福島第一原発事故に伴う放射線・放射性物質

ページID:301435578

更新日:2024年10月18日

現状

  • 2011年(平成23年)発生した東北地方太平洋沖地震で被災した福島第一原子力発電所は、2050~2060年の廃炉を目指して、さまざまな作業を続けています。
  • 基準値を超えた放射性物質を含む食品は、出荷が制限されているので、流通食品の放射性物質汚染問題は、解決しています。
  • しかし、生活圏外の山地は除染の対象外なので、山地で採れる山菜やキノコ類、山地で暮らす野生動物や淡水魚などには、まだ汚染が残っています。
  • 大気や地面からの放射線量も、地震以前と大差ありません(放射線・放射能量の測定結果)。

参考

中野区内の測定結果

  • 東京都は、中野区内の農家が露地栽培したナスを2024年9月12日に採取し放射性物質検査を実施しましたが、放射性セシウムは検出されませんでした。

参考

東京都の測定結果

  • 国は、2023年12月に、東京湾の海水と海底土を採取し、放射能検査を実施しましたが、測定値は事故前と同程度でした。
  • 国は、2023年2月から3月に、東京都内で、実際に流通する食品を購入し、食品中の放射性セシウムから受ける1年間の被ばく放射線量を0.0006ミリシーベルト(=基準値のおよそ1,500分の1)と推計しました。

参考

日本全国の測定結果

参考

  • 原子力災害が発生して、国や自治体が放射線・放射能が管理上の基準を超える可能性があると判断した場合、平常に戻ったと判断されるまで、様々な通報手段により、「必要な情報」と「避難・コンクリート屋内退避・屋内退避・飲食物摂取制限・飲食物出荷制限などの指示」が住民へ出されます。
  • 近隣の人と情報の発信元を確認して、互いに協力しあいましょう(放射性物質への不安につけこむ広告や勧誘に注意

国の対応

  • 原子力規制委員会では、原子力施設立地地域にて大規模災害等が発生した際、直接、原子力施設の状況やモニタリング情報などの緊急情報を、携帯電話にメールでお知らせしています。
    登録方法など詳しくは、新規ウインドウで開きます。新規ウインドウで開きます。緊急時情報ホームページ(外部サイト)にお進みください。

参考

東京都の対応

  • 東京都は、最新の防災情報をX(旧Twitter)で発信しています。

参考

中野区の対応

地震に備えた取り組み

参考

線量測定への対応

  • 放射線・放射能量の測定結果を踏まえ、中野区が実施主体となる食品中の放射能量および空間放射線量測定は、現在実施していません。
  • 放射能量や放射線量を知りたい方は、下記検査機関をご覧いただき、各事業所にお問合わせください。
検査機関

放射線量の基準値

参考

放射能量の基準値

食品中の放射能量の基準値
食品群基準値
飲料水1キログラムあたり放射性セシウム10ベクレル
牛乳・乳幼児食品1キログラムあたり放射性セシウム50ベクレル
一般食品1キログラムあたり放射性セシウム100ベクレル

参考

  • 東日本大震災以降、全国の消費生活相談窓口に、放射能に関する相談が多く寄せられました。
    例として、「『体内被ばくに効果』『放射性物質を除去可能』などとうたう広告や勧誘によるトラブル」「放射線測定器購入時の金銭トラブル」「高額な放射線対策商品の訪問販売によるトラブル」などがあります。
  • 東日本大震災をめぐり、国内のさまざまな団体が、さまざまな活動を展開しています。
    しかし、団体の中には暴力主義的な活動を行う危険性のある団体や、「活動に伴って生じた参加者の不利益に対して責任をとらない」と明言している団体もあります。
    真の目的を隠して勧誘する団体もありますので、活動に参加されるときにはご注意ください。
  • 「不審に思った」「被害にあった」と思った場合は、消費生活相談中野警察署野方警察署に、ご相談ください。

参考

  • 事件・災害が起こると、不安のあまり、次の1~7のようなデマ情報を信じてしまうことがあります。
    1 個人を攻撃する情報
    新規ウインドウで開きます。2 権威を振りかざす情報
    3 証明できないから間違っている(あるいは逆に正しい)とする情報
    4 都合のよいことのみに基づく(都合の悪いことに触れない)情報
    新規ウインドウで開きます。5 因果関係をこじつけた情報
    6 中間を考えない(あるかなしか、善か悪かの極論に基づく)情報
    7 出典のあいまいな(合っているか確認できない)統計に基づく情報
  • デマ情報が拡散されたせいで、ものが売れなくなったり、サービスが利用されなくなったり、人が差別されたりすることが、「風評被害」です。
  • そして、聞いたことを鵜呑みにし、自分でその根拠・出典・正当性を調べず、デマ情報を拡散させてしまうことが、「風評加害」です。
  • 安易に、情報を流してしまわないよう注意しましょう。

参考

関連情報

お問い合わせ

このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから