コミュニティ・スクール
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更新日:2024年7月2日
現代の教育環境は、時代とともに複雑化しており、学校だけでは子どもたちにとって十分な教育環境を整備することが難しくなってきています。子どもにとってより良い教育環境を実現するためには、学校・家庭・地域が連携・協働し、子どもの教育への取組を通じて地域の力を高めていくことが重要です。
このようななか、保護者や地域住民等が学校運営へ参画する「学校運営協議会」を設置し、地域住民と学校が、ともに学校運営の改善や子どもの教育について協議し、取組む機会をつくることで、地域と学校の連携・協働を進め、地域力を高めていく仕組みがコミュニティ・スクールです。
目次
一般的なコミュニティ・スクールとは、学校や保護者、地域が力を合わせ、子どもたちのより良い環境づくりに取組む「地域とともにある学校」を実現するため、「学校運営協議会」が設置された学校のことをいいます。この「学校運営協議会」は、校長のほか、地域住民や保護者などから構成され、地域の声を活かしつつ、子どもの教育について認識を共有しながら地域とともにある学校づくりを進めていきます。
中野区はこの協議会を「地域学校運営協議会」と称しています。また、学校と地域が協働し、子どもたちのより良い環境づくりに取り組む活動を「地域学校協働活動」と位置づけています。
そして中野区では、「地域学校運営協議会」を中学校区ごとに設置するとともに、協議会で話し合われた意見を踏まえ、地域団体・人材をコーディネートする「地域コーディネーター」を配置し、「地域学校協働活動」との双方向の連携・協働を進めている学校を「中野区コミュニティ・スクール」としています。
◆「中野区コミュニティ・スクール」のイメージ図
子どもたちのより良い環境づくりのため、地域コーディネーターからの活動報告などを踏まえ、学校と地域ができる協働について協議するとともに、主に以下の役割を担っています。
・学校が作成した学校運営の基本方針を承認すること
・教育活動についての熟議・評価を行うこと
・学校支援活動の企画・調整をすること
【メンバー】校長、学識経験者、地域住民、保護者、学校関係者など
地域住民等の地域団体・人材が学校と協働して行う教育活動全般を指します。
例:地域と学校が協働で行う防災訓練やお祭りなどの地域事業、学習指導、学校行事支援、読み聞かせ、リサイクル活動、美化活動、登下校の見守りなど
【活動主体】保護者、PTA、町会・自治会、地域の協力者、グループ・サークル、ボランティアなど
「地域学校運営協議会」のメンバーであるとともに、「地域学校運営協議会」で検討された「学校支援活動の企画・調整」を踏まえて、「地域学校協働活動」の実施や活発化に向け、主体となる地域団体・人材との連絡・調整を進めていきます。
【活動例】講演、鑑賞、体験事業のコーディネート(IT関連学習講座、伝統芸能鑑賞、演劇鑑賞、昔遊び交流会、和太鼓教室、職場体験先の調整、など)
令和5年1月23日に明和中学校区(明和中学校、美鳩小学校、啓明小学校、鷺宮小学校、西中野小学校※)にて最初の中野区コミュニティ・スクールを設置しました。
活動状況については、明和中学校ホームページの学校だより「明和の風」令和4年度第8号、令和5年度第7号、令和6年度第1号にてご確認ください。中野区立明和中学校(外部サイト)
※鷺宮小学校と西中野小学校は令和6年4月に鷺の杜小学校に統合されました。
明和中学校区に続き、以下の中学校区でも中野区コミュニティ・スクールを順次、設置していく予定です。
〇南中野中学校区(南中野中学校、南台小学校、みなみの小学校)
〇中野中学校区(中野中学校、桃園第二小学校、桃花小学校、平和の森小学校)
〇北中野中学校区(北中野中学校、武蔵台小学校、上鷺宮小学校、かみさぎ幼稚園)
〇中野東中学校区(中野東中学校、桃園第二小学校、塔山小学校、谷戸小学校、白桜小学校、ひがしなかの幼稚園)
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