平成30年度 決算のあらまし

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更新日:2023年8月3日

 平成30年度一般会計決算は、歳入決算額が1,409億3,513万円、歳出決算額は1,359億5,601万円となりました。歳入から歳出を差し引いた額は、49億7,912万円で、決算は黒字となりました。
 歳入では、特別区税が5億円、特別区交付金が33億円、国都支出金が28億円、繰入金が111億円、それぞれ増加しました。一方、地方消費税交付金が10億円、繰越金が4億円、それぞれ減少しました。
 歳出では、投資的経費が62億円、その他では物件費が32億円、補助費等が17億円、積立金が38億円、それぞれ増加しました。一方、人件費が5億円、扶助費が2億円、公債費が6億円、それぞれ減少しました。
 決算については、関連ファイルにある「平成30年度主要施策の成果(決算説明資料)」、地方財政状況調査(決算統計)※「平成30年度統計」、関連情報にある「中野区の財政白書」を、財政の健全化判断比率については、関連情報にある「中野区の財政の健全化判断比率について(令和元年度公表分)」をご覧ください。
 
※地方財政状況調査(決算統計) とは、地方財政状況調査は、都道府県や市町村など各地方公共団体の決算に関する統計調査であり、予算の執行を通じて地方公共団体がどのように行政運営を行ったかを見るための基礎となるものです。団体によって会計の範囲が異なるため、統一的な会計区分を定め、団体間で比較できるようにしています。毎年度、地方財政状況調査の結果を取りまとめ、様々な統計資料として公表されるとともに、「地方財政白書」として国会に報告されます。これらは地方公共団体の歳入・歳出の分析や財政の健全性の判断において重要な役割を果たしています。

 総務省の統計結果はこちらです。
 地方財政状況調査関係資料 新規ウインドウで開きます。https://www.soumu.go.jp/iken/jokyo_chousa_shiryo.html(外部サイト)


金額、割合は、表示単位未満で四捨五入し、端数整理しています。このため、合計額などの数値は、表示している数値から算出した値とは異なる場合があります。


各会計歳入歳出決算額

各会計別決算額
会計

歳入決算額

歳出決算額

差引額

一般会計1,409億3,513万円

1,359億5,601万円

49億7,912万円
用地特別会計15億3,894万円15億3,894万円0万円
国民健康保険事業特別会計

340億2,585万円

338億3,183万円1億9,401万円
後期高齢者医療特別会計69億6,254万円69億1,130万円5,125万円
介護保険特別会計223億5,336万円221億1,161万円2億4,174万円

平成30年度一般会計決算の歳入、歳出(目的別と性質別)

一般会計歳入
歳入 決算額
(億円)
構成比
(%)
前年度比説明
特別区税

343

24.31.4%増加特別区民税、軽自動車税、特別区たばこ税の3税
特別区交付金

388

27.5

9.3%増加

東京23区の区域で都が課税している税のうち、本来、市町村税である固定資産税など3税の一定割合を各区の財政力に応じて配分しているもの

地方消費税交付金・利子割交付金等76

5.4

13.6%減少国・都税の中から一定割合で交付されるもの
負担金、使用料及び手数料382.716.3%増加保育料、区営住宅などの使用料、住民票・印鑑証明などの発行や許認可にかかる手数料など
国・都支出金

359

25.58.5%増加区が国・都に代わって行う仕事に対する負担金と、区が実施する特定事業に対する補助金など
諸収入151.117.9%増加各種貸付金の返還金、下水道施設整備に対する収入など
特別区債00.0-

一度に多額の費用が掛かる時、財政負担の平準化と世代間負担の公平化を図るため、区が銀行などから借りるお金

その他19113.6122.4%増加区有財産の貸し付け・売り払いによる収入、寄付金、基金からの繰入金、前年度からの繰越金など
合計1,409100.013.4%増加 
一般会計歳出(目的別)
歳出(目的別)決算額
(億円)
構成比
(%)
前年度比説明
議会費8

0.6

1.2%減少

議会の活動、議会中継など
経営費

81

6.0

22.1%増加

区役所庁舎の維持管理、区報発行など
都市政策推進費322.3 4.0%減少中野駅周辺や西武新宿線沿線まちづくり、産業振興など
地域支えあい推進費513.77.6%増加すこやか福祉センター、区民活動センター、児童館、高齢者会館の運営など
区民サービス管理費

149

10.9

0.6%増加戸籍事務、国民健康保険、介護保険、徴税事務など
子ども教育費

396

29.130.9%増加子育て支援や小・中学校、保育園、図書館の運営など
健康福祉費31223.02.2%増加お年寄りや障害のある方への援助、生活保護、生涯学習・スポーツなど
環境費503.710.9%減少地球温暖化防止対策、緑化推進、ごみ減量、暮らしの衛生など
地域まちづくり推進費221.6皆増災害に強いまちづくりなど
都市基盤費

88

6.517.3%減少道路・河川・公園の整備、建築確認、防災、交通対策など
公債費

37

2.712.7%減少特別区債を発行して借りたお金の返済
その他1349.939.7%増加財政調整基金、特別区債返済のための積立など
合計

1,360

100.012.3%増加 
一般会計歳出(性質別)
歳出(性質別)決算額
(億円)
構成比
(%)
前年度比説明
人件費

199

14.62.3%減少職員の給料や議員の報酬など
扶助費37827.80.6%減少生活保護世帯の生活費や障害のある方への給付、児童手当など
公債費382.8

12.6%減少

特別区債を発行して借りたお金の返済
投資的経費21115.542.0%増加道路・公園・施設の整備など、後の年度にも支出の効果が及んで社会資本の形成に役立つ経費
物件費

199

14.7

19.4%増加物品の購入費、施設の運営委託料や光熱水費、OA機器等の賃借料など
その他33524.624.7%増加各種の補助金、貸付金や建物の修繕費、基金への積立金など
合計

1,360

100.012.3%増加 

1万円の使いみち

 歳出決算額1,360億円を目的別にし、1万円に換算すると次のようになります。

  • 子ども教育費は、2,911円
  • 健康福祉費は、2,298円
  • 区民サービス管理費は、1,093円
  • 都市基盤費は、647円
  • 経営費は、597円
  • 地域支えあい推進費は、374円
  • 環境費は、365円
  • 公債費は、269円
  • 都市政策推進費 232円
  • 地域まちづくり推進費は、165円
  • 議会費は、62円
  • その他は、988円

特別区債・基金

 特別区債とは、将来にわたり区の財産となる、土地の購入や公共施設整備などの財源として発行するもので、いわゆる借金のことです。また、基金とは、条例により設置する、貯金に当たるもので、将来の特別区債の返済に備えた減債基金や年度間の財政調整のための財政調整基金の他、まちづくりや義務教育施設整備などの特定目的の基金があります。 中野区の普通会計での現在高は、下表の通りです。

 普通会計 一般会計と用地特別会計を合わせ、重複経費などを除いた、総務省の定める基準による統計上の会計方式

項目平成30年度末同29年度末

特別区債

147億円

198億円
基金700億円725億円

 いずれも、特別区債の満期一括償還の財源として減債基金に積み立てた額(平成30年度末4億円、同29年度末3億円)は除いています。また、基金には介護給付費準備基金は含まれません

平成30年度中野区土地開発公社の事業実績 

 平成30年度は、中野区の依頼により防災まちづくり事業用地等の先行取得を行う一方、事業用地を中野区に売却しました。

  • 用地の取得
    面積1,100平方メートル、取得額12億1,000万円
     地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地および街路用地を取得
  • 用地の処分
    面積177平方メートル、処分額2億2,900万円
     地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地を中野区に売却
  • 借入金残高(3月末現在)
    金融機関から10億9,400万円 中野区から26億7,100万円

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