認知症の早期発見・早期対応について
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更新日:2023年8月3日
早期発見のメリット
認知症は重症化する前の早期に診断することで、適切な医療や介護に結び付けることができ、ご本人もご家族も穏やかな生活を継続できる可能性があります。
今後の生活の準備ができます
早期の診断を受けることで、症状が軽いうちに、ご本人やご家族が認知症への理解を深めることができます。また、予め本人が希望する生活や支援について話し合うことで、事前に生活環境を整えることができ、生活上の支障を軽減することも可能です。
治る認知症や一時的な症状の場合があります
認知症を引き起こす病気には、早めに治療すれば改善が可能なものもあります。(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症など。)治療が遅れてしまう前に受診し、原因となっている病気を突き止めることが大切です。
進行を遅らせることが可能な場合があります
アルツハイマー型認知症は薬で進行を遅らせることができ、早い段階から使い始めることが効果的だといわれています。
家族や周囲の方が気づいたら、まずはご相談を
認知症かもしれないと周囲が気づいても、本人が納得して医療機関を受診するのは簡単なことではありません。特に、症状が進み、不安感や不信感がある場合はなおさらです。
そこで中野区では認知症早期発見・早期対応事業として、認知症初期集中支援チーム事業と、地域拠点型認知症疾患医療センター(浴風会病院)との連携による認知症アウトリーチチーム事業を実施しています。
認知症初期集中支援チーム事業は、認知症が疑われる人や認知症の人、そのご家族を訪問し、ご本人の生活調整や家族支援などを、関わりの初期に包括的かつ集中的に行います。保健師、社会福祉士、介護福祉士の専門職が訪問や面談等を行います。
認知症アウトリーチチーム事業は、区役所に配置した認知症コーディネーターが地域拠点型認知症疾患医療センター(浴風会病院)と連携して、適切な医療やサービスに結び付けるための取り組みです。地域拠点型認知症疾患医療センター(浴風会病院)のアウトリーチチーム(医師、看護師、精神保健福祉士等)が必要に応じて、地域に出向いて相談を受け、自宅を訪問することも可能です。
相談窓口はいずれも担当の地域包括支援センターです。ぜひご利用ください。
早期発見のためのチェックリスト
簡単に認知症の自己チェックができる「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」【出典:東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課「知って安心認知症」(平成30年12月発行) 】 がございますのでご活用ください。
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このページは地域支えあい推進部 地域包括ケア推進課が担当しています。