中野区立保育園における不適切な保育の発生について
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更新日:2025年4月9日
令和6年6月から令和7年2月にかけ、区立保育園(1園)において、保育士(1名)が不適切保育を行っていたことが判明いたしました。
区は、不適切保育判明後、事案が発生した区立保育園において被害にあわれた児童の保護者に対して説明及び謝罪を行っております。
判明した事案の主な概要
- うつ伏せ姿勢の児童の両足の上に保育士自身の両足を乗せ、身動きがとれない状態にした。
- 児童が椅子に座る直前にその椅子を引き、児童を転倒させた。
- 柵越しに子どもの上着を片手でつかみ、持ち上げて移動させた。
- 干してあった水遊びの道具を触った子どもの頭を叩いた。
- 廊下に置いてあったおもちゃを触った子どもを押してよろけさせた。
- 抱っこをしてもらいたいと手を伸ばした子どもの手を払った。
※不適切保育が発生したクラス、時期、被害児童の氏名、年齢、人数等については、被害児等が特定されるおそれがあること、また、被害児童保護者の意向により非公表とさせていただきます。
当該保育士について
再任用短時間勤務職員(週4日勤務)
当該保育士は、令和4年度にも他の区立保育園で不適切保育を行ったことがあり、その時は厳重に注意を行った。
※令和7年3月31日付で依願退職
再発防止策について
今後、このような事案を二度と起こさないため、区立保育園全園において次の取り組みを実施してまいります。
(1)職員に対する研修強化
- 不適切保育の防止、対応内容、保育園・保育士への指導内容等をとりまとめた「不適切な保育防止のためのガイドライン」の策定
- 園長、副園長、一般職員などの各職層に対応した研修の実施
(2)区(担当所管の保育園・幼稚園課)による区立保育園への支援体制強化
- 報告・相談・対応のフローの見直し
- 巡回保育指導の回数増加
- 担当課と区立園長との会議体の機能強化
(3)自律した区立保育園への体制整備
- 「保育所・認定こども園における人権擁護のためのセルフチェックリスト」の活用及び職員への指導
- 対応方法や課題を共有し意見交換しながら保育を行う体制の構築
(4)不適切な保育の相談・通報窓口の周知
- 「不適切な保育」相談ダイヤル、不適切保育に係る内部通報制度の周知徹底
- 不適切保育に係る情報の早期把握
区長コメント
お子さまを安全にお預かりする配慮を最も行うべき保育園において、このような事案が発生したことについて、非常に重く受け止めております。被害を受けたお子さまとその保護者、そして、関係する全ての皆様に、深くお詫び申し上げます。
二度とこのような事態を招かぬよう、徹底して再発防止策に取り組んでまいります。
本件に関するお問い合わせ先
中野区子ども教育部保育園・幼稚園課
03-3228-6584
お問い合わせ
このページは企画部 広聴・広報課が担当しています。
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