区民・事業者のみなさんへ 各種支援施策のご案内について（2020年5月2日）

区民・事業者のみなさんへの各種支援施策のご案内について、中野区長からのメッセージの動画（2020年5月2日） は、こちらをご覧ください（外部サイト）

区民のみなさん、区内事業者のみなさん、中野区長の酒井直人です。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の中、大変な思いをされていることと思います。感染症に罹患されたみなさんには、一日も早い回復をお祈りしております。
また、日夜最前線で感染症に対応されているみなさんには、改めて厚くお礼申し上げます。一日も早くこの状況が収束するよう、区として全力を尽くしてまいります。
この未曽有の局面を克服するためには、みなさん一人ひとりが、この状況下において適切な行動をとることが不可欠です。改めてご理解とご協力をお願い申し上げます。

5月1日に中野区議会の臨時会が開催され、新型コロナウィルスの感染症に対応するための医療、生活、経済の各支援対策について、補正予算が可決されました。最優先で取り組む主な対策としては、PCR検査センターの設置・運営、1人に10万円の特別定額給付金をできるだけ早くみなさんにお届けるすること、そして、事業者のみなさんを支援する緊急応援資金融資のあっせんなどです。これらの内容をまとめた資料を中野区のホームページに掲載しています。ぜひご覧いただければと思います。
こうした区の取り組みをはじめ、国、都などが実施する区民のみなさんと区内事業者のみなさんへの支援策のご案内します。給付、貸付、猶予の三つの支援があります。中野区は、一覧表で支援のしくみをまとめています。中野区ホームページに掲載するなど周知に努めます。ぜひご覧ください。

それでは、まず、区民のみなさんへのご支援です。給付ですが、すべてのみなさんに家計への支援として、1人10万円を給付します。中野区としてできるだけ早くお渡しできるよう、努めてまいります。
子育て世帯に対しては、児童手当を受給している世帯に、対象児童1人当たり1万円を支給します。
また、母子手帳の交付を受けている方に、感染防止に必要な物品の購入やタクシー移送に利用できる「こども商品券」を1人1万円相当配布します。
さらに、就学援助を受けているご世帯には、区立小・中学校の休業に伴い、学校給食が提供できなくなっていることから、昼食費相当額1日500円、35日分を支給します。

次に貸付です。休業・失業などで家計の維持が困難な方は、中野区社会福祉協議会へご相談ください。休業された方には最大で20万円、失業した方には単身世帯は月15万円以内、複数世帯には月20万円以内の貸付が可能です。また申請に必要な住民票の写しなどを中野区で発行を受ける場合は、手数料は無料となります。

最後に猶予です。税や国民健康保険などの支払いが困難な場合は、こちらに記載のところへそれぞれご相談ください。免除や猶予ができる場合があります。

次に、区内事業者のみなさんへの支援です。
まず、給付です。東京都からの休業要請に対する協力金はもちろん、自主的に休業した場合にも給付金などがあります。理容美容事業者の自主休業に対しては1店舗15万円、商店街が加盟店一体で取り組む自主休業には、奨励金として1日50万円、最大で400万円が支給されます。
従業員に一時休んでもらう配慮をした場合は、雇用調整助成金の特例措置として、休業手当等の一部助成が受けられます。
また、子どもの世話で従業員が休む場合は、有給の休暇を取得を認めた事業主に対して1日最大で8,330円が支給されます。

次に貸付ですが、売上が減少し、融資を受けたい場合は、日本政策金融公庫や商工中金の融資が受けられる場合があります。
また、新型コロナウイルス対策緊急応援優遇として、中野区産業経済融資の一部資金について利子補給を実施しています。

概要は以上ですが、今ご説明したことは、中野区のホームページに掲載するなど、みなさんへの周知に努めてまいります。各支援制度をぜひご活用ください。

例年であれば、今頃は緑がまぶしく、綺麗な花が楽しめる時期、そして嬉しいゴールデンウイークの最中です。でも、今は一日も早く日常を取り戻すために、そして明るい将来のために、お互い外出を控えましょう。いのちを守るゴールデンウィークです。心と身体の健康は大事にしていただきつつ、みなさんの自覚ある行動をどうかお願いいたします。

中野区は、ある区内企業にご協力をいただいて、「いのちを守る一週間 おうちの“なかの” 過ごし方。」と題してポスターと動画を作成いたしました。中野区ホームページでご覧いただければと思います。
私は、中野が大好きです。このまちが好きだから、このいのちを守る一週間、私は、おうちで健康のため「元気アップ体操」をして過ごす予定です。

中野区長としてこの難局を乗り越えるために全力を尽くします。ともに頑張りましょう。

2020年5月2日 中野区長 酒井 直人