平成16年度 第1回中野区都市計画審議会会議録

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更新日:2023年8月3日

日時

平成16年4月15日(木曜)午後1時30分

場所

中野区役所 4階 区議会第2委員会室

次第

1.諮問事項(継続審議)

(1)東京都市計画区域区分の変更について(東京都決定)

(2)東京都市計画用途地域地区の変更について(東京都決定)

(3)東京都市計画高度地区の変更について(中野区決定)

(4)東京都市計画防火地域及び準防火地域の変更について(中野区決定)

2.報告事項

(1)中野駅周辺まちづくり検討委員会(第4回)について

出席委員

渡邉委員、森委員、篠山委員、堀委員、田畠委員、西見委員、佐々木委員、萩原委員、加藤(ま)委員、宮川委員、吉村委員、加藤(義)委員、篠委員、佐伯委員、飯島委員、かせ委員、むとう委員、伊東委員

事務局

服部都市整備部都市計画担当参事

幹事

  • 田辺区長室長
  • 那須井区長室まちづくり総合調整担当部長
  • 石井都市整備部長
  • 尾崎都市整備部土木担当課長
  • 上村都市整備部交通安全対策担当課長
  • 斎木都市整備部公園緑地担当課長
  • 佐藤都市整備部建築・住宅担当参事
  • 岩井都市整備部地区整備担当課長
  • 豊川都市整備部中野駅周辺整備担当課長

事務局

 それでは、定足数に達しましたので、平成16年度第1回目でございます中野区都市計画審議会の開催をお願いしたいと考えてございますが、この開会に先立ちまして、きょうお手持ちの資料の2枚目につけてございますけれども、この4月1日付におきまして、区の当審議会の幹事に人事異動がございましたので、御報告を申し上げます。
 私のほうからそれぞれお名前申し上げて幹事を御紹介いたします。名簿に従ってやらせていただきます。
 まず、区長室長に田辺裕子が就任いたしました。

区長室長

 田辺でございます。よろしくお願いいたします。

事務局

 続きまして、区長室まちづくり総合調整担当部長に、従前都市整備部まちづくり調整担当部長でございましたけれども、就任されました那須井でございます。

まちづくり総合調整担当部長

 那須井でございます。よろしくお願いいたします。

事務局

 あと都市整備部長並びに私のほうはかわってございませんで、また、次の土木担当課長でございます。これは従前道路課長でございました。職名が変更でございます。尾崎でございます。

土木担当課長

 尾崎でございます。よろしくお願いいたします。

事務局

 続きまして、交通安全対策担当課長の上村でございます。

交通安全対策課長

 上村です。よろしくお願いいたします。

事務局

 続きまして、公園緑地担当課長の斎木でございます。

公園緑地担当課長

 斎木と申します。どうぞよろしくお願いします。

事務局

 続きまして、建築・住宅担当参事の佐藤でございます。

建築・住宅担当参事

 佐藤です。よろしくお願いいたします。

事務局

 続きまして、地区整備担当課長の岩井でございます。

地区整備担当課長

 岩井です。よろしくお願いいたします。

事務局

 最後に、きょう、後ほど後段で御説明申し上げますけれども、中野駅周辺整備担当課長の豊川でございます。

中野駅周辺整備担当課長

 豊川です。よろしくお願いします。

事務局

 なお、前任の方々の転出等を御案内申し上げます。
 前区長室長金野は教育委員会事務局の次長に、また、前都市整備部住宅課長高野は3月末をもって退職、前建築課長秋元は総務部に、また、前交通対策課長登は区民生活部に、また、前まちづくり課長久保田は東京都に転出、また、前指導課長遠藤は保健福祉部に、前公園緑地課長大谷は3月末をもって退職をしてございます。
 以上でございます。
 それでは、会長、開会をよろしくお願い申し上げます。

会長

 それでは、ただいまから平成16年度第1回目になりますが、中野区都市計画審議会を開催いたします。
 なお、本日は、前回の4件諮問がございました。それに対する答申と、審議会終了後、きょうは区長さんが時間をたくさんとっていただける、こういうようなことでございますので、審議が終わった後に、約1時間程度になろうかと思いますが、意見交換を予定しております。よろしくお願いいたします。
 それでは、前回に引き続きまして、次の4件について審議に入りたいと思います。
 お手元にございますように、東京都市計画区域区分の変更について、これは東京都決定に関するものでございます。
 それから、東京都市計画用途地域の変更、これも東京都の決定にかかわるものです。
 3番目が、東京都市計画高度地区の変更、これは中野区が決定権を持っているものでございます。
 それから4番目に、東京都市計画防火地域及び準防火地域の変更について、これも中野区決定に属するものでございます。
 前回お諮りしたときに申し上げましたように、審議会開催日当日、3月23日でございましたが、都市計画の案の公告、縦覧の期間内でございました。その後、どのような意見等の提出があったか、これについて事務局からまず御報告をちょうだいいたしたいと思います。

事務局

 それでは、報告申し上げます。
 きょうお配りしております3枚目の資料をごらんいただきたいと思っております。都市計画の案の縦覧の結果でございます。今会長のほうで御案内いただきました前回の審議会の当日が縦覧最終日でございました。その関係で、きょう、お配りしております結果、縦覧者、それぞれの項目で1名、意見の提出はなかったものでございます。
 以上でございます。

会長

 ありがとうございました。3月23日の時点と変わらないということでございます。
 ただいま事務局から報告をちょうだいしたわけでありますけれども、この件に関して、御質問あるいは御意見がございましょうか。 

(「なし」と呼ぶ者あり)

会長

 ないといたしますと、また、意見書の提出もなかった、こういうことでございますので、4件とも原案どおり承認し、区長に答申することにいたしたいと存じますが、よろしゅうございましょうか。 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

会長

 ありがとうございました。
 ただいま審議の結果のとおり、4件につきまして審議した結果を答申申し上げます。 

(答申文手交)

(答申文配付)

田中区長

 ただいま諮問を行いましたことについて答申をいただきました。答申の趣旨に沿って処理をしてまいりたい、このように考えております。どうもありがとうございました。

会長

 本日は、お手元の議事次第にございますように、報告事項が1件ございます。中野区周辺まちづくり調査検討委員会(第4回)について、説明をちょうだいいたしたいと思います。
 それでは、事務局からよろしくお願いいたします。

中野駅周辺整備担当課長

 それでは、事務局から、先日3月30日の午後行われました第4回中野駅周辺まちづくり調査検討委員会についての御報告をさせていただきます。
 お手元にあります資料は、当日、スクリーンに映したものを白黒コピーになっております。本日は、当日使用しましたスクリーンに映しました絵をそのまま使って概略御報告いたしますが、よろしくお願いいたします。
 今回は、今出ておりましたように第4回になります。
 第3回委員会では、ごらんのような意見が出ております。計画全般について、跡地について、その他の地区について、これからの計画の進め方という意見が出ております。
 第3回委員会からの経過でございますが、ごらんいただいていますとおり、1月28日にはまちづくりフォーラム、これは約300人の区民の参加がございました。
 1月30日には、当審議会で中間まとめを御報告、それから、2月10日までは、中間まとめに対する意見募集がございました。
 それから、2月12日には、中野区基本構想審議会で中間のまとめの報告、それから、2月19日から3月25日までの区議会においての質疑というふうなことがございました。
 今回第4回委員会の主な検討テーマですが、3つ掲げております。1つは、防災機能の確保、これは、第3回の委員会及びその中間のまとめの意見などで、防災に関する意見がございまして、その点を受けて防災機能の確保というテーマを設定したものでございます。
 2番目は、跡地とその周辺地区について、3番目が、中野の新たな顔づくりに向けてというふうなテーマでございます。
 まず、防災機能の確保についてでございます。広域避難場所に関する考え方ですが、現在中野区役所一帯は安全有効面積9.8ha、避難人口9.7万人として指定をしてございます。
 これは、中野駅周辺地区の避難場所の周辺分布でございます。
 それで、広域避難場所に関する考え方につきましては、周囲を耐震不燃化建築物などで囲まれた一団のオープンスペースを整備することによりまして安全性を確保したいというふうに考えております。したがいまして、区では、建物の構造や配置など、適切な建物整備を誘導するというふうなことが必要かと思います。
 広域避難場所に関する考え方の3番目といたしましては、周辺市街地における防災性能の向上が不可欠ということで、周辺市街地の耐震不燃化あるいは安全な避難路の確保が必要というふうに思います。
 これは、現在中野区の防災公園等の土地整備の取り組みについてお示しをしたものでございます。
 これは、実際の写真でございます。
 これは、参考までにですが、公園整備における区の財政負担についての説明を概略してございます。どうしても区の負担が生じてくるという考え方でございます。
 これも、今申し上げました実際の財政負担の例をお示しをしてございます。なかなか区の財政負担は厳しく、新規公園の整備には限界があるということをお示しをしております。
 次は、テーマの2番目であります跡地・その周辺地区についての報告でございます。
 整備の基本構想といたしましては、にぎわい、それから緑、これを車の両輪といたしまして進めるというふうなことでございます。にぎわいに関しましては、中野の新たな顔となる拠点づくり、緑に関しましては、公園と空地から成るオープンスペースの確保を進めていくことでございます。
 跡地の処分につきましては、財務省、国といたしましては、早期の払い下げが必要と考えております。一方、公共側といたしましては、なかなか財政状況が厳しく、公の負担には限界がある。しかし、その一方まちづくりに対しては主体性を持ったかかわりが必要かというふうに思っております。
 国有地処分につきましては、原則は一般競争入札というふうなことでございます。したがいまして、都市計画手法を活用いたしまして、良好なまちづくりを行うための規制、誘導を事前に担保する必要があるというふうなことでございます。
 そういったことから、都市計画による誘導が必要であるということをもう少し詳しく述べております。全体的な開発条件を設定いたしまして、まちづくりの誘導を行うといったものでございます。例といたしまして、にぎわいのある複合市街地、高度利用、オープンスペースの確保、整備に関する条件、道路、通路の確保、整備に関する条件、まちなみのデザイン誘導等でございます。これらを総合いたしまして、都市計画手法によって誘導するというふうなことでございます。
 都市計画手法の例といたしまして、地区計画というものが参考までにお示しをしてございます。これは、身近な生活環境を整備したり保全することを規制、誘導するきめ細やかなまちづくりの制度ということでございます。地区計画の方針と地区整備計画の2つのものを定めまして、規制、誘導を定めるということでございます。
 これは、地区計画によりまして実際にまちづくりが現在始まっている例、これは、港区六本木の防衛庁跡地の例でございます。
 これも参考ですが、今申し上げました六本木の防衛庁跡地に関するスケジュールでございます。
 それから、オープンスペースの整備ですが、区のほうで財政負担がなかなか困難であるということもありますので、できるだけ区の財政負担を抑えまして、公園と一体となった空地の確保を行うというふうなことが必要かと思います。
 これはもう少し具体的に述べておりますが、A、B、C、Dとありますが、Aが、これは現在ある囲町公園、それから、一番左側のBが開発に伴う提供公園、その間のD及びCが民間の整備する公開空地になっている。これを連担することによりまして、3から4haのオープンスペースの確保ができるというふうに考えております。
 それから、広域避難場所についての機能確保ですが、これは、今お示しをしたオープンスペース以外に、駅前広場、サンプラザ、区役所、中央中学校等々空地が含まれておりまして、こういったこと全体で広域避難場所としての機能を確保するというふうなことでございます。
 検討テーマ3番目の中野の新たな顔づくりに向けてでございます。
 まちづくりの考え方といたしまして、まず社会状況の変化と中野駅周辺ということを示しております。そこにありますとおり、少子高齢化、女性の社会進出、国際化の進展等々です。あるいは職住近接、利便性が高く豊かな生活環境への志向、それから産業構造の変化などがございます。こういったことから、中野駅周辺は中野の中心といたしまして、魅力と活力の原動力となることが期待され、また安全で美しいまちなみの形成も求められているということでございます。
 それで、この地区におきますまちづくりのコンセプトでございますが、3つお示しをしております。まず1つは、にぎわいの心の育成、整備、2番目が、多様な交流を生むさまざまな機能の複合、連携、3番目が、人に優しく地球に優しいまちの形成という3つのコンセプト、これらを総合しまして、にぎわいと環境が調和したまちをつくるというふうなことでございます。
 それを受けまして、まちづくりの基本的な考え方といたしましては、3つお示しをしてございます。まず、各地区の個性を生かした多様性のあるまちづくり、2番目が、大規模跡地を生かした中野の新たな顔となる拠点づくり。これは、中野の顔はもちろんのこと、東京の新たな顔となることを目指しております。3番目といたしましては、民間活力と公共の連携による安心、安全性の高いまちづくりということ、以上3つの基本的な考え方としております。
 そういった考え方を受けまして、これからは各地区の整備方針を順次見てまいります。
 まず、跡地、それから、その周辺地区の整備方針でございますが、1番目といたしましては、まず、中野の新たな顔となる拠点をつくる。これには、交流とにぎわいを生む機能の導入、あるいは緑あふれ環境共生に配慮したまちを形成する。それから、公園と空地から成るオープンスペースということからは、まず都市の広場をつくるということで、そこにありますとおり、一定規模以上の空地を公園との一体性に配慮して設ける、あるいは自由で多様な活動ができる緑豊かな空間形成を図るというふうなことをお示しをしてございます。
 それから、跡地、その周辺地区の整備方針、2番目といたしましては、道路整備とあわせた囲町まちづくりを進める。これは既存の市街地がありまして、この辺は地元の合意形成を図りながら、適切な事業手法を検討するというふうなことでございます。
 それから、この地区におきます公共公益施設等の配置方針でございますが、まず警察病院、これは平成15、16年度に土地を取得いたしまして、19年度に開院を予定しております。
 それから、区役所ですが、これは、現在区有地である体育館付近へ移転をしたらをどうかというふうなこともお示しをしてございます。それから、現区役所、サンプラザ周辺は中野の新たな顔となるにぎわいの拠点として再整備をしたいということでございます。
 それから、教育、文化施設につきましては、新たなにぎわいと回遊性向上を目指しまして、地区の西の端への誘導を検討いたします。
 その他、杉並区施設の新規整備あるいは税務署、警察宿舎の移転等々がございます。
 以上申しましたことを実際に図でお示ししたものが、今ごらんの図でございます。
 これは、その跡地の整備イメージをイラストにしたものでございます。
 これも整備イメージ、これは、先ほど申し上げましたが、連担する緑で、土地にしたものをイメージとしてお示しをしたものでございます。
 次は、ブロードウェイ・サンモール地区の整備方針でございますが、方針として2点挙げております。
 まず、活気ある個性と魅力を持った商店街の保全、育成をすること、これは、歩行者回遊空間の確保ですとか、いこい空間の確保、あるいは中心市街地活性化の推進、荷さばき施設などの商業活動を支える機能の確保などを挙げております。
 それから、方針の2番目といたしましては、安心・安全性の高いまちづくりということで、耐震診断を実施、不燃化の促進、それから、建物更新に合わせた前面道路空間、ポケットパークの確保、あるいは新たな南北方向の動線の整備などを挙げております。こういったことは地元の合意形成を図りながら、適切な事業手法を検討することが必要というふうに述べております。
 以上申し上げましたことを図で示しますのが今ごらんの図でございます。
 これは、ブロードウェイ・サンモール地区の整備イメージをお示しをしております。これは、今のブロードウェイのあたりからサンモールを通しまして、駅の方角を見たところの図のイメージでございます。
 次に、南口地区でございますが、整備方針は今示します3点でございます。
 まず、公社及び周辺の用地を活用した再開発事業を推進すること。
 それから、中野通り沿道商業ゾーンの活性化をすること。
 それから、道路ネットワークの改善をすること。以上3点でございます。これらも当然ながら、地元の合意形成を図りながら、適切な事業手法を検討するということでございます。
 今申し上げました事柄を図に落としましたものがごらんの図でございます。
 現在、中野駅南口に住宅供給公社の住宅がございますが、かなり老朽化しておりまして、建て替えの必要性は以前から言われておりますが、これも整備を行うというふうなことで、こういったことにしたらどうかというふうな提案もしてございます。
 超高層住宅、高層住宅、それで挟んだ空地、これによりまして、東西方向の軸線を確保するというふうな内容を提案をしております。
 これは、今申し上げました公社住宅の周辺整備のイメージですが、ちょうどこれは、左側の列柱のようなものが今のJRの擁壁でございます。この道路は千光前通りを中野ZEROホールの方へ向かって見ているところの絵でございます。ゆとりや歩行者空間が確保されていることを示しております。
 これは、さっき図でお示しいたしました高層住宅と超高層住宅に挟まれました空地のイメージをお示しをしたものでございます。
 それから、駅周辺の整備方針でございますが、2つお示しをしております。
 まず、周辺の開発に合わせた駅及び駅周辺の整備、これは、周辺地区との連絡性を確保した安全で歩いて楽しい回遊空間を整備する。あるいは新たな中野の顔にふさわしい駅の改良整備の検討というふうなことでございます。
 それから、整備方針のもう1つといたしましては、交通結節点としての機能を強化するということでございまして、駅北口の交通結節機能の改善ですとか、あるいは既存バス路線の変更やコミュニティバス等の運行なども提案をしてございます。
 駅周辺の整備方針を図にあらわしましたものが今ごらんのものでございます。
 これは、駅周辺の整備図、これは中野駅の北口を見たものでございまして、現在駐輪場になっているあたりを交通広場として整備をいたしまして、現在の北口広場からデッキをかけているというふうなイメージをお示しをしたものでございます。イメージとしてごらんいただければと思います。
 検討テーマ3項目めの全体土地利用についてでございます。
 全体土地利用の素案といたしましては、今ごらんのような内容を提案をしております。跡地は、主に黄色い部分を塗ってありますが、複合・機能ゾーン、これは住宅を含みますが、あるいは公共公益ゾーンなどが中心になっております。それから、現在のサンプラザ、区役所、それから、ブロードウェイ・サンモール地区は商業業務ゾーンというふうな土地利用構想になっております。
 それから、基盤整備の計画でございますが、そこにお示しをしておりますとおり、都市計画道路等の整備、それから、駅の近くにおきましては、南北動線の確保、あるいはオープンスペースの創出、それから五差路の拡幅整備などをお示しをしております。
 これは、歩行者ネットワーク計画についてお示しをしております。駅の周辺におきましては、回遊路の整備、それから、現在のブロードウェイ・サンモール地区におきましては、災害時の避難路として機能するような道路、ポケットパークの整備、それから、現在の跡地につきましては、骨格を形成するようなオープンスペースですとか歩行者ネットワークの整備などを挙げております。
 これは、跡地にかかわる開発フレームですが、跡地は14haありまして、そのうち道路が3ha、公園が1ha、宅地が10ha程度を考えてございます。
 テーマ3の4番目ですが、課題と今後の進め方につきましては、以下述べる内容でございます。
 まず、ここでは、公共、民間、住民の役割について基本的な方針を述べております。
 公共側の役割といたしましては、全体計画のコントロールと駅前空間・道路などの基盤整備を行うこと、ただし、下にも書いてありますが、跡地内の新規道路や公園につきましては、開発者負担を原則としたいと考えております。
 次の民間ですが、これは民間活力、ノウハウの提供や、街区内の上物整備ということが役割、3番目の住民といたしましては、計画への参画と持続的なまちづくりへの関与、実践をするということでございます。繰り返しになりますが、それぞれの特徴を生かしたパートナーシップによるまちづくりを進めることが基本方針であるということをお示しをしております。
 今お示しをしておりますのは、跡地、その周辺地区の課題でございますが、まず、土地利用計画案を地元合意形成を図りながら確定をすること、それから、都市計画の手続を進めること、それから、開発者と地元との協議体制の確立をすること、それから、杉並区への働きかけを行うことといったことが課題と思います。
 都市計画手法といたしまして、地区計画を定めるように提案しておりますが、この地区計画の目標といたしましては、お示しをしていますとおり、業務、商業、教育、文化、医療、居住、行政サービスなどの機能が融合いたしましたにぎわいある安全で快適な複合市街地を形成したい。それから、地域の防災機能向上にも資する良好なオープンスペースを備えた快適な都市環境を創出したいということが目標でございます。
 地区計画のイメージは、図にあらわしたものは今ごらんの図でございます。例えば跡地の真ん中の都市計画道路の周辺ですと、まちなみの統一を図るための壁面位置の指定ですとか、あるいは新たに整備する公園、空地の指定などをイメージをしてございます。それから、地区の空地率、緑化率などについても定めるということでございます。
 跡地に関する進め方、概略の予定をお示しをしてございます。まちづくり計画素案の作成から区案の作成、それから地区計画等の都市計画案の作成を経まして、平成17年度以降都市計画決定をしたい。その後、跡地の払い下げ等がありまして、その後はまちを自主的に運営するというふうなことをお示しをしております。
 それから、ブロードウェイ・サンモール地区、南口地区等既成市街地における課題でございますが、各地区共通の課題といたしましては、地元との協議体制を確立することが必要である。それから、ブロードウェイ・サンモール地区の課題といたしましては、周辺商店街との連携、南口の課題といたしましては、再開発事業の推進、それから駅周辺の課題といたしましては、関係機関による協議の場の設定、それから、JRへの働きかけ等が必要かというふうにお示ししております。
 このブロードウェイ・サンモール地区、南口地区における進め方でございますが、今お示ししたとおり、平成16年度以降地区別の勉強会などを始めて、地区の将来のイメージ図の具体化を図りたいと思っております。その後、都市計画の案の作成、都市計画決定などを経まして、まちづくりを推進するというようなことでございます。
 それで、当日事務局のほうから説明しました内容は以上でございますが、今後、まずこの委員会としての取りまとめですが、第1回から第4回の委員会の資料及び議事録全体を委員会としての取りまとめとしたいというふうなことでございます。
 それから、中野区といたしましては、この出された内容を中野区の検討素案といたしまして、今後区民、関係者の意見を聞きながら、8月ぐらいまでには区の案を作成したいというふうに考えております。
 以上でございます。

会長

 ありがとうございました。幾つかお聞き及びの点もあろうかと思いますが、若干報告事項に関して何か御質問等がございましたらお願いしたいと思います。また、後段では、意見交換会を用意していますので、その中でもよろしいかと思いますが、いかがでございましょう。
 では、そちらと一緒にして、報告に対する意見あるいは質問というのは、この際、ここで持ち送りというようにさせてもらいます。
 したがいまして、報告はこれで終了いたすことになりまして、本日の審議会は滞りなく終わる、こういうことでございます。
 皆様の協力で、きょうはとんとんと進みました。ありがとうございました。

事務局

 今後の日程につきまして、1点事務連絡を申し上げます。
 今般答申いただきましたので、今後当面諮問事項はございませんので、まだ次回日程は未定でございます。また改めて正副会長と協議させていただいて、別途御案内申し上げたいと思っております。以上であります。

お問い合わせ

このページは都市基盤部 都市計画課が担当しています。

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