2022年度(令和4年度)第1回庁議(4月19日)
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更新日:2023年8月3日
報告されたテーマ
令和4年度行政評価の実施について(企画部)
このことについて、次のとおり報告があった。
令和4年度の行政評価を以下のとおり実施することとしたので報告する。
行政評価の目的
政策体系等に基づく事業の効果を実績、コスト等から評価することにより、事業の継続・改善・統廃合等の判断を行い、次年度の予算編成につなげることを目指すとともに、行政サービスの提供を受ける顧客としての区民満足度の向上を図る。
内部評価実施内容
- 内部評価
各部が策定した令和3年度経営戦略における重点取組事項から各部が選定した事業及び外部評価対象事業について実施する。内部評価結果(評価票)は「主要施策の成果」に添付し、第3回定例会において決算説明資料とする。 - 自己点検
内部評価及び外部評価対象事業以外の予算上の事務事業を構成する事業メニューを対象に、各部での自己点検を実施する。
外部評価実施内容
政策的見地から見直しや改善を要する事業等として企画部が選定した事業(9事業)について、内部評価を経て、有識者(外部評価者)による評価を実施する。実施にあたっては、外部評価者によるヒアリングを公開で実施するとともに、傍聴した区民(外部評価モニター)から意見を聴取し、外部評価者は当該意見の内容を踏まえて評価を行う。
- 外部評価者
外部評価者
区分
氏名
所属
学識経験者
若生 幸也 氏
株式会社日本政策総研
学識経験者
岸 磨貴子 氏
明治大学 国際日本学部専任准教授
公認会計士
大河原 貴 氏
公認会計士
区内経営者
谷津 加大利 氏
株式会社オフィスエルアール 代表取締役
- 外部評価スケジュール(予定)
令和4年8月上旬 外部評価者向け事業説明
令和4年8月下旬 公開ヒアリング
令和4年9月中旬 評価結果のとりまとめ
令和4年11月頃 外部評価結果の公表
中野セントラルパーク賃借床活用方針(修正案)について(企画部)
このことについて、次のとおり報告があった。
中野セントラルパーク賃借床活用方針(案)(以下、「案」という。)の内容を一部見直し、以下のとおり中野セントラルパーク賃借床活用方針(修正案)(以下、「修正案」という。)を作成したため、報告する。
修正案について
- 案から修正案への主な変更点
案から修正案への主な変更点 頁
内容
8
イースト賃借床において事業者の参入可能性や公募条件の整理を行うため、サウンディング型市場調査の実施について記載
9
サウス賃借床について、建物用途、区への協力事項について記載
10
想定スケジュールにサウスの事業者選定・契約諸手続の時期を記載
- 想定スケジュール
想定スケジュール 時期
イースト賃借床
サウス賃借床
令和4年4月
事業者選定に向けた調整
令和4年7月
サウンディング型市場調査
事業者選定
令和4年8月
契約諸手続
令和4年9月
転貸開始
令和4年11月
公募型プロポーザル開始
令和5年2月
応募締切、提案内容等審査
令和5年3月以降
基本協定締結、事業開始
今後について
上記活用方針の決定後、当該方針に基づき、中野セントラルパーク賃借床の転貸に向けた事業者の選定を進める。
男女共同参画及びユニバーサルデザイン推進に係る調査の実施について(企画部)
このことについて、次のとおり報告があった。
令和5年度に予定している、中野区男女共同参画基本計画及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画の改定に向けた基礎資料とするため、以下のとおり調査を実施する。
目的
区民及び区内事業所を対象に、男女共同参画及びユニバーサルデザインに関する意識等を把握し、分析する。
調査期間(予定)
令和4年7月上旬~8月上旬
調査対象
- 区民(18歳以上)
- 区内事業所
(いずれも無作為抽出)
調査件数及び調査方法
- 区民 2,000人
- 区内事業所 2,500事業所
(いずれも郵送により依頼し、郵送またはオンラインによる回答とする)
調査内容
以下の項目等で実施し、新型コロナウイルス感染症の影響などに関する内容を盛り込む。
- 男女共同参画に関する調査
平成28年度実施の調査や、国の調査等を参考に項目を設定する。
(1)区民対象
男女平等への関心と意識、家庭、教育、仕事、職場、ワーク・ライフ・バランス、地域活動、防災、暴力の防止、健康、ハラスメントなど
(2)区内事業所対象
女性の活躍推進、育児・介護休業、ワーク・ライフ・バランス、ハラスメントなど - ユニバーサルデザインに関する調査
区内事業所を対象として、ユニバーサルデザインへの関心と意識、施設・商品やサービス・理解促進に関することなどの項目を設定する。
今後の予定
令和4年7月上旬~8月上旬 調査実施
令和4年10月 調査結果(速報)
令和5年3月 調査結果の報告
「ご近所SNSマチマチ」のサービス提供終了等について(企画部)
このことについて、次のとおり報告があった。
平成30年3月に、中野区と株式会社マチマチは、地域コミュニティの活性化や地域課題の解決に寄与することを目的に連携協定を締結し、区民同士や中野区と区民をつなげる地域限定型SNS「ご近所SNSマチマチ(以下、「マチマチ」という。)」を運用してきたところである。この度、株式会社マチマチより、令和4年5月31日をもって、マチマチのサービス提供を終了する旨の通知があったので、報告する。
なお、マチマチのサービス提供終了に伴い、締結していた協定を解除する。
マチマチの利用実績
年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
---|---|---|---|---|
利用者数(月平均) | 3,108人 | 4,966人 | 3,483人 | 2,694人 |
累計登録者数(各年度末時点) | 861人 | 1,143人 | 1,513人 | 1,775人 |
(令和3年度は1月末時点実績)
サービス提供終了の周知
当サービスの利用者に対して、株式会社マチマチがサービス終了を通知している。
これに加えて、中野区は当サービスの終了を町会・自治会へ周知するとともに、中野区ホームページに掲載する。
その他
中野区では、区ホームページとなかの区報を中心に、SNSと連動したクロスメディアによる情報発信を行っている。令和3年8月から子育て応援メールのLINE配信を開始するなど、区民に届く情報発信力の向上に努めていることころである。
今後も、手続きをはじめとした行政サービスの利便性向上やプルメディアとしての利用など、SNSのさらなる活用を研究し、検討していく。
今後の観光施策の検討会設置等について(企画部)
このことについて、次のとおり報告があった。
今後の中野区における観光施策の検討にあたり、以下のとおり検討会を設置することとしたので、報告する。
検討にあたっての基本的な考え方
中野区における観光施策は、「中野区基本構想」で目指す「人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち」の実現に向け、「中野区基本計画」の施策7「魅力的な地域資源の発掘・発信」の実効性を高めるためのものであり、地域経済の活性化と地域住民の暮らしの豊かさにつなげる取組である。区内各地区で進展しているまちづくりを踏まえ、区民の生活や区内事業者の活動の環境向上に資するものとして検討する。
検討会の設置
- 設置期間
令和4年5月から令和4年10月まで - 構成員(調整中)
・中野区
・観光関連有識者
帝京平成大学人文社会学部観光経営学科・教授、明治大学国際日本学部専任講師(観光学)
・中野区商店街連合会、中野区観光協会
・東京商工会議所中野支部、キリンホールディングス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、関東バス株式会社、株式会社中野サンプラザほか
主な検討テーマ
- 「中野区都市観光ビジョン」(平成24年6月策定)の振り返り
・観光のターゲットの捉えは適切であったか
・中野区の資源、魅力は掘り起こされたか
・関係団体や事業者との連携はなされていたか - アフターコロナを見据えた今後の観光施策のあり方
・インバウンドを含め、誰をターゲットとして捉えるべきか
・行政区域で捉えず、観光エリアを広く捉えるべきか
・ニッチ・マニアックといった訴求性の高いものをキラーコンテンツとすべきか
・文化芸術活動との連動はどのようにすべきか
・フィルムコミッションを活発にするためにはどうすべきか
・イベント実施状況のデータ分析や企画・調整する体制をどのように整備すべきか
・中野区と関係団体や事業者との役割分担を明確にするとともに、連携力を高めるためにはどうすべきか
スケジュール
令和4年5月 検討会の発足
令和4年5月~10月 今後の観光施策を検討
令和4年7月~8月 今後の観光施策の検討途中経過を議会報告
令和4年10月 今後の観光施策の検討案を議会報告
令和4年11月 中野区における今後の観光施策(方針や主な施策など)を決定
令和4年11月~12月 中野区における今後の観光施策を議会報告
中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)について(総務部)
このことについて、次のとおり報告があった。
「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」に基づき定めている中野区国土強靱化地域計画を修正したので報告する。
中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)(案)からの変更内容
なし
中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)
第1章 計画の考え方
第2章 中野区の地域特性
第3章 想定する自然災害と被害の想定
第4章 リスクシナリオ(起きてはならない最悪の事態)
第5章 脆弱性の評価
第6章 リスクシナリオに対する推進方策
第7章 地域計画の推進と見直し
参考 リスクシナリオにおける対象事業一覧
区民への周知方法等
区ホームページ等により周知する。
参考(主な修正内容)
ア 「事業期間」項目の追加
イ 対応方策に係る担当所管を「課単位」から「部単位」へ変更
ウ その他、主な対応方策及び重要業績指標の追加は以下のとおり
・対応方策の追加
ページ | 追加内容 |
---|---|
18、35、 42 | 災害に強いまちづくりを進めるため、社会資本整備総合交付金に基づく住宅・建築物安全ストック形成事業及び地域防災拠点建築物整備緊急促進事業を推進する。(都市基盤部) |
20、32、 37、42 | 中井駅~野方駅間の西武新宿線連続立体交差事業を契機に、関連する区画街路第3号・4号線、補助第220号線の整備を進めていく。また、野方駅~井荻駅間の西武新宿線連続立体交差事業に関連する補助第227号・215号線、駅前交通広場・アクセス街路については、まちづくりの進捗に併せて整備していく。(まちづくり推進部) |
39 | 災害廃棄物の分別・排出ルールの重要性や必要性について、出前講座の実施やリーフレットの掲載等により、平常時から区民や事業者に分かりやすく周知し、発災時に協力を得られるように普及啓発を図っていく。(環境部) |
・重要業績指標の追加
ページ | 追加指標 | 現状値 | 目標(2025年度) |
---|---|---|---|
18、22、 36 | 地域自主訓練等の参加人員 | 45,600人(2019年度) | 60,000人 |
18、36 | 無電柱化優先整備路線の進捗率 | 15.1%(2020年度) | 35% |
39 | 区が設置主体となる仮置場(応急集積場所、一次仮置場)の候補地となる公園数 | 160か所 (173,041平方メートル) (2021年度) | 諸条件を考慮の上、確保に向けて調整・検討 |
40 | 1年以内にNPO・ボランティア活動に参加したことのある区民の割合 | 5.2%(2020年度) | 向上 |
41 | 地域活動を行っている区民の割合 | 19.6%(2020年度) | 25% |
41 | 近所との付き合いがほとんどない区民の割合 | 21.6%(2020年度) | 18% |
文化施設における改修工事の延期について(区民部)
このことについて、次のとおり報告があった。
令和4年度に予定している文化施設における改修工事の一部について、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響により延期をすることとなったため、次のとおり報告する。
延期となる改修工事
もみじ山文化センター 西館 小ホール
当初予定休館期間:令和4年11月4日~令和5年1月14日
工事内容:音響設備改修
延期理由
新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な半導体不足により、音響設備の改修に必要な機材が調達困難であるため。
今後の対応
半導体の調達状況を踏まえ、改めて改修時期を調整する。
ウクライナからの避難民に対する相談窓口の設置について(区民部)
このことについて、次のとおり報告があった。
現在、令和4年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵攻により、周辺各国へ避難するウクライナ人が増加している。国においても在留資格の緩和等による受け入れ体制を整備しているなか、区においてもウクライナからの避難民に対し支援を行うための相談窓口を設置したので報告する。
名称
ウクライナ避難民ワンストップ相談窓口
設置目的
ロシアによるウクライナ侵攻を理由として中野区に避難するウクライナ人に対し支援を行うため。
業務内容
ウクライナから避難してきたウクライナ人の相談内容に応じて、必要な情報の提供を行うほか、国や都などの相談窓口や区の各窓口への案内を行う。
設置場所、開始日及び受付時間
- 設置場所
中野区役所6階2番 区民文化国際課窓口 - 開始日
令和4年4月13日(水曜日) - 受付時間
平日の午前9時から午後5時(土日・祝日は除く)
対応言語
やさしい日本語
(その他の言語については、AI多言語通訳システムを使用し、主に英語、ロシア語などにより対応する。)
周知方法
区在住ウクライナ人に対し、やさしい日本語及び英語による通知文を郵送したほか、区ホームページにおいて相談窓口を設置したことを周知している。
第1期中野区児童福祉審議会委員の委嘱について(子ども教育部)
このことについて、次のとおり報告があった。
中野区児童福祉審議会条例第4条の規定に基づき、区長の附属機関である標記審議会の委員について、以下のとおり委嘱した。
委員委嘱者の氏名等(敬称略)
△部会長 〇部会員
区分 | 氏名 | 所属等 | 里親認定 部会 | 子どもの 権利擁護 部会 | 保育 部会 |
---|---|---|---|---|---|
委員長 | 川松 亮 | 明星大学 人文学部福祉実践学科 教授 | △ | ||
副委員長 | 新開 よしみ | 東京家政学院大学 現代生活学部児童学科 教授 | △ | ||
委員 | 秋山 千枝子 | 医療法人社団千実会 あきやま子どもクリニック 院長 | 〇 | ||
片倉 昭子 | 社会福祉法人子どもの虐待防止センター 理事 | 〇 | |||
上鹿渡 和宏 | 早稲田大学 人間科学学術院 教授 | △ | |||
黒田 邦夫 | 社会福祉法人愛恵会 乳児院施設長 | 〇 | |||
櫻井 奈津子 | 東洋英和女学院大学 人間科学部保育子ども学科 非常勤講師 | 〇 | |||
鈴木 芳明 | 日本公認会計士協会 東京会中野会 | 〇 | |||
高田 真規子 | 社会福祉法人子どもの虐待防止センター 理事 | 〇 | |||
田畑 智砂 | 弁護士 | 〇 | |||
野澤 祥子 | 東京大学大学院 教育学研究科附属発達保育実践政策学センター 准教授 | 〇 | |||
藤岡 孝志 | 日本社会事業大学 社会福祉学部福祉援助学科 教授 | 〇 | |||
山本 雄一朗 | 弁護士 | 〇 |
任期
2年(令和4年4月1日から令和6年3月31日まで)
審議会への諮問事項
- 中野区児童福祉審議会条例第2条で定める所掌事項
- 里親家庭で生活する子どもの権利擁護推進のための第三者関与の仕組みについて
中野区都市計画マスタープランの改定について(都市基盤部)
このことについて、次のとおり報告があった。
中野区都市計画マスタープランの改定については、令和4年1月に素案を作成し、区民や関係団体等との意見交換会等を行ってきたところである。この度、改定案を取りまとめたので報告する。
意見交換会等の実施結果について
- 意見交換会(素案)
中野区都市計画マスタープラン(素案)に関する意見交換会について、地域別構想の地域区分に従い、7地域で開催した(参加者数 計35名)。意見交換会 会場
開催日
参加者数
鍋横区民活動センター
令和4年2月22日(火曜日)
2名
南中野区民活動センター
令和4年2月24日(木曜日)
1名
東中野区民活動センター
令和4年2月25日(金曜日)
6名
江古田区民活動センター
令和4年3月1日(火曜日)
3名
野方区民活動センター
令和4年3月6日(日曜日)
3名
中野区役所会議室
令和4年3月8日(火曜日)
13名
鷺宮区民活動センター
令和4年3月11日(金曜日)
7名
- 関係団体等からの意見聴取
令和4年3月18日及び3月25日 延べ31名 - ホームページ等を通じた意見募集
令和4年3月8日から3月25日まで メール1件 - 東京都への意見照会
令和4年3月18日から4月12日まで
・文言、表現等の修正以外変更はなし - 主な意見の概要と区の考え方について
(1)意見交換会における主な意見の概要と区の考え方意見交換会における主な意見の概要と区の考え方 No
区分
意見・質問等
区の考え方
1
全体構想
(交通・基盤整備)
中野区は南北に長く、南部の住民にとって北部の地域はあまり縁がなく、まちづくりに一体性が感じられない。
全体構想では、主要な駅ごとに「まちの拠点」を示すとともに、それらを利便性ある公共交通や基盤整備により各地区をネットワークさせる「まちの軸」を示し、それぞれの地域の特性を生かし区全体の視点を持ち都市づくりを進める方針を示している。
2
全体構想と
地域別構想
全体構想の都市づくりの基本方針図と、地域別構想による各まちづくり方針図が示されているが、どちらが上位なのか教えてほしい。
全体構想ではテーマごとに区全体の都市づくりの方針を示し、それを踏まえ地域別構想では各地域の課題に対応した都市づくりの方向性を示している。両者は相互に関連する構成としている。
3
全体構想
(住環境・魅力)
子どもに優しい環境に関しては、広町みらい公園ができて少し良くなった。こうした公園が整備されるとよい。
都市づくりの基本方針【魅力】・【住環境】では、公園等の魅力的な空間形成や住環境の誘導等により、子育て世帯が暮らしやすい住環境形成の考えを示している。
4
全体構想
(魅力)
20年先に向けて、この地域はどうやって土地利用を守っていくのかが大切である。この地域はまちづくり資源が多い。お寺、公園がある。これらが生かされて、暮らしに直結されていくことが大切である。
都市づくりの基本方針【魅力】では、「まちの魅力を高め、地域への愛着を育てる都市づくり」の方針として、歴史文化的資源やみどり、オープンスペースを生かしたまちづくりの考えを示している。
5
全体構想
(魅力)
中野通りの桜の並木が植え替えで抜かれているが、先人が植えたものを大切にしていく、市民も汗をかいていくことが必要である。愛着を持てる桜並木、景観にしていくことも大事ではないか。
都市づくりの基本方針【魅力】では、歴史文化的資源を生かした都市景観の形成やみどりの保全・育成など良好な景観形成に向けた方針を示している。
6
地域別構想
(南部地域)
南部地域では、幹線道路沿いにはマンションが連立しているが、一歩住宅地の中に入ると道路が狭くなっており、建替や開発が難しい地区が多い。
都市づくりの基本方針【防災】では、狭あい道路の拡幅整備や建物の不燃化、耐震化促進などの地域の防災性向上の考えを示している。
7
地域別構想
(中南部地域)
本町一丁目地内に住んでいるが、周辺は木造住宅が密集して防災上の課題もある。区はこの地域をどう考えているのか。
地域別構想では、本町一丁目地区について、狭あい道路等の拡幅等の基盤整備に合わせ都市型住宅への誘導等を図る方針を示している。
8
地域別構想
(中東部地域)
東中野駅の東口周辺ではバリアフリー化が遅れている。そうした地域の課題を示し対応してもらいたい。
バリアフリーに配慮した都市整備については、都市の骨格づくりの基本方針(全体構想)の中で示している。東中野駅東口周辺の課題として地域別構想に盛り込んでいく。
9
地域別構想
(中央部地域)
中野駅周辺まちづくりグランドデザインでは、千光前通りでJR車庫を活用したまちづくりの記載があるが、都市計画マスタープランとの整合はとれているのか。
現在及び改定中の都市計画マスタープランにおいて、都市づくり方針の連続性は引き継がれており、位置づけは変わっていない。まちづくりの進捗状況をさらに反映した都市計画マスタープランとしている。
10
地域別構想
(中央部地域)
中野五丁目の路地空間は魅力があり、この景観特性を生かしたまちづくりが求められていると考える。
地域別構想では中野五丁目地区は防災性、安全性を図るとともに、個性と魅力をもった商業・業務、都市型住宅の誘導を進める方針を示しており、これに従ってまちづくりを進める必要がある。
11
地域別構想
(北部地域)
若宮地域では現在、防災まちづくりの協議会が発足し、検討を進めている。都市計画マスタープランでは若宮一丁目地区が北部地域と北西部地域に分断している。どうしてなのか。
地域別構想の地域区分の考え方は、主要な駅を中心とした都市整備上の課題の同質性や、地域の特性等を参考に設定している。地域の活動を分断するのではなく、各地域のまちづくりを進める際、都市整備上の課題を理解するための区分としている。
12
推進方策
都市計画マスタープランは5年間くらいで見直しができるようにすべきである。
都市計画マスタープランは、東京都の上位計画を踏まえて目標を20年間としている。経常的な点検とともに、社会情勢の変化や新たな都市課題が生じた場合は見直しを適切に行うこととしている
13
推進方策
都市計画マスタープランに、こういうことが仕込んであったから具体的なまちづくりができた、ということはあるか。
中野駅周辺の各まちづくりや、西武新宿線沿線まちづくりは、現在の都市計画マスタープランを踏まえ、具体のまちづくりが進んでいる。
(2)関係団体等の主な意見の概要と区の考え方(メールによる意見も含む)
関係団体等の主な意見の概要と区の考え方
No
区分
意見・質問等
区の考え方
1
全体構想
(現状と課題)
今回のマスタープランではどこが大きく変わったのか教えてほしい。
・区の基本構想や都の上位計画の改定を踏まえていること。
・中野駅周辺の各まちづくりや西武新宿線沿線まちづくりなど現在進んでいるまちづくりを踏まえ、新たな施策の方向性を定めていること。
・大規模災害の発生、地球温暖化、人口減少社会、新型コロナウイルス感染症に伴う新しい生活スタイルなど、区を取り巻く社会経済情勢の変化などに対応した方針としていることなどである。
2
全体構想
(現状と課題)
マスタープランにはエリアマネジメントやウォーカブルなまちづくりの考えを含んでいるのか。
都市整備の課題として、居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりなどについて記載しているほか、中野駅周辺ではまちの機能やブランド力を高めるエリアマネジメントの考えを盛り込んでいる。
3
全体構想
(土地利用)
土地利用に関する基本方針に示される中層住宅基盤改善地区とはどのような地区か。
狭あい道路等の拡幅など基盤整備を進めながら土地の高度・有効利用を図り、みどりやオープンスペースの確保を含む良好な住環境形成を目指す地区としている。
4
全体構想
(防災)
都市づくりの基本方針【防災】において、例えばコジェネレーションシステムや太陽光発電、蓄電池等の自立分散型電源の設置など電源の多重化を図ることが重要と考える
近年の大震災や大規模洪水等の発生を踏まえ、災害に強く回復力のあるまちづくりや、脱炭素社会の実現に向け、エネルギーの効率的利用や資源循環型の都市づくりに関する方針を示している。電源の多重化もこの考えに含まれる。
5
全体構想
(環境)
都市計画マスタープランではゼロカーボンシティのことや水素ステーションの設置など、環境に配慮したインフラ整備について書き込んでいるのか。
都市計画マスタープランでは「環境負荷の少ない持続可能な都市づくりの基本方針」を示しており、この中で地球温暖化に配慮した脱炭素の実現化に向けた都市づくり、資源循環型都市づくりなど都市インフラ整備に関する方針を示している。
6
全体構想
(魅力)
まちの魅力を高め、地域への愛着を育てる都市づくりの方針を盛り込んでいることは評価したい。中野駅周辺だけではなく、区内の各地域の特性や歴史・文化等の景観資源を生かしたまちづくりにつながると良い。
都市づくりの基本方針【魅力】では区内各地域の特性を生かした魅力の強化などに向けた方針を示している。また、区は現在、良好な景観形成に向け、景観方針を策定中である。
中野区都市計画マスタープラン(素案)からの主な変更点
主な変更点は以下のとおり
その他、写真・イラスト及び文言、表現等を修正
ページ | 変更内容 | 変更理由 |
---|---|---|
148 | 4 道路・交通 修正前:〇東中野駅西口については、都営地下鉄大江戸線の開通以降、駅前広場や山手通りなど駅周辺の基盤整備がすすみ、利便性の高い交通結節点が形成されています。 修正後:〇東中野駅西口については、都営地下鉄大江戸線の開通以降、駅前広場や山手通り等、駅周辺の基盤整備がすすみ、利便性の高い交通結節点が形成されていますが、東口周辺では、バリアフリーにおいて課題があります。 | 意見交換会等での意見を踏まえ、地区のバリアフリーの課題を加えた。 |
150 | 2)道路・交通 修正前:〇東中野駅東口周辺は、西口周辺との調和を考慮しつつ、土地の高度利用をすすめることにより、駅前空間を創出し、まちと駅の結節機能強化を図ります。 修正後:〇東中野駅東口周辺は、西口周辺との調和を考慮しつつ、土地の高度利用をすすめることにより駅前空間を創出し、バリアフリー、ユニバーサルデザインにも配慮して、まちと駅の結節機能強化を図ります。 | 意見交換会等での意見を踏まえ、バリアフリー、ユニバーサルデザインへの視点を盛り込んだ。 |
中野区都市計画マスタープラン(改定案)
序章
第1章 中野区の現状と都市整備上の主な課題
第2章 中野区の将来都市像
第3章 全体構想
第4章 地域別構想
第5章 推進方策
パブリック・コメント手続の実施について
5月16日から6月6日まで実施する。区民への周知は、区報(5月5日号)及び中野区ホームページへ掲載し、所管窓口、区民活動センター、図書館等で資料を公表する。
今後の予定
令和4年5月 パブリック・コメント手続
令和4年6月 建設委員会でパブリック・コメントの結果報告、都市計画マスタープランの改定、公表
中野区景観方針(案)について(都市基盤部)
このことについて、次のとおり報告があった。
中野区景観方針(素案)に関する意見交換会等の実施結果及び中野区景観方針(案)について、以下のとおり取りまとめたので報告する。
意見交換会の実施結果
- 実施日及び参加状況
令和4年3月8日 中野区役所 参加者13名
(中野区都市計画マスタープラン(素案)の意見交換会と同時開催) - ホームページ等を通じた意見募集
令和4年3月8日から3月25日まで 意見なし - 素案に対する主な意見と区の考え方
素案に対する主な意見と区の考え方 意見・質問等
区の考え方
景観特性を捉える図で示された図以外でも眺望点や良い場所があると思う。
景観特性図は、区内にある様々な景観特性や要素のうち代表的なものを示している。
レンガ坂商店街など、地域で魅力ある景観形成に工夫しているところがある。良好な景観づくりの手法や事例が示されていると良い。
第2章の景観づくりガイドラインでは、景観づくりに関する制度や手法等を示している。
中野五丁目の路地空間はとても魅力があり景観的にも良いと感じる。防災上の課題はあるかもしれないが、変に整備することなく維持していくことが大切である。
防災上や安全上の課題への対応は必要であり、これを踏まえた上で地域の個性や魅力を生かした景観施策を進める方針としている。
区として景観まちづくりに取り組むことは評価したい。区内にある様々な景観資源を生かしたまちづくりにつながると良い。
本方針に基づき、区内にある様々な景観資源を生かした景観づくりに関する施策を推進していく。
中野区景観方針(素案)からの主な変更点
文言、表現及び図版等の修正以外、内容に関する変更点はなし
中野区景観方針(案)
はじめに
第1章 景観づくり基本方針
第2章 景観づくりガイドライン
パブリック・コメント手続の実施について
5月16日から6月6日まで実施する。区民への周知は、区報(5月5日号)及び中野区ホームページへ掲載するほか、所管窓口、区民活動センター、図書館等で資料を公表する。
今後の予定
令和4年5月 パブリック・コメント手続
令和4年6月 建設委員会でパブリック・コメント結果報告、中野区景観方針策定、公表
自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルについて(都市基盤部)
このことについて、次のとおり報告があった。
自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルについて、事業の実施方法を改めることとしたので以下のとおり報告する。
概要
自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルは、事業主体である区と運営主体である株式会社ドコモ・バイクシェア(以下「事業者」という。)が協力し、各々の役割分担のもと事業を推進しており、利用エリアの拡大に伴い利用者数及び利用回数は順調に増加している。また、東京エリアにおける事業者の財務体質は、利用者数及び利用回数の増加と合わせ改善が図られてきている。
このような中、令和3年度に事業者から広域連携各区に対し、今後のサービスエリアの拡大などの更なる事業強化を図るため、これまでの広域連携各区と事業者の役割を変更し、自らが車両の導入に関する投資を行い、事業の発展に貢献していく事業方針とする旨の協議があった。
このことから、これまでの区と事業者の役割を一部見直し、事業経費の負担について、原則として事業者負担による事業の実施方法に改める。
経緯
令和4年3月10日 新たな事業方針に関する協議
令和4年3月15日 新たな事業方針に対する区の回答
令和4年4月1日 自転車シェアリング広域連携に関する変更協定等の締結
今後の進め方
区は、事業主体としてシェアサイクルの更なる利便性向上に向け、令和4年度も公有地及び民有地において区民の利便性等を踏まえたサイクルポートの設置を事業者とともに進め、適切な役割分担のもと事業の検証を進める。但し、事業者からの協議を踏まえ、令和3年度分より事業に関わる経費について区は負担せず、原則として全て事業者が負担し、事業拡大を図る。
なお、令和4年度は、シェアサイクルの更なる利用促進を図るため、事業者の協力のもと、区民を対象とした個人向けや法人会員向けなどのサービスを実施する。
今後の予定
令和4年度内 サイクルポートを約10ポート設置、令和3年度の実証実験結果の検証
令和4年度末 令和5年度以降の事業方針の決定
地域と学校の連携・協働体制の整備について(教育委員会事務局)
このことについて、次のとおり報告があった。
学校、家庭、地域が協働し、子どもたちの豊かな成長を支え、地域とともにある学校づくりを推進していく。
目的
地域住民、保護者等が参画する学校運営を協議する場でビジョンや課題を共有し、それぞれの役割を明確化しながら学校運営の改善を図っていく。また、地域と学校とが目標を共有し、連携・協働して子どもたちの成長を支えていく。
考え方
- (仮称)「地域学校協働本部」の設置
区立小中学校は、学校支援ボランティア制度や学校行事の支援、地域行事への参加などを通して、地域・保護者等から協力・支援をいただいている状況にある。
今後、家庭・地域・学校の三者が、さらに連携・協働し、地域とともにある学校づくりを推進するため、(仮称)「地域学校協働本部」を学校単位に設置し、学校支援体制を組織的・継続的なものとすることによって、子どもの豊かな成長を支えていく。 - (仮称)「学校運営協議会」の設置
中野区では、学びの連続性を重視した教育を展開していることから、これまでの区立小中学校における9年間を見通した学校間の連携を生かし、学校運営について必要な支援などを熟議する(仮称)「学校運営協議会」を中学校区単位に設置する。 - (仮称)「地域学校協働本部」での活動と(仮称)「学校運営協議会」の一体的推進
国(法定型)は、学校運営協議会を設置する学校を「コミュニティ・スクール」と称するが、中野区では、これまでの学校支援ボランティア制度を発展させ、学校支援体制を組織化した(仮称)「地域学校協働本部」と、地域が主体的に学校教育のあり方を考える(仮称)「学校運営協議会」の2つの組織を同時に設置し、「中野区コミュニティ・スクール」を推進していく。
(仮称)「学校運営協議会」と(仮称)「地域学校協働本部」を同時に設置することで、地域住民、保護者等が学校運営のビジョンや課題を共有し、双方向の連携・協働を進めていく。
組織
- (仮称)「学校運営協議会」
(1)役割
〇9年間を通した学校運営の基本方針の承認
〇教育活動についての熟議・評価
(注)「熟議」とは、目標・ビジョンを共有するために、「熟議(熟慮と議論)」を重ねること。
〇学校支援活動の企画・調整
(2)メンバー
ア 学識経験者
イ 学校管理職
ウ 地域住民
エ 保護者
オ 関係機関職員
カ 地域コーディネーター
キ 上記に掲げる者のほか、教育委員会が特に必要と認める者 - (仮称)「地域学校協働本部」
(1)役割
地域住民等が協力して学校の教育活動を支援する。
(2)地域コーディネーター等
地域コーディネーターは各校に配置し、(仮称)「学校運営協議会」と(仮称)「地域学校協働本部」の両方に関わり、(仮称)「地域学校協働本部」においては、学校支援ボランティアとの連絡・調整、地域人材の活用、さまざまな企画を学校と一緒に考えていく役割を担う。
また、日頃から地域コーディネーターとして学校運営に関わっていることから、(仮称)「学校運営協議会」の委員としての役割を担い、(仮称)「学校運営協議会」で検討された「学校支援活動の企画・調整」について、学校支援活動にて実現を目指していく。
なお、地域コーディネーター間の連絡・調整、とりまとめ等を行う統括コーディネーターの配置については、モデル校において検討していく。
(3)活動事例
学習指導、学校行事の支援、読み聞かせ、リサイクル活動、環境整備(施設の補修、樹木剪定、美化活動)、登下校の見守りなど
検討経過
令和3年10月5日 第1回検討会議
令和3年12月23日 第2回検討会議
令和4年2月18日 第3回検討会議
今後の予定
令和4年4月25日 議会報告(子ども文教委員会)
令和4年4月~ 町会・自治会、関係団体等への説明
令和4年6月 モデル校の選定、議会報告(2定子ども文教委員会)
令和4年9月以降 モデル校での活動開始
中野区子ども読書活動推進計画(第4次)素案に係わる意見交換会等の結果及び同計画案について(教育委員会事務局)
このことについて、次のとおり報告があった。
令和4年3月に実施した中野区子ども読書活動推進計画(第4次)素案の意見交換会について、その結果及び同計画案を報告する。
意見交換会等の実施結果(中野区自治基本条例第14条の規定に基づき実施したもの)
- 意見交換会
意見交換会 日時
会場
参加人数
令和4年3月4日(金曜日) 19時~21時
南中野区民活動センター
1人
令和4年3月8日(月曜日) 14時~16時
鷺宮区民活動センター
1人
令和4年3月13日(日曜日) 14時~16時
中央図書館
3人
- 個別意見の提出
0件 - 関係団体等からの意見聴取
3団体(その他資料送付4団体) - 意見交換会における意見・質疑の概要と教育委員会の見解・回答
【学校図書館について】 8件
【区立図書館について】 6件学校図書館について No
区民からの意見・要望
区の見解・回答
1
学校で選んだ「〇〇学校の100冊」などのリストがあると聞いており、その公表や、子どもたちがよく読んでいる本のリスト化などは読書活動に役立つのではないか。
各学校での選択図書や子どもたちのよく読む本などのリスト化は実施していきたい。
2
学校図書館蔵書について、調べ学習用には最新のデータが必要である。自然科学等も内容が大きく変わる場合がある。蔵書の古さが大きな課題だと考える。
課題として認識しており、令和4年度は各校の図書購入費の増額等を考えている。
3
団体貸出は、調べ学習の内容、時期やイベントの重なりなどもあり、貸出が難しい場合がある。これは問題だと思うが、どう考えるか。
ご指摘のとおりだと認識しており、調べ学習関連の蔵書の充実についても取り組んでいきたい。
4
学校図書館蔵書の出版年別の分析はできているか。
把握している。出版年別にみると、出版から20年以内の蔵書が、小学校で46.6%、中学校で56.3%である。
5
学校図書館の購入予算は増額が必要だと考えるが、教育委員会としては増額を考えているのか。
現在の予算が、23区平均の半分程度であり、令和4年度に予算を増額することで、まずは平均程度を目指したい。
6
学校図書館指導員の任用上の身分はどうなっているか。単年度雇用の形態では、継続的な活動に支障が出るのではないか。
会計年度任用職員であり、制度上単年度契約となっている。業務の向上に向けては、様々な観点から研究していく。
7
学校図書館指導員が読書活動に果たす役割は大きい。しかし、児童数が多い学校も一律配置であり、十分な活動ができない場合もあるので、その配置や勤務形態を強化して欲しい。また、指導員の人材育成にも取り組んでほしい。
学校図書館指導員の役割は理解しており、その配置・人材育成について、今後あり方を検討していきたい。
8
中野区では学校図書館指導員という名称だが、学校司書に統一できないか。また、月16日、1日4時間の勤務形態だと十分な対応ができないので、杉並区のように週5日、1日6時間でサポートデスクなどの支援機能もあるような形態にできないか。
中野区では、学校図書館指導員として各校に配置している。勤務形態についての課題は認識しており、今後あり方を検討していきたい。
【達成指標等について】 5件区立図書館について No
区民からの意見・要望
区の見解・回答
9
子どもに本を読んでもらうためには、図書館のフロアで直接子どもに声をかけるなどの工夫が望まれる。
現在も行っているが、引き続き今後も取り組んでいきたい。
10
図書館を「行きたい」場所にすることが大切。本を読まなくても来て良い場所。本を読む読まないだけが読書活動ではない。
図書館運営においては、その機能・役割を踏まえ、柔軟な対応を心がけていく。
11
学校の隣に図書館があっても、下校後の立ち寄りが認められていない。これでは、学校から遠い子どもたちは利用が難しい。この辺も考えるべきではないか。
児童・生徒の安全への配慮と認識しているが、地域開放型学校図書館については、どのような利用形態が望ましいか、学校の意向も確認しながら研究したい。
12
学校も大切だが、保育園・幼稚園の読書環境も重要である。各園の蔵書数などを把握しているか。
現在把握していないが、令和4年度調査を実施したい。
13
東京子ども図書館との連携を強化し、ブックトーク、お話し会、人材の育成等を充実させてほしい。
さまざまな団体との連携は重要だと考えている。
14
キッズ・プラザなどにも図書を配備し、調べ学習などにも対応できるようにすることが望ましい。
学校だけではなく、保育園等も含め、子ども関連施設の実態を把握していく。
【主な取組について】 6件達成指標等について No
区民からの意見・要望
区の見解・回答
15
貸出冊数の数値はどういうことか。また、学校図書館図書標準は100%を目標として欲しい。
概ね年5%程度を継続的に向上させることを目指して設定している。また、学校図書館図書標準の最終的な目標は100%だが、この5年のステップとして、85%を目標とした。
16
学校図書館の蔵書の充実目標が必要ではないか。区として明確なビジョンを持つ必要がある。
蔵書の充実も不可欠と考えており、充実に向けた検討を行っていきたい。
17
学校図書館システムの貸出冊数が、実際の子どもの読書冊数ではなく、学校図書館システムでは把握しきれないものもある。
学校図書館システムで全読書数が把握できるとは考えていないが、読書活動が充実すれば、貸出冊数が増加するという観点で指標としたものである。
18
読書活動を推進する事業数のカウントは、1回の実施で1件とカウントするのか。
実施回数では無く、実施事業数である。
19
読書活動を促進する事業数とあるが、お話し会、読み聞かせを意味するのか。
ご指摘のとおりである。併せて環境整備などの活動も大切だと考えて対象としている。
【その他電子書籍について】 2件主な取組について No
区民からの意見・要望
区の見解・回答
20
ブックスタート事業はどのように実施しているか。
0歳児を対象に絵本2冊などを配布し、読み聞かせの大切さなどをPRしている。昨年度は502件、今年度は約1000件配布している。
21
おはなし・読み聞かせボランティア育成・研修を新規事業としているが、どういうことか。また、中央図書館でだけではなく、各図書館で事業を実施してほしい。
すそ野を広げるため、新たなボランティアの育成を進める取組である。同時に、ステップアップ講座等、既存のボランティアのスキル向上にも配慮している。また、事業実施にあたっては、実施場所にも留意していく。
22
プレママ・プレパパ絵本講座は、どういう事業か。
出産前から、読み聞かせなどの必要性を伝え、理解を図ることを目的とする事業である。
23
プレママ・プレパパ絵本講座など、新たな事業の周知をどう考えているのか。ツイッターで継続的に発信する、出産前の健診でPRするなど工夫が必要ではないか。
乳幼児健診を実施しているすこやか福祉センターとも連携しPRに努める。
24
家読とは何か。
家族ふれあい読書の略で、同じ本を家族で読んで感想等の話をするなど、読書を通じてコミュニケーションを図るものである。
25
SNSを活用したブックリストの配信とあるが、どういうことか。
紙による一律のブックリストではなく、月齢、年齢や子どもの趣味嗜好により、一人ひとりに適したブックリストの配信を、SNSを利用して行いたいというものである。
その他電子書籍について No
区民からの意見・要望
区の見解・回答
26
電子書籍の取り扱いをどう考えているのか
今回の計画では触れていないが、社会状況を見極めて導入を考慮する必要があると認識している。
27
電子書籍の利用には電波の悪影響の課題もあるので、紙の活字をメインとするべき。
紙の書籍を否定する考えはない。ブックスタートの開始、読み聞かせの大切さ等、紙の書籍の重要性は理解している。
素案の変更点
令和3年度の区立図書館児童貸出冊数の増加を踏まえ、「3 第4次計画の達成指標」「(3)達成指標と令和8年度目標値」のうち、「区立図書館児童貸出冊数」の令和8年度目標を、410,000冊から500,000冊に変更する。
今後のスケジュール
令和4年5月6日~27日 同計画案に係わるパブリック・コメント手続
令和4年6月 教育委員会(パブリック・コメント結果及び計画策定)、子ども文教委員会(パブリック・コメント結果及び計画策定)
令和4年7月 計画公表
令和4年度中野区立図書館の工事に伴う休館等について(教育委員会事務局)
このことについて、次のとおり報告があった。
令和4年度中野区立図書館の工事を実施する予定であるが、それに伴う休館等について、報告する。
各施設の工事に伴う休館等について
- 中央図書館
(1)工事予定期間
9月1日~9月30日
(2)工事内容
予約室設置工事(カウンター・照明工事含む)
(3)工事予定期間中のサービス
地下2階に臨時カウンターを設置し、予約資料の受け渡し・返却等を実施(地下1階書架及び参考室等閉鎖)。
(予約室の運用開始:10月中旬予定。) - 上高田図書館
(1)工事に伴う休館予定期間
10月中旬~12月
(2)工事内容
照明のLED化、トイレの洋式化等 - 鷺宮図書館
(1)工事に伴う休館予定期間
12月~1月の内3週間程度
(2)工事内容
照明のLED化
中野駅南口ブックポストの移設について
中野駅南口再開発に伴い、中野駅南口ブックポストを移設する
- 移設工事予定期間
6月中旬(作業1日) - 工事内容
交番横からみどりの窓口前に移設 - 移設工事予定期間中のサービス
移設前日から使用を中止
周知方法
中野区報(令和4年6月5日号)、中野区・区立図書館ホームページ、Twitter、館内ポスターを掲載
(ホームページ、館内ポスターについては、5月より広報開始予定)
中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について(教育委員会事務局)
このことについて、次のとおり報告があった。
中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画
- 中野本郷小学校新校舎等の整備について
- 計画地周辺に関する状況
- 新校舎等整備の基本的な考え方
- 全体施設計画
- 今後の留意事項
中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)説明会の実施結果
(開催日時及び会場、参加人数)
日時 | 会場 | 参加人数 |
---|---|---|
3月26日(土曜日)10時00分から11時30分まで | 鍋横区民活動センター | 11人 |
3月28日(月曜日)18時30分から20時00分まで | 鍋横区民活動センター | 4人 |
基本構想・基本計画(案)からの主な変更点
- 「3 新校舎等整備の基本的な考え方 (1)新校舎等の整備にあたっての基本計画等」(5ページ)について、文部科学省が令和4年3月に取りまとめた各施設の在り方に関する報告書を追記
- 「4 全体施設計画 (1)施設規模の整理」(8ページ)について、多目的室(開放)を「特別教室等」欄から最下段へ移動
- 「4 全体施設計画 (1)施設規模の整理」(8ページ)について、「その他共用」欄に調整分面積を算入
- 「4 全体施設計画 (3)基本配置」(12ページ)について、「学校図書館」を「学校図書室」に変更
今後の予定
令和4年度~令和5年度 基本設計・実施設計
令和6年度~令和8年度 校舎解体、新校舎等建設工事
令和8年度中 新校舎供用開始
平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について(教育委員会事務局)
このことについて、次のとおり報告があった。
平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画
第1章 平和の森小学校新校舎等の整備について
第2章 計画地周辺と既存校舎に関する状況
第3章 新校舎等整備の基本的な考え方
第4章 全体施設計画
第5章 今後の留意事項
平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)説明会の実施結果
(開催日時及び会場、参加人数)
日時 | 会場 | 参加人数 |
---|---|---|
3月23日(水曜日)18時30分から20時00分まで | 新井区民活動センター | 12名 |
3月27日(日曜日)10時00分から11時30分まで | 新井区民活動センター | 16名 |
基本構想・基本計画(案)からの主な変更点
- 「第1章 1-2 想定される学級数の推移と普通教室数」(2ページ)について、現在の平和の森小学校の児童数及び学級数の計を記載
- 「第3章 3-1 新校舎等整備にあたっての基本計画等」(6ページ)について、文部科学省が令和4年3月に取りまとめた各施設の在り方に関する報告書を追記
- 「第5章 5-1 配置計画について」(19ページ)について、「歩道上空地」を「歩道状空地」に修正
今後の予定
令和4年度~令和6年度 基本設計・実施設計、建設予定地内建物(旧法務省矯正研修所)解体工事
令和6年度~令和7年度 旧中野刑務所正門の移築関連工事
令和7年度~令和9年度 新校舎整備工事
令和9年度中 新校舎供用開始
お問い合わせ
このページは総務部 総務課が担当しています。