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