【8月24日開催分】「区民と区長のタウンミーティング」でいただいたご意見の反映状況

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更新日:2023年8月3日

主なご意見と中野区の反映状況(開催テーマ:中野区の教育について~教育大綱の改定に向けて~)

開催当日は、ご参加の皆さんから多くのご意見をいただきました。ご意見に対する、中野区の取り組みへの反映状況や考え方は以下のとおりです。
今後もタウンミーティングを開催していきますので、ぜひご参加いただき、皆さんの思いや考えをお聞かせください。

各意見に対する反映状況
誰もが「自分らしく」学べる教育に関する意見
中野らしさを生かした教育に関する意見
学びの環境の整備に関する意見
教育大綱の基本理念や全般に対する意見
主なご意見反映状況・区の考え方
学校のなかで、子どもたち自身が選び、決めることができるような主権者教育の場を確保してほしい。 学校ではこれまでも児童・生徒の意見や考えを大切にしてさまざまな教育活動に取り組んできた。今後も「中野区子どもの権利に関する条例」の趣旨を生かして、児童・生徒が意見や考えを表明し学校の活動に生かしていけるような取組を充実させていく。
子どもたちの主体性、内的動機を重視することが大事。子ども自身が興味・関心があることから学べるようにしてほしい。 児童・生徒が学習に興味や関心をもつことができるように、教師は授業の導入等にさまざまな工夫を行っている。今後も学校の好事例を全校に紹介するなど、子どもたちの主体的な学びを大切にした教育を推進していく。
子ども自身の創造性、好奇心、発想の豊かさ、個性を生かした教育を推進してほしい。 子ども一人ひとりの興味や関心、それぞれの個性に応じた学びを行うことで、子どもたちの可能性を最大限に引き出す「個別最適な学び」に取り組んでいる。少人数指導や一人1台のタブレット端末を活用した学習を推進していく。
子どもに学ぶことを指導するのではなく、子どもたちの学びの支援をすることが必要だと思う。 「令和の日本型学校教育」では、これからの教師には、子ども一人ひとりの学びを最大限に引き出し、主体的な学びを支援する伴走者としての役割が求められている。今後も研修等を通して教師の質を向上していく。
主なご意見反映状況・区の考え方
年齢、国籍、性のあり方、障害の有無に関わらず、学校のなかで個性や違いを認めあうことが必要だと思う。 子どもたちが相互に認め合い学び合う学習や、異なる年齢や学校の枠を越えた交流活動などを通して、多様な共生社会の一員として共に未来を切り拓いていこうとする態度や能力を育成していく。
学校において、生徒間の相互理解と多様性の尊重がされることが大事だと考える。 一人ひとりのよさや多様性を認め合い、かけがえのない自他の生命を尊重する態度を育んでいくために、人権を尊重した教育を今後も充実させていく。
情緒学級など、発達に課題がある児童の行き場が必要だと考える。 全般的な知的発達に遅れがなく、通常の学級の生活や学習に概ね参加できるが発達の特性により支援を必要とする子どものために、小・中学校全校で特別支援教室を設置し、児童・生徒に必要な支援(巡回指導)を行っている。また、学校図書館を開放するなど、障害の有無に関わらず一人ひとりに合った居場所づくりを進めていく。
普通学級と特別支援学級との境目をなくしてほしい。 共生社会の形成に向けて、障害の有無にかかわらず児童・生徒がともに学ぶことができるような活動の充実を図り、誰もが互いに尊重し支え合い、相手を認め合う態度の育成に取り組んでいく。
また、通常の学級と特別支援学級の交流及び共同学習時等には、支援員を同行させる等、人的支援を行っている。
LGBTQの方や外国人などの孤立しがちなコミュニティとの繋がりや交流の機会の作り方が課題となっている。 LGBTQの方や外国人に対する理解促進を図ることは、「中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例」において、区の重要な責務として規定しているため、正しい理解がされるための交流や事業の運営のあり方などを十分調査のうえ、検討していきたい。
また、中野区国際交流協会を通じた国際交流イベントや多文化共生事業の充実を図り、多様な文化を受け入れるための意識の啓発をしていく。
新型コロナウイルスによって失ってしまった、学校と家庭や地域のつながりを取り戻す必要がある。 これまで新型コロナウイルス感染症拡大防止の中、学校での行事は工夫しながら行ってきた。これらの工夫を生かしながら、今後も子ども達に合った学校行事となるよう充実させていく。
保護者や地域の人はもちろんだが、学生や民間企業の人も教育に参加してほしい。 学校はこれまでも学生ボランティアや民間企業をゲストティーチャーとした授業を行ってきた。今後は、家庭や地域社会と連携し、社会とつながる協働的な学びを実現していく。

地域コーディネーターを公募制にするほか、学生の登用を考えてほしい。

モデル実施においては、地域コーディネーターは、学校長の推薦により教育委員会が委嘱することとしている。学生の登用については、今後検討する。
主なご意見 反映状況・区の考え方
保護者や子どもの居場所や話ができる環境がたくさんあることが必要だと思う。図書館や児童館を活用できないか。 区立図書館においては、閲覧席の拡充や子ども用のスペースの整備などに取り組んでいる。今後も多角的な視点で図書館の運営を検討していく。
また、児童館では、自由に交流できるロビーの機能を充実させ、保護者や子ども、地域の方が交流できるスペースを設置する。
教員の働き方改革や、メンタルヘルスケアを実施するなど、教員自身が時間的・精神的余裕を持ち、子どもと関わる時間を増やすことが必要だと考える。 「中野区立学校における働き方改革推進プラン」に基づき、教員の長時間労働の改善に取り組むとともに、メンタルヘルス対策としてストレスチェックを実施していく。
また、これまでも校務支援システムや採点補助システムを導入し、スクールサポートスタッフ等の人材の支援を行ってきた。次年度は小学校で担任の補佐的役割のスタッフを配置するなど、教員の働き方に資する取組を推進していく。
教員の資質・能力の向上、専門職人材(学芸員、図書司書)の育成が必要だと思う。教員はそれぞれの年次や職層に合わせた研修を受ける他に、東京都や区が実施しているさまざまな研修を受講することができる。区ではマイスター研修やスキルアップ研修などを実施しており、今後もより専門性の高い教員を育成していく。
支援員、専科教員の増員や副担任制の導入など、教職員の配置を増やしてほしい。 中野区独自に採用している任期付短時間勤務教員については、現在の各校1名配置に加え、学校規模に応じた増員を予定している。また、小学校の学級担任を補佐する職員の配置も予定している。
教育・教員にかかる予算を増やしてほしい。 任期付短時間勤務教員や、担任の業務を補佐する職員を配置予定であり、授業の質の向上や教員の負担を軽減する。
また、悩みを抱える子どもたちをサポートするため、スクールソーシャルワーカーの配置を拡充するほか、学校現場への法律的支援を行うスクールロイヤーを配置する予定である。
教育のICT化、GIGAスクールの実現をしてほしい。タブレットの活用や現場の支援が必要だと思う。 区内を4つのブロックに分け、各ブロックに1名ずつICT支援員を配置し、各校の巡回支援を行っている。また、支援員の訪問日以外はヘルプデスクが各校からの問い合わせへの対応を担っている。
教育をICT化するばかりでは困る。家庭環境によって差が生じることへの配慮や、体験を通したリアルな学びや感覚を大事にしてほしい。 通信環境については各家庭で整えていただくことを前提に、就学援助により、オンライン学習通信費として年合計1万円を支給している。
また、学校ではこれまでも職場体験や社会科見学、スポーツや自然体験、昔遊びなどさまざまな体験活動を行ってきた。ICTを活用することでこれまで実施できなかった、離れた場所との交流などが期待される。ICTの良さを取り入れながら、これまでの体験活動も大切にしていく。
子どもだけでなく、全ての区民が関係する社会教育として生涯学習の推進と充実をしてほしい。 区民の誰もが、いつでもどこでも生涯を通じて主体的に学習に取り組めるよう、生涯学習環境の充実を図り、多様な学習機会を提供するとともに、ウェブサイト等を通じた情報発信を強化する。
主なご意見反映状況・区の考え方
教育大綱の方針における「「中野らしさ」を生かした教育」とは何かを具体的にした方がいいのではないか。 「「中野らしさ」を生かした教育」については、素案の中で、「多様性と地域のつながりを強みにした教育を実現する。」旨を表現している。
教育大綱には、「持続可能な社会の担い手」「人権尊重」などの言葉を入れてほしい。 「持続可能な社会の担い手」については、素案の中で「子どもの「生きる力」が育つよう、学校と地域の連携、教育に関わる人材の育成などを進めます。」旨を表現している。
「人権尊重」については、「自分らしく生きられるまちを築けるよう、学校教育や社会教育の場において、個性を生かした教育を推進します。」旨を表現している。
「SDGs」や「時代の変化をとらえる」などの要素を教育大綱に入れた方がいいのではないか。 素案の中で「環境変化の大きい今こそ、人と人との交流やつながりを広げ、誰一人取り残されることのない、安心できる地域社会を実現し、一人ひとりが豊かな人生を歩むための新たなチャレンジを応援していきます。」という表現によりSDGsの理念や「時代の変化をとらえる」旨を示している。

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