雨水の利用について
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更新日:2023年8月3日
雨水ってなんだろう
私たちは、今暮らしに毎日欠かせない水のほとんどを水道に頼っています。しかし、異常気象による災害や自然界のバランスの変化によって水源地での渇水による水不足が生じています。また、大地震などの災害時においても、水の確保は重要です。
そんな時、建物の屋根に降る雨を集めて貯めた雨水を樹木への散水、トイレの洗浄水などに利用できるほか、災害時の雨水利用にも役立てることができます。
雨水利用とは、このように建物の屋根などに降った雨を貯留槽(タンク)に貯め、貴重な生活用水として活用することをいいます。
さらに雨水の利用は、都市でのゲリラ豪雨による都市型洪水の発生を防ぎます。
雨水の有効利用について
ご家庭での取組み
市販の雨水タンクを購入・設置の他、ポリバケツなどを利用した手作りの雨水タンクでも取組み可能です。雨水を利用するためには以下の作業が必要です。
1 建物の屋根などを利用し、雨を集めます
2 集めた雨を樋などからポリバケツなどの雨水タンクへ流し貯めます。
3 初期雨水(降り始めの雨は大気中の汚染物質よって酸性度が高く、また、屋根、雨樋の汚れも多く含んでいます。)の排除や、落ち葉や泥などの沈殿物を取り除き利用します。
ご家庭での雨水の利用について、詳しくは雨水ネットワーク会議(外部サイト)のホームページをご覧ください。
大規模建築物や、開発事業を計画されている方
東京都では、国内の他の地域と比べ一人一人が利用できる水源源量が少なく、度々渇水に見舞われていることから、貴重な水資源を有効活用するため都内で一定規模以上の建築物又は開発事業を計画されている事業者の方に、雑用水利用・雨水利用・雨水浸透など、水の有効利用と雨水浸透への協力をお願いしています。
詳しくは東京都都市整備局のホームページ「水の有効利用のすすめ 水の有効利用を促進するためのお願いと手続き」(外部サイト)をご覧ください。
区内施設でも活用しています
なかのZEROでは、本館のほか、隣接する西館からも雨水を集水し、水洗トイレ洗浄用水として雨水を利用しています。(本館のみ)
平成27年度では、約7,000立方メートル(約4か月分)の水道の節約になっています。
お問い合わせ
このページは環境部 環境課が担当しています。