点検して不安をあおる点検商法!(消費者相談の現場から2023年6月号)

ページID:426815004

更新日:2024年5月7日

住宅の屋根や床下、排水管などを「無料で点検しますよ」などと言って突然家に来訪し、点検結果で状態が悪いと告げて消費者の不安をあおり、強引に工事や清掃サービスなどを契約させるという悪質な手口によるトラブルが起きています。

相談事例1

突然、近くで工事をしている者だと作業員が来訪し、家の屋根を見て「壊れている」と言ってきた。翌日、点検してもらったところ、屋根の瓦が割れたりずれていたりする写真を見せられ、「このままでは瓦が飛んだり、もっとひどい状態になる」と言われた。「他社にも見てもらう」と言ったが、「今なら安くできる」「早くしたほうがいい」とせかされ、180万円の屋根工事の契約をした。契約書には「一式」とあり、詳細は分からない。工事は2日で終わった。金額に見合う工事がされていないのではないか。

相談事例2

自宅に事業者が「排水管の無料点検を行っている」と、突然来訪したので依頼したところ、排水管の点検後に「詰まっている。当社なら高圧洗浄を13,000円でしている」と勧誘され、その場の雰囲気で契約してしまった。事業者は「明日高圧洗浄に来る」と言い、名刺だけを置いて帰っていった。しかし、契約書もなく信用できる事業者なのか心配になってきた。キャンセルしたい。

消費生活センターからアドバイス

「無料で点検する」「点検させてほしい」などと訪問されても、対応しないようにしましょう。点検と称して訪問してくる事業者は、言葉巧みに消費者の不安をあおり、工事や清掃サービスなどの契約を取りつけようとします。
事業者の説明をうのみにせず、必要のない契約はきっぱり断りましょう。一度契約すると、他の場所も点検したいと言って、次々と契約させようとしてくるケースもあります。
突然の訪問で契約した場合や、来訪を依頼した内容と違う契約をした場合など、クーリング・オフができる場合があります。

困ったとき心配なとき

消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 電話 03-32238-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時まで(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)

土曜日・日曜日・祝日はこちらへ

消費者ホットライン (局番なし)188
(以下の窓口へおつなぎします。音声ガイダンスに沿って電話機を操作してください。一部のIP電話、プリペイド式携帯電話からはご利用できません。年末年始は休み)

土曜日 9時~17時 東京都消費生活総合センター(直通あり 03-3235-1155)
土曜日・日曜日・祝日 10時~16時 国民生活センター 消費者ホットライン(局番なし)188へ

関連情報

お問い合わせ

このページは区民部 区民サービス課が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから