令和6年（2024年） 中野区長 年頭あいさつ（2024年1月1日）

新年あけましておめでとうございます。

2024年の干支は、甲辰（きのえたつ）。「物事が成長、発展し、形を成す、将来の大望をかなえるための準備が整う年」とも言われています。

昨年、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが「5類」に移行され、新たな局面を迎えたものの、ウクライナ危機を発端とした物価の急激な高騰は依然として続いています。こうした社会不安から、区民の皆さんが安心して生活できる環境を取り戻すのは喫緊の課題であるため、区民生活に基軸を置いたサービスを展開するとともに、時機を逃がすことなく、必要な物価高騰対策を講じていきます。

そして、区の基本計画を推進するため、計画後期にあたる2023年度から2025年度までの取組みを具体化した中野区実施計画を策定します。3つの重点プロジェクトである、子育て先進区の実現、地域包括ケア体制の実現、活力ある持続可能なまちの実現に向けた取り組みを着実に行ってまいります。

　
さて、本年5月初旬、いよいよ約50年ぶりに中野区役所が新庁舎へ移転します。区民の皆さんに対するサービスや職員の働き方も大きな転換期を迎えることとなります。
新庁舎移転を契機として、区民の皆さんの利便性を向上するため、来庁者が手続きを行う場合、4つのない（迷わない、待たない、動かない、書かない）と2つのレス（キャッシュレス、タッチレス）により、速やかに、かつスムーズに手続きを済ますことができる窓口を実現していきます。
また、新庁舎1階は、地域活動をはじめ文化・芸術などの情報発信機能を備えた、区民の皆さんが共創する場としての活用を図っていきます。

「つながる はじまる なかの」のまちの実現に向けて、これからも区民の皆さんとの対話を基本として、区政運営に全力を尽くしてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年1月1日　中野区長　酒井 直人