もしもの時に備え、デジタル終活【消費生活センター情報特急便 2023年4月号】

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更新日:2024年5月7日

 日ごろ高齢者を見守っていただいている地域や関係機関の方々と消費生活センターが連携を取り、高齢者の悪質商法等による被害を早期に発見し、消費生活センターの相談業務につなぐことにより、被害の未然防止・拡大防止を図るための「ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。高齢者悪質商法被害防止情報連絡体制(PDF形式:258KB)」を整えています。そのひとつに、最近の被害手口とその対応策を紹介する「消費生活センター情報特急便」を毎月発行し、啓発を行っています。

【2023年4号】消費生活センター情報特急便リーフレット版

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もしもの時に備え、デジタル終活

相談事例

  • 葬儀準備のため、急死した夫のスマホを開こうとすると、パスワードの入力を求められた。通信会社やメーカーに相談したが解除には応じないというので、誕生日や夫が好きな数字などを試すうちに、工場出荷状態になってしまった。パスワード入力を十数回連続ミスすると中身が自動消去される設定にしていたようだ。それを知らず、スマホに残された写真やデータをすべて失ってしまった。
  • 亡くなった父が大量の有料サービスを利用していることを知っていたため、遺族は直ちに自動引き落とし先のクレジットカードを解約した。その後、父が仕事の資料や家族写真を有料のクラウドサービスに保存していたことが分かったが、既に使用料は支払えない状態で、データを取り戻すことができず、手順を誤ったことに気づいた。

消費生活センターからのアドバイス

  • 万が一に備え、デジタル端末(スマホ、パソコン)ごとにロックの解除方法、ID、パスワード、退会が必要なサービスを紙媒体でリスト化し、デジタル端末のデータリストがあることを信頼のおける人に伝えておきましょう。また、エンディングノートに残すなど家族に伝える手段を講じておきましょう。
  • 残しておきたくないデータは自分であらかじめ消去するなど事前対策が有効です。
  • 作成したリストは、1年に一回更新することで実用性の高い備えとなります。
  • 遺族の方は、まず、契約先に手続きについて確認しましょう。

消費生活トラブルで困ったときは、消費生活センターにご相談ください。

関連情報【消費生活センター情報特急便の裏面掲載】

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新規ウインドウで開きます。・布団の処分や点検を口実にした強引な訪問販売に注意! 国民生活センター見守り新鮮情報[第446号](外部サイト)

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