小中連携教育の推進
ページID:554793524
更新日:2023年8月3日
中野区では、平成25年度から区立小・中学校全校で小中連携教育に取り組んでいます。
この小中連携教育は、子どもたちが安心感と自信をもって中学校へ進学できることを目指して、中学校区を単位として行っています。
中野区の全小・中学校での取組としては、「オープンキャンパス」や「乗り入れ指導」などがあります。この他に、各中学校区の子どもたちや学校の状況に合わせて、中学生が小学生に勉強を教える「リトルティーチャー」や運動会などでの「中学生ボランティア」などの中学校区独自の取組も行われています。
中野区は、小・中学校の9年間を通して、切れ目のない教育を展開し、「学校大好き」「一人ひとりのよさが輝く」子どもたちを育てます。
〔児童・生徒連絡会における意見交換会〕
〔夏季リトルティーチャー〕
小中連携教育のねらい
○小学校の児童に、中学校進学への安心感や、中学校への憧れの気持ちをもたせる。
○中学校の生徒に、中学生になった自覚をもたせたり、中学生としての自己有用感を高めさせたりする。
○小・中学校の教員が相互に指導に関わることにより、授業力を向上させるとともに、学びの連続性のある
教育課程を展開し、児童・生徒の学力向上、体力向上、心の教育の充実を図る。
○学校と家庭・地域が小中連携教育のねらいについて共通理解を図り、連携しながら学習規律及び学習習慣
の定着を図ることで、児童・生徒の学力向上、体力向上、心の教育の充実を図る
オープンキャンパス
オープンキャンパスは、小学生が年に3回中学校に行き、授業や部活動の見学、体験を行います。第3回目は2月の土曜日に開催され、自分が実際に進学したいと考える中学校に、保護者の方とともに見学・体験に行きます。小学生からは、「中学校に行くのが楽しみになった。」という声が聞かれています。また、中学生は生徒会の生徒を中心に学校説明会を行ったり、部活動の説明を行ったりする中で、中学生としての意識や自己有用感が高まっています。
〔中学校での授業体験〕
乗り入れ指導
乗り入れ指導は、小学校には中学校の教員が、中学校には小学校の教員が加わって授業をします。つまり、小・中学校の教員が協力し合って指導をします。基本的には、小学校6年生と中学校1年生を中心に行っています。小学生は、中学校教員をゲストティーチャーに招いた専門性の高い指導を受けることで、より学習意欲を高めています。中学生は、母校である小学校の教員から、主にティームティーチングによる学習支援を受けることで、安心して学習に臨むとともに、基礎的・基本的な学習内容の定着を図っています。
〔小学校への乗り入れ指導〕
小中連携教育協議会
小・中学校の教員が、年に2回ほど集まり、各中学校区内で共通の課題を話し合ったり、テーマに基づいた協議を行ったり、授業を見合ったりすることを通して、9年間を通した指導の充実を図っています。小中学校の連携とともに、小学校間の連携も進めています。
〔分科会に分かれての協議〕
その他の取組
各中学校区では、それぞれの特色を生かした独自の取組を展開しています。こうした取組は、各中学校区で児童・生徒の実態に応じながら、また各校のよさを生かしながら、小中連携教育の活動をより豊かにしています。
〔中学校合唱コンクールの見学〕
〔フラッグフットボール合同授業〕
お問い合わせ
このページは教育委員会事務局 指導室が担当しています。