令和5年賀詞交歓会区長あいさつ(2023年1月4日)
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更新日:2023年10月12日
明けましておめでとうございます。中野区長の酒井直人でございます。
令和5年の新しい年を迎え、ご参会の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年に引き続き、この賀詞交歓会はご招待する方を限らせていただいておりますが、今年も皆様に新年のご挨拶ができることを大変嬉しく思っております。
開催に当たりまして、ご理解・ご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化はしておりますが、そうした中でも、さまざまなイベント、名称を変えた「なかの東北応援まつり」や地域まつりの全地域での開催など、中野に活気と賑わいが戻ってきております。これもひとえに、区民のみなさん、そして関係各位のご尽力とご支援の賜物だと思っております。
2023年の干支は癸卯。寒気がゆるみ、萌芽を促す年を意味するとも言われます。
昨年は、区制施行90周年や、憲法擁護・非核都市の宣言40周年の節目を迎えました。先人が培ってきた歴史や文化を改めて見つめ直すとともに、今年も、さらなる歩みを進めていかねばなりません
感染症や、世界的な紛争の影響による物価高騰などの中でも、しっかりと培ってきた区民の皆さん、団体の皆さん、そして区の努力が、今年は、少しずつ花開いていくような年、願いや希望が芽吹き、さらに活力が溢れていくような年、としていきたいと思っております。
今年は5月には「未来モノづくり国際EXPO2023」、10月には「世界デザイン会議東京2023」など対面式のイベントも開催されます。国際的なイベントは、そのテーマを通じて、国籍や文化を超えてお互いの理解を深めることができる絶好の機会です。
中野は、昨年3月に制定した「中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例」にあるように、多様性を尊重し、区民の皆さん一人ひとりが、心豊かに安心して暮らせるよう、相互理解の進むまちにしていく決意です。
さらに、「中野区基本構想」で描いた10年後に目指すまちの姿の実現に向けては、「中野区基本計画」の3つの重点プロジェクトを一段と推進し、未来の中野の礎を築く年としてまいります。
第一に、「子育て先進区」の実現に向けては、すべての子どもが心身共に健やかに育つことができるよう、昨年4月に児童相談所をオープンしています。昨年3月に制定した「子どもの権利に関する条例」で示す取組をさらに進めるとともに、スクールソーシャルワーカー体制の強化やスクールロイヤーの配置など教育相談体制を充実いたします。
第二に、「地域包括ケア体制」の実現に向けては、ひきこもり支援やヤングケアラー支援を充実することをはじめ、誰一人取り残されることのない支援体制を構築いたします。
第三に、「活力ある持続可能なまち」の実現に向けては、中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりを着実に進めるとともに、ハード・ソフト両面の防災対策と「中野区ゼロカーボンシティ」の実現に寄与する環境負荷低減の取組を進めてまいります。
私は折に触れてお伝えしているように、中野の最大の財産は「人」であると考えております。さらに、中野は、人と人のつながりが強く、それが強みであるまちです。
「つながる はじまる なかの」。区民のみなさんが安心して暮らし続けられる中野を実現するため、区政運営に全力を尽くしてまいります。
皆様もどうか、中野区政へのご理解と一層のご支援をお願いいたします。ともに力を合わせ、中野区にさらに活力を呼び戻し、様々な課題を乗り越えてまいりましょう。
結びに、本日ご参会の皆様、並びに、全ての区民のみなさんのご健勝とご活躍を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
(注)本文は、口述筆記ではありませんので、表現その他若干の変更があることがあります。
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