第30回「子どもたちの人権メッセージ」中野区代表作品の紹介

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更新日:2023年12月6日

子どもたちの人権メッセージ

人権尊重の重要性、必要性の理解を深め、豊かな人権感覚を身につけられるよう、自分たちの身近にある人権問題について発表する事業が毎年開催されています。
この事業は、「特別区・島しょ人権啓発活動ネットワーク協議会」が実施するもので、特別区(23区)と島しょの小学生4年生から6年生を対象としています。
中野区からは 【武蔵台小学校5年 高橋 杏理(高=はしごだか)】さんが参加してくれ、代表として選ばれましたので紹介します。

第30回「子どもたちの人権メッセージ」 中野区代表

「だれもが楽しく幸せにくらせる世界」
 中野区立武蔵台小学校5年 高橋 杏理(高=はしごだか)

みなさんは、目が不自由な方を助けてあげたり、やさしく声をかけたりしたことはありますか。
わたしはある日、駅のホームで白じょうをついている人を見かけました。
もうすぐホームに電車が来るとき、わたしは、「電車に乗るときに、つまずいてしまわないかな。」と、不安な気持ちになりました。
「手伝ってあげようかな。」と思ったけれど、なかなか勇気が出ず、声をかけられませんでした。
すると、近くにいた男の人が白じょうをついている人に、話しかけたのです。
電車に乗るときに「お手伝いしましょうか。」と言っていました。
それを聞いたとき、わたしはすごいなと思って、そんけいしました。
わたしも、そんな人になりたいと思いました。
その後、男の人も白じょうをついている人も笑顔になっていたので、なんだかわたしもうれしくなりました。
その日から、障がいのある人は、どのような生活をしているのか、どんな道具を使っているのかなどを知りたくなりました。
なぜなら、障がいのある人のことを知れたら、少しよりそえるのではないかと思ったからです。
それから、いろいろな本で障がい者について調べました。
すると、知らないことがたくさんあることに気付きました。
その中で、とくにわたしがおどろいたことは、障がいのある子どもが世界に二億四千万人もいることです。
もし、わたしがその立場だったらら、前向きに考えられるだろうか。
そして、障がいのない人に、遠りょなく助けを求めることができるだろうかと想像してみました。
わたしは、障がいのある人もない人もだれもが楽しく、幸せにくらせる世界をつくりたいと思いました。
たとえば、障がいのある人もない人も同じ学校に通って勉強したり、みんなでいっしょに遊んだりすることです。
そんな世界をつくるために、今できることを考え、一生けん命やり、周りの人にもこの気持ちを広めていきたいです。

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