サブスクリプションで思わぬ請求に！(消費者相談の現場から2022年12月号）

サブスクリプション（サブスク）とは、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用できるサービスです。動画や音楽の配信などを中心に広がりをみせていますが、契約内容などを正しく理解しないまま申し込み、予期せぬ請求を受けたという相談が寄せられています。

新型コロナウイルスをきっかけに自宅で過ごす時間が増えたため、動画配信サービスのサブスクの無料トライアルを申し込んだ。その後一度も利用せず半年ほど忘れていたが、最近になってクレジットカードで月額2,000円の引き落としが続いていことに気づいた。

ネット上のサブスクの契約では、トライアル（体験）として、無料やお試し価格でサービスを受けられる期間が設けられていることがあります。その期間内に解約しなければ自動で定額サービスに移行し、申込時に登録したクレジットカードから、定期的に決まった料金が引き落とされます。
サブスクを契約している間は、サービス利用の有無に関係なく、料金の請求を受けることになります。また、解約しない限り契約は自動的に継続され、引き落としも続きます。

申し込む前に、事業者のウェブサイトなどで契約の条件、解約方法をよく確認しましょう。無料期間がある場合は、無料の条件や、無料期間の終了日などの確認が大切です。
解約は、事業者の定める方法で手続きをする必要があります。申込時の登録情報（ID・パスワードなど）は解約手続きに必要となるため、忘れないようにしましょう。
利用していないサブスクの請求にすぐ気づけるように、クレジットカードなどの明細は毎月確認しましょう。

消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 電話 03-3228-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時まで(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)

消費者ホットライン （局番なし）188
（以下の窓口へおつなぎします。音声ガイダンスに沿って電話機を操作してください。一部のIP電話、プリペイド式携帯電話からはご利用できません。年末年始は休み）

土曜日 9時～17時 東京都消費生活総合センター（直通あり 03－3235－1155）
土曜日・日曜日・祝日 10時～16時 国民生活センター 消費者ホットライン（局番なし）188