中野区は区制施行90周年を迎えました
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更新日:2023年11月29日
中野区は、昭和7年(1932年)10月1日に旧中野町と旧野方町の合併により誕生し、2020年で90周年を迎えました。
誕生当時の中野区は近郊農業地帯でしたが、人口流入と宅地化が進み、戦後復興と高度経済成長を経て都市基盤が整備され、今では「都心へのアクセスの良さを魅力とした活気あふれる街」へと変貌を遂げました。
中野と言えば、江戸幕府5代将軍徳川綱吉が「生類憐みの令」を出し、今の中野駅を中心に広大な犬小屋をつくらせたことが有名ですね。 そんな江戸時代の前後、原始時代から中野区の誕生まで、「中野区のおいたち」を見てみましょう。
中野区が誕生した昭和7年(1932年)と言えば、「5.15事件」が起こった年です。時代は軍国主義へと突き進み、昭和16年(1941年)には太平洋戦争に突入し昭和20年(1945年)に終戦を迎えました。
戦後は、民主主義が進展するとともに、経済成長により暮らしは豊かになりました。昭和から平成、そして令和へと時代が進んでいく中で、中野区も大きく成長してきました。今度は、90年間の「中野区政のあゆみ」を見てみましょう。
区の紋章・花・木
皆さん、中野区の紋章はよくご存じですよね。では、区の花、区の木はご存じですか?
区の紋章 区の花(つつじ) 区の木(しいの木)
中野区歌
そして中野区歌「未来カレンダー Forever Nakano」は学校でも歌っていますね。数々のヒット曲を世に送り出してきた 作詞:阿木燿子さん、作曲:宇崎竜童さんによる、とても素晴らしい曲です。
さてさて、お次は、中野区の歩んできた道を映像で振り返ってみましょう。
- 中野区の古い写真を集めて地域ごとにまとめた「中野区ちいきの写真館」(外部サイト)
- 中野の歴史をたどる作品を集めた「なかの映像資料館」
区は、令和3年(2021年)3月に区と区民共通の目標である中野区基本構想を改定し、同年9月には中野区基本計画を策定しました。計画では「子育て先進区の実現」「地域包括ケア体制の実現」「活力ある持続可能なまちの実現」を重点プロジェクトに掲げています。
「つながる はじまる なかの」それが中野の新しい合い言葉です。
また、基本構想において描く「10年後に目指すまちの姿」と長期にわたる都市構造の変化を見据え、区が所有する施設の再編、整備、利活用等の計画及び施設の更新・保全の方針を示すものとして、区有施設整備を財産経営の観点からとりまとめた「中野区区有施設整備計画」を策定しました。
基本構想で描く10年後に目指すまちの姿の実現に向け、政策を推進していくために設定した重点プロジェクトの項目ごとに、中野区の政策のうちいくつかを取り上げご紹介しましょう。
子育て先進区の実現に向けて
子どもの権利に関する条例の制定
子どもの権利を保障し、みなさんと協力しながら子どもにやさしいまちづくりを推進するため、「中野区子どもの権利に関する条例」を令和4年(2022年)3月28日に制定しました。
児童相談所の設置
全ての子どもが心身ともに健やかに育ち、その持てる力を最大限に発揮することができるよう、子どもや家庭を支援する機関として、「中野区児童相談所」を令和4年(2022年) 4月1日に設置しました。
家族が主体的に子どもの安全を守る仕組みを作ることを、あらゆる人と手を携えて支えます。
みらいステップなかの開設
子ども・若者支援センター、教育センター、中野東図書館の複合施設を令和3年(2021年)11月29日開設しました。中野区立中野東中学校との併設施設で、公募により決まった施設の愛称は「みらいステップなかの」です。
小中学校再編計画
中野区教育委員会では、学校の小規模化を解消するとともに、小学校と中学校の通学区域の整合性をできる限り図ること、また、校舎の老朽化に伴う改修・改築の課題に対応するため、学校再編に取り組んでいます。これにより、多様な教育活動にも対応し、よりよい教育環境を提供していきます。
地域包括支援体制の実現に向けて
地域包括ケア総合アクションプランの策定
誰一人取り残されることなく、支援を必要とする区民の年齢や抱えている課題の種類を問わず、一体的かつ重層的な支援を行うことができる地域包括ケア体制を構築することを目的として、区と区内関係団体及び区民がともに行動するためのプラン「中野区地域包括ケア総合アクションプラン」を令和4年(2022年)3月に策定しました。
活力ある持続可能なまちの実現に向けて
中野駅周辺まちづくり
区では、中野駅を中心とする周辺の約110ヘクタールを範囲とした、中野駅周辺地区を「東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点」としていくためのまちづくりに取り組んでいます。
西武新宿線沿線まちづくり
西武新宿線は、区内に5つの駅を擁し、皆様の重要な交通手段となっていますが、開かずの踏切が問題となっており、東京都が事業主体となり鉄道の連続立体交差事業を行っています。区では、鉄道の連続立体交差化を契機とした西武新宿線各駅(新井薬師前、沼袋、野方、都立家政、鷺ノ宮)周辺のまちづくりについて進めています。
ゼロカーボンシティ宣言
地球温暖化に伴う気候変動の影響が深刻な問題と認識されている中、区においても、持続可能なまちを次世代に引き継いでいくため、区民、事業者との連携・協働のもと、脱炭素社会の推進と気候変動への適応の課題への取り組みを加速させる必要があります。このため、区では、令和3年(2021年) 10月に「中野区ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指しています。
中野の歴史や文化について、深く、詳しく学びたい方は、こちらもご利用ください。
歴史民俗資料館
郷土の文化遺産を保存し展示活用していくことを目的に、名誉都民である故・山崎喜作氏から昭和59年(1984年)に2600平方メートルの土地の寄贈を受け、平成元年(1989年)「山崎記念中野区立歴史民俗資料館」として開設しました。
- 山崎記念中野区立歴史民俗資料館
区立図書館
区立図書館は、中野の歴史や民俗に関する文献や資料を多数保有しています。また、ホームページ上の「デジタルアーカイブ」でも、様々なコンテンツをジャンルごとに分類のうえ公開しています。
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このページは総務部 総務課が担当しています。