脳を守ろう!MTBI(軽度外傷性脳損傷)

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更新日:2023年8月3日

MTBI(軽度外傷性脳損傷)とは

 交通事故などで頭を打ったり、頭が前後左右に揺れると、脳に衝撃が伝わり脳損傷が起こることがあります。WHO(世界保健機関)の定義では30分以内の意識消失、24時間以内の外傷性健忘を示す脳損傷は、MTBI(Mild Traumatic Brain Injury)と呼ばれます。CT検査などで異常がない場合でも数日から数週間経って症状が現れることもあるので、注意が必要です。

主な原因

  • 交通事故
  • 高所からの転落
  • 転倒
  • スポーツ外傷
  • 暴力
  • 乳幼児の揺さぶり

主な症状(症状や程度には個人差があります。)

○高次脳機能障害

 記憶・理解・注意・集中力の低下、情緒不安定

○運動障害・知覚麻痺

 手足の動きが悪い、手足の感覚が鈍い

○脳神経の麻痺

 においがしない、見えにくい、味がしない、耳がよく聞こえない、水でむせる

○排尿や排便の障害

○てんかん発作

頭を打った時の対応

頭を打った後に次のような症状があるときは医療機関を受診しましょう。

  • 意識状態がいつもと違う
  • 事故後の記憶がない
  • 手足に力が入りにくい、しびれる
  • けいれん
  • 吐き気、めまい、頭痛

※MTBIは頭を打ってすぐには症状がなく、数時間~数日、場合によってはさらに経過してから、症状が現れることがあります。

MTBIの予防

  • 自転車や車に乗るときは、体格に合ったチャイルドシートを使用しましょう。
  • 乳幼児を強く揺さぶらないようにしましょう。
  • 自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
  • スポーツをするときは、防具を使用しましょう。
  • 運動や体操で足腰を鍛え転倒を予防しましょう。
  • 転倒防止のための環境を整えましょう。(室内の整理、手すりの設置、段差の解消など)

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