中野区の感染症最新情報(感染症週報)
ページID:637279831
更新日:2024年7月24日
区内医療機関等から保健所へ報告される感染症や梅毒などの感染症の発生情報をお知らせします
- 月曜日から日曜日までを1週間とする年間52週について、各週の中野区感染症発生動向調査情報集計・分析結果を原則、翌週の水曜日以降に掲載します。
- 最新の中野区の感染症の状況は
中野区感染症発生動向調査週報 令和6年第29週(令和6年7月15日~令和6年7月21日)(PDF形式:1,561KB)をご覧ください。
- 東京都の状況は
東京都感染症週報(東京都感染症情報センター)(外部サイト)、国の状況は
感染症発生動向調査週報(国立感染症研究所)(外部サイト)にお進みください。
都内で麻しん(はしか)患者の発生がありました。麻しんの有効な予防法は、麻しん含有ワクチン接種です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。中野区の費用助成制度については、「MR[麻しん(はしか)と風しんの2種混合ワクチン]予防接種」へお進みください。
令和6年第29週(令和6年7月15日~令和6年7月21日)トピックス
詳しい感染症の発生状況は、中野区感染症発生動向調査週報(PDF形式:1,561KB)をご確認ください。
- 新型コロナウイルス感染症の定点報告数は74人、1定点当たり7.4でした。
中野区内の報告数は前週より減少しましたが、東京都内では第28週時点で10週連続で報告数が増加しています。 - A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点報告数は21人、1定点当たり3.5でした。
- 手足口病の定点報告数は113人、1定点当たり18.8でした。
東京都内及び中野区内の報告数は警報レベルです。
中野区内の保育施設で複数の集団発生報告が上がっています。 ヘルパンギーナの定点報告数は28人、1定点当たり4.7でした。
中野区内のヘルパンギーナの報告数は横ばいの傾向で、引き続き今後の動向に注意が必要です。
参考(東京都感染症情報センター)
新型コロナウイルス感染症(外部サイト)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(外部サイト)
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(外部サイト)
手足口病(外部サイト)
感染症等発生報告のお願い(社会福祉施設向け)
高齢者、乳幼児、障害者等が集団で生活又は利用する社会福祉施設(PDF形式:159KB)で、下記1~3の感染症や食中毒が発生した時は、各施設の中野区主管課(介護・高齢者支援課、保育園・幼稚園課、障害福祉課等)と中野区保健所へ、「人数」「症状」「対応状況等」をご一報ください。
- 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合
- 同一の感染症若しくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
- 1.及び2.に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合
参考
2023年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症上の名称が変更されました。
都内で相談できる医療機関リスト掲載施設を増やすためのご協力のお願い
今後もエムポックス感染者が増えることが予想されます。
東京都では「都内でエムポックス(サル痘)の相談ができる医療機関リスト(外部サイト)」を公表していますが、対応可能医療機関の数はまだ十分とはいえないのが現状です。
協力可能な医療機関の方は、東京都 保健医療局 感染症対策部 防疫課(電話 03-5320-4088)まで、「医療機関名」「担当者名」「連絡先電話番号」をご連絡ください。
(風疹ウイルスの電子顕微鏡写真(加藤茂孝):国立感染症研究所)
免疫を持たない若い世代の男性と妊娠適齢期の女性は要注意です!
- 多くは風しん抗体価の低い方が存在するとされる20歳代から50歳代男性の罹患ですが、ワクチン未接種等で女性の発症者も出ています。
- 特に妊婦や妊娠の可能性のある女性については、胎児の先天性風しん症候群のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要です。そのため、職場や家庭での感染防止にも注意が必要です。
- 詳しくは、
風しんについて(厚生労働省)(外部サイト)
平成30年1月1日から風しんの届出が変わりました(厚生労働省)(外部サイト)
風しん Rubella(東京都健康安全研究センター)(外部サイト)
をご覧ください。
予防接種で妊婦さんと赤ちゃんを風しんから守りましょう
- 妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も風しん
ウィルス(外部サイト)に感染し、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれることがあります。
- 妊娠中は風しんの予防接種は出来ません。先天性風しん症候群を予防するために、家族(特にパートナー)の方が予防接種を心がけることが重要です。
妊婦の同居家族(夫・子どもなど)、10代後半から40代女性(特に妊娠希望者・妊娠する可能性が高い方)、出産直後の女性(妊娠初期の検査で、風しんの抗体価が低かった方)は風しんの予防接種を受けましょう。
中野区では大人の風疹抗体検査と予防接種費用を助成しています。詳しくは風しん抗体検査と風しん予防接種の費用助成、MR(麻しん(はしか)と風しんの2種混合ワクチン)予防接種にお進みください。 - お子様のMR(麻しん(はしか)と風しんの2種混合ワクチン)予防接種もお忘れなく。
(顕微鏡写真:東京都健康安全研究センター 提供)
- 2023年の
都内の梅毒報告数(外部サイト)は3,701件で増加傾向にあります。年齢階級別では、男性は20歳代から50歳代、女性は20歳代の報告が多くなっています。
- 梅毒は、病原体(梅毒トレポネーマという
細菌(外部サイト))を持った人とのキスやセックスで感染する全身性疾患(
性行為でうつる病気(外部サイト))です。
男女とも、特にコンドームを使用しない性行為による感染に注意する必要があります。 - ご心配なことがある場合、感染が疑われる場合には、検査を受けましょう(「よし、明日は検査に行こう」エイズ検査のお知らせ、
東京都性感染症ナビ 検査(外部サイト))。
なお、上記の検査では治療はできませんので、下記のような症状がある場合には医療機関を受診しましょう。
症状
- 数週間から数か月後、陰部・口唇部・口腔内に、しこりが生じたり、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れたりすることがありますが、1か月ほどで自然に消えます(症状が出ないこともある)。
- 数か月から1年後、全身のリンパ節が腫れる、発熱、倦怠感、関節痛などの症状や「バラしん」と呼ばれる特徴的な全身性発しんが現れることがあります。
- 症状が消えても、梅毒は抗生物質で治療しない限り完治しません。
治療せずに放置すると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあり、また、妊娠している女性が梅毒に感染すると先天梅毒児が生まれる可能性もあります。
参考
治療
- 梅毒は、早期であれば、抗菌薬を1カ月ほど飲めば治ります。
- 梅毒などの性感染症に感染しているとHIV(エイズウイルス)にも数倍感染しやすくなります。
参考
梅毒って、なに?(厚生労働省)(外部サイト)
IDWR 2021年第41号<注目すべき感染症>梅毒(国立感染症研究所)(外部サイト)
Webで学ぶ梅毒(東京都性感染症ナビ)(外部サイト)
梅毒 Syphilis(東京都感染症情報センター)(外部サイト)
(ノロウイルスの電子顕微鏡写真:東京都健康安全研究センター)
- 感染性胃腸炎は冬季から春先を中心に流行します。
特にノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎の場合、保育園、小学校など集団生活の場で大規模な流行となることもあり、注意が必要です。
都内の感染性胃腸炎流行状況は、感染性胃腸炎(ノロウイルスを中心に)(東京都感染症情報センター)(外部サイト)にお進みください。
- ノロウイルスやロタウイルス等のウイルスによる感染性胃腸炎を予防する最も有効な対策は「手洗い」です。
トイレを使用した後、調理の前、食事の前には必ず手洗いをしましょう。 - おう吐物や下痢便などの処理は、部屋の換気を充分にし、使い捨て手袋とマスクをして、漂白剤(ハイターなど)で消毒してから飛散しないようペーパータオルなどでしっかりとふき取り、その後、更に漂白剤(ハイターなど)で周辺の広い範囲を含めてよく消毒します。
非常に感染力が強いので、汚染を広げないように十分に注意しましょう。
漂白剤を用いた消毒液は、床などには0.1パーセント(約60倍)、ドアノブ・シーツなどには0.02パーセント(250~300倍)の濃度で使用します。「防ごう!ノロウイルス感染症」(外部サイト) に、次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作り方が載っていますので参考にしてください。
感染性胃腸炎予防についての関連情報
「防ごう!ノロウイルス食中毒」(調理従事者向けパンフレット)(外部サイト)
社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(外部サイト)
社会福祉施設等における感染症予防チェックリスト(外部サイト)
学校等における感染症予防チェックリスト(外部サイト)
感染性胃腸炎にご注意ください~ノロウイルス等による集団感染が多く発生する時期です~(PDF形式:826KB)
- 中野区内には、感染症法で定点把握の対象となる5類感染症の患者数とインフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症の患者数を報告していただく小児科定点医療機関が6か所あります。
- その他に、内科のインフルエンザ/COVID-19定点医療機関が4か所、眼科定点医療機関が1か所、性感染症(STI)定点医療機関が2か所指定されています。
- 都内全域の定点医療機関は、小児科定点264か所、インフルエンザ/COVID-19定点419か所、眼科定点39か所、性感染症(STI)定点55か所、基幹定点25か所、となっています。(令和5年5月現在)
- 各週の患者報告数(定点報告数)をそれぞれの定点医療機関数で割ったものが定点当たり報告数(定点当たり0.0人)で、流行状況の目安となる値です。
疾病 | 警報レベル | 注意報レベル | |
---|---|---|---|
開始基準値 | 終息基準値 | 開始基準値 | |
インフルエンザ | 30 | 10 | 10 |
咽頭結膜熱 | 3 | 1 | なし |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 8 | 4 | なし |
感染性胃腸炎 | 20 | 12 | なし |
水痘 | 2 | 1 | 1 |
手足口病 | 5 | 2 | なし |
伝染性紅斑 | 2 | 1 | なし |
ヘルパンギーナ | 6 | 2 | なし |
流行性耳下腺炎 | 6 | 2 | 3 |
急性出血性結膜炎 | 1 | 0.1 | なし |
流行性角結膜炎 | 8 | 4 | なし |
関連ファイル
中野週報24029(PDF形式:1,561KB)
中野週報24028(PDF形式:869KB)
中野週報24027(PDF形式:1,334KB)
中野週報24026(PDF形式:1,444KB)
中野週報24025(PDF形式:1,440KB)
中野週報24024(PDF形式:998KB)
中野週報24023(PDF形式:1,010KB)
中野週報24022(PDF形式:1,251KB)
中野週報24021(PDF形式:1,295KB)
中野週報24020(PDF形式:1,540KB)
中野週報24019(PDF形式:1,262KB)
中野週報24018(PDF形式:1,375KB)
中野週報24017(PDF形式:879KB)
中野週報24016(PDF形式:1,268KB)
中野週報24015(PDF形式:853KB)
中野週報24014(PDF形式:731KB)
中野週報24013(PDF形式:728KB)
中野週報24012(PDF形式:740KB)
中野週報24011(PDF形式:1,018KB)
中野週報24010(PDF形式:752KB)
中野週報24009(PDF形式:1,332KB)
中野週報24008(PDF形式:759KB)
中野週報24007(PDF形式:1,371KB)
中野週報24006(PDF形式:1,052KB)
中野週報24005(PDF形式:748KB)
中野週報24004(PDF形式:1,371KB)
中野週報24003(PDF形式:1,037KB)
中野週報24002(PDF形式:1,286KB)
中野週報24001(PDF形式:1,367KB)
中野週報23052(PDF形式:1,665KB)
中野週報23051(PDF形式:1,422KB)
中野週報23050(PDF形式:1,403KB)
中野週報23049(PDF形式:1,085KB)
中野週報23048(PDF形式:772KB)
中野週報23047(PDF形式:1,408KB)
中野週報23046(PDF形式:1,084KB)
中野週報23045(PDF形式:777KB)
中野週報23044(PDF形式:1,380KB)
中野週報23043(PDF形式:1,398KB)
中野週報23042(PDF形式:1,402KB)
中野週報23041(PDF形式:1,628KB)
中野週報23040(PDF形式:1,333KB)
中野週報23039(PDF形式:1,077KB)
中野週報23038(PDF形式:1,659KB)
中野週報23037(PDF形式:1,043KB)
中野週報23036(PDF形式:2,158KB)
中野週報23035(PDF形式:1,027KB)
中野週報23034(PDF形式:634KB)
中野週報23033(PDF形式:1,004KB)
中野週報23032(PDF形式:807KB)
中野週報23031(PDF形式:643KB)
中野週報23030(PDF形式:1,531KB)
関連情報
お問い合わせ
このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。