なかの区報 2020年7月5日号 人・想い・未来

詐欺もコロナも乗り越える

梅雨明けはまだ少し先のようですが、晴れた日は、海山が恋しくなる夏を感じるようになりました。こまめな休憩や水分・塩分の補給など熱中症の予防を心掛けましょう。

今号では特殊詐欺を特集しています。令和元年の被害総額は全国で300億円を超えており、高齢者だけでなく40代・50代の方も被害に遭っています。区にも「保険料の還付金があるのでATMで手続きするように言われた」といった問い合わせが少なくありません。憤りを感じていますし、卑劣な特殊詐欺は絶対に許しません。一番の対策は電話に出ないことですが、不審な電話やハガキ・メールが届いたら、すぐに警察に通報してください。詐欺の手口は実に巧妙で、誰もが被害に遭う可能性があります。警察や家族に確認することを肝に銘じましょう。区は、中野・野方両警察署と協定を締結し、詐欺の被害防止に役立つ「自動通話録音機」を無料で貸し出します。ぜひご利用ください。

先月16日、中野区議会第2回定例会で補正予算が議決され、新型コロナウイルス感染症の医療・生活・経済支援策を強化しました。区は今後も、感染症の第2波に備えるとともに、継続的に生活支援や経済対策を実施していきます。また、医療現場や区民生活・経済活動を支える「新型コロナウイルス感染症対策生活応援寄付金」を創設しました。みなさんにご支援いただければ幸いです。