シロアリについて

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更新日:2025年10月9日

シロアリについて

シロアリは名前や形、大きさ、生活様式などがアリに似ていますが、アリとはまったく違った種類の昆虫で、アリの仲間ではありません。アリは人に大きな損害をあたえませんが、シロアリは木材を食い荒らす、おそるべき害虫です。そこで、一般の方も自宅にいる「アリ」がシロアリではないか識別できることが必要です。

シロアリとアリの違い
  シロアリ アリ
触角 じゅず状 「く」の字形
翅(はね) 前、後の翅が同じ大きさ 前翅が後翅より大きい
ずん胴 くびれている

(出典:公益社団法人日本しろあり対策協会)

シロアリの種類と特徴

ヤマトシロアリ

北海道北部を除くほとんど日本全土に分布しています。特別に加工した塊状の巣はつくらず、加害箇所が巣をかねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。とくに乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており、建物では土台や床束・大引・根太など、主に建物下部を加害します。本種の被害は腐朽と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。

ヤマトシロアリの兵アリ

(出典:公益社団法人日本しろあり対策協会)

イエシロアリ

神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島に分布しており、最近、千葉県南部でも発見されています。建物や地中に塊状の大きな巣をつくり、普通数十万頭、大きいものでは100万頭にも達します。したがって、加害速度も速く、被害は激烈です。建物の乾燥した木材でも水を運んできて湿しながら加害しますので、被害は建物全体に及びます。食痕は乾燥しており、きれいです。
※シロアリの数単位は頭で表します。

イエシロアリの兵アリ(2頭)と働きアリ(3頭)

(出典:公益社団法人日本しろあり対策協会)

アメリカカンザイシロアリ

現在までに日本の半数以上の都道府県で見つかっています。今後、木材や荷物などとともに運ばれ、さらに生息圏を広め、被害が拡大するおそれがありますので、十分注意する必要があります。特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に坑道を穿って小集団で生活しています。生活には、特別に水を必要とせず、建物の乾材やピアノ・ステレオ・たんす・鏡台・机などの家具類を食害します。被害材の食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。

(上)アメリカカンザイシロアリの兵アリ(下)アメリカカンザイシロアリの働きアリ

(出典:公益社団法人日本しろあり対策協会)


顆粒状のアメリカカンザイシロアリのフン

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新規ウインドウで開きます。公益財団法人東京都ペストコントロール協会 (外部サイト) 【電話番号:03-3254-0014】 

新規ウインドウで開きます。一般社団法人関東しろあり対策協会(外部サイト) 【電話番号:0120-03-7825】

お問い合わせ

このページは健康福祉部 生活衛生課(中野区保健所)が担当しています。

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