なかの区報 2021年8月11日号 人・想い・未来

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更新日:2023年8月3日

平和の輪を広げる中野に

8月15日。戦争で犠牲になられた方々を追悼し、平和を祈念する日です。76年前、私たちのまち中野は、度重なる大空襲に見舞われ、見渡す限りの焼け野原に。日本は、沖縄戦や広島・長崎での原爆投下など大惨事を経験しました。一方でアジア諸国などに大きな被害をもたらしました。先の大戦で命を失われた全ての方に、心からご冥福をお祈り申し上げます。

幾度の悲劇を経験しながらも、世界では、紛争やテロが絶え間なく起こっています。核兵器不拡散条約の発効から50年が過ぎた今、新たな高性能の核兵器や、小型核兵器の開発が進められ、核の脅威が高まっています。

戦争を体験した方は年々少なくなっていますが、その体験や思いを風化させることなく、次の世代へ引き継いでいかなければなりません。みなさんは、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している中で、日常のありがたさや人とのつながりの大切さを実感されていると思います。戦争の惨禍を二度と繰り返さないために、平和の祭典であるオリンピック・パラリンピックが開催されている今、平和について一人ひとりが考え、ご家族や友人と話し合ってほしいと切に願います。

国際平和の礎は、私たちが歴史を学ぶとともに、国や宗教、世界観の違いを理解することにあると考えています。平和条例を制定している中野区は、約120の国籍の方が暮らしているグローバルなまちです。私は、さまざまな価値観や個性が受け入れられ、国籍や文化の違いを超えて理解・尊重し合える地域社会を実現し、中野から平和の輪を全国へ、そして世界へ広げていきたいと思います。

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