感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)

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更新日:2025年3月7日

感染性胃腸炎とは

 感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌、寄生虫などの病原体による胃腸炎の総称です。主な原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「アデノウイルス」、「サポウイルス」などがあります。これらのウイルスは、アルコールによる消毒効果が乏しいため、流水によるこまめな手洗いを行うことがとても大切です。

主な症状

 ウイルス性胃腸炎は特別な治療法がなく、症状に応じた対症療法になります。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、早めに医療機関を受診しましょう。

ノロウイルス

 嘔吐、吐き気、下痢、腹痛などの症状があり、小児では嘔吐が、成人には下痢が多い傾向にあります。症状は1日~2日程度続きます。
 ノロウイルスは汚染された水や貝(主にカキなどの二枚貝)を介して感染することもあります。

ロタウイルス

 下痢、嘔吐、発熱などの症状がみられます。白色の水様便が特徴です。1歳以下では重症化しやすく、意識の低下やけいれんを起こすこともあります。

アデノウイルス

 下痢、嘔吐、発熱などの症状がみられます。他のウイルス性胃腸炎と比較して、下痢の期間が長く、症状は9日~12日程度続きます。

感染性胃腸炎予防の3つのポイント

1.こまめな手洗い

 食事、調理の前、トイレの後には、その都度、石けんをよく泡立てて、流水で30秒以上の手洗いを、2回行いましょう。

2.二枚貝の十分な加熱処理

 カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に(85~90℃で90秒以上)加熱しましょう。

3.吐物やふん便の適切な処理

 嘔吐物やふん便を処理するときは、使い捨ての手袋・マスク・エプロンを着用し、換気をしながら嘔吐物を処理し、次亜塩素酸ナトリウムでぬぐった部分を消毒しましょう。
 
 消毒液の作り方は、「ノロウイルス食中毒に注意して下さい」にお進みください。処理後は、石けんと流水で十分に手洗いしましょう。

参考

お問い合わせ

このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。

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