第32回「子どもたちの人権メッセージ」中野区代表作品の紹介
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更新日:2025年12月17日
子どもたちの人権メッセージ
人権尊重の重要性、必要性の理解を深め、豊かな人権感覚を身につけられるよう、自分たちの身近にある人権問題について発表する事業が毎年開催されています。
この事業は、「特別区・島しょ人権啓発活動ネットワーク協議会」が実施するもので、特別区(23区)と島しょの小学生4年生から6年生を対象としています。
中野区からは 【中野区立南台小学校 五年 孫 心然 】さんが参加し、代表として選ばれましたので紹介します。
第32回「子どもたちの人権メッセージ」 中野区代表
「外国人とのちがい」
中野区立南台小学校 五年 孫 心然
私は日本に住んでいて、日本の小学校に通っています。だけど、私は中国人です。生まれたのも中国です。 いつもは区別があまりつかず、気にする必要もありません。 でも、外国語の授業になるとその区別がよりはっきりします。ちがう国の人だから名前も目立ちます。そういう小さなちがいが「差」をつくります。 その「差」がいじめや差別となります。だから私は、いくら差があっても仲間はずれにせず仲良くしたいです。自分と仲良くしてくれる人みたいに、自分もちがう人と仲良くしたいです。 ここは日本だから、日本人が多くて当たり前です。たとえ、ちがう国の人がいても私はそれが普通だと思います。私自身が外国人なので、まわりにちがう国の人がいるのが、日常茶飯事です。そういう理由もあるから、私は外国の人と仲良くしたいと思います。 そもそも、みんなが思いうかべる外国人とは遠い国の人や、私たちと外見が大きくちがう人ではないでしょうか。大きくちがうからぱっと見て「外国人」と分かります。その国の人が、よくないことをしたら、「〇〇人はそんなことするんだ」と国全体のイメージを悪くしてしまいます。しかし、その人がいいことをしたら「〇〇人はやさしい」と思えます。 この学習を通して私はいじめや差別をしてはいけないと改めて思いました。

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