【中野区長メッセージ】東日本大震災から10年を迎えて(2021年3月11日)

ページID:723095257

更新日:2023年8月3日

2011年3月11日14時46分。私は中野区役所内の事務室で、緊急地震速報が鳴り響く中、慌ててヘルメットをかぶり、机の下に潜りました。メディアを通じて次々と目の当たりにした東北の被害、当日の夜がとても寒かったこと、そして被災地を支援する中で知る厳しい現実・・・10年経った今も私の心に刻まれています。

東日本大震災で亡くなられたみなさんのご冥福を改めて心よりお祈り申し上げます。今もなお苦しい思いをされている方々がいることに胸が痛みます。中野区は、微力ですが、この10年、被災地へ物資の搬送や職員の派遣など、東北の復興に向けた支援を続けてきました。その一つ、区が職員を派遣している宮城県石巻市長から手紙をいただきました。「私たちを思ってくれる温かい手があることを震災を通じて知ることができた」「生き残った者の使命として後世へとこの震災を伝承し、感謝の心を忘れずにこれからも歩んでいく」。決意と配慮に溢れたメッセージを頂戴し、苦難を懸命に乗り越えてきた市長と石巻のみなさんの強さを感じ、胸が熱くなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大が未だ予断を許さない中で東日本大震災から10年を迎えましたが、中野区は、現地のニーズに合わせた支援を続けていきます。また、中野区において、首都直下型地震をはじめ、大規模災害への備えを着実に進めます。

中野の最大の財産である「人」がつながり、それが広がっていくことで、新型コロナウイルスも大規模災害の困難も必ず乗り越えられると信じています。

2021年3月11日 中野区長 酒井直人

お問い合わせ

このページは企画部 広聴・広報課が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから
サブナビゲーションここまで