中野区教育ビジョン(第3次)

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更新日:2023年8月3日

 中野区教育委員会では、これまで「教育ビジョン(第2次)」に基づき、一人ひとりの可能性を伸ばす教育に取り組んできました。
 この間、子どもと家庭を取り巻く社会状況や教育環境は、グローバル化、情報化、少子高齢化や地域のコミュニティの希薄化など大きく変化しました。
 これらの状況に的確に対応し、新たな教育課題や取組の方向性を示すため、「教育ビジョン(第3次)」を策定しました。

教育ビジョンの位置づけ

  • 教育基本法第17条第2項に基づく中野区のおける「教育振興基本計画」として位置付けています。
  • 区の計画体系の最上位に位置する「中野区基本構想」や「新しい中野をつくる10か年計画」及び「中野区教育大綱」と整合性のあるものとして策定しました。

計画期間

 平成29年度から平成38年度までの10年間

教育理念

 「一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切り拓く力を育む」

  • 子どもたちは自分の可能性を伸ばし、豊か人間性・社会性や確かな学力、健康・体力などの「生きる力」を身に付けている。
  • 一人ひとりが自立し、地域社会の一員として、生きがいをもって生活している。

目指す人物像

 目指す人物像は、「中野区教育大綱」と整合性を図り、以下の4つを定めました。

  • 自らの力で道を切り拓く、進取の気概を持った人
  • 多様な人間性を認め合い、思いやりあふれる人
  • 公徳心の富み、社会に役立つ人
  • 家族、わがまち、そして自らの祖国を愛する人

教育理念を実現するための5つの視点 

  • 「知」、「徳」、「体」のバランスのとれた教育

 子どもたち一人ひとりの特性に応じたきめ細かな教育により、「確かな学力」、「豊かな人間性」、「健康・体力」といった「知」、「徳」、「体」のバランスのとれた教育を展開します。

  • 自ら考え、学び、行動する人材を育成する教育

 多種多様な価値観や歴史・文化を認め合う心やコミュニケーション能力を育みます。また、自己有用感や自己肯定感を育み、自信を持って様々なことにチャレンジする気概と勇気を兼ね揃えた人材を育成します。

  • 一人ひとりを大切にする教育

 障害や発達の状況に応じた、きめ細かな支援を幼児期から一貫して推進します。特別支援教育の推進にあたっては、周囲の子どもや地域への理解を促進し、共に生きる態度を育成します。

  • 幼児期からの連続した教育

 幼稚園・保育施設等と小学校の連携を進め、義務教育への円滑な接続を図るとともに、小学校と中学校の教育連携を強化し、幼児期から発達や学びの連続性を踏まえた教育を展開します。

  • 家庭・地域・学校の連携による教育

 家庭・地域・学校が相互に連携・協力・補完し合い、それぞれが自らの役割と責任を自覚し、社会全体で子どもを育てていきます。

目標体系と5年間の取組の方向性

 教育ビジョン(第3次)では、7つの目標を定め、教育理念と目指す人物像の実現に向けて取り組みます。

目標1 人格形成の基礎となる幼児期の教育が充実し、子どもたちがすくすくと育っている

取組の方向性
・就学前教育の充実
・家庭の教育力向上へ向けた支援
・幼児期の特別支援教育の推進

目標2 子どもたち一人ひとりが意欲的に学び、社会で生き抜くための確かな学力を身に付け、個性や可能性を伸ばしている 

取組の方向性
・確かな学力の定着
・理数教育の充実
・外国語活動・英語教育の充実
・ICTを活用した学習指導の推進
・小中連携教育の推進
・特別支援教育の推進
・就学相談・発達段階に応じた支援体制の充実
・発達障害教育の推進
・教員の授業力向上

目標3 自他の生命や人権を尊重する教育が行われ、さまざまな体験活動を通じて、子どもたちの豊かな人間性・社会性が育っている

取組の方向性
・豊かな心を育む教育の充実
・国際理解教育の推進
・いじめ・不登校対策の強化

目標4 子どもたちは健康の大切さを理解し、心身ともにたくましく育っている

取組の方向性
・健康の保持増進
・体力・運動意欲の向上
・スポーツ・コミュニティプラザの設置

目標5 保幼小中の連携や家庭・地域との連携が進み、子どもたちは生き生きと学んでいる

取組の方向性
・保幼小中連携教育の推進
・家庭・地域と連携した教育
・子どもの安全対策の推進
・開かれた学校経営

目標6 地域における学習やスポーツが活発に行われ、活動をとおして社会参加が進んでいる

取組の方向性
・区民の生涯学習活動への支援
・スポーツ・健康づくりの推進

目標7 子どもから高齢者まですべての区民が文化や芸術に親しみ、生活の質を高めている

取組の方向性
・文化芸術活動の支援
・歴史文化・伝統文化の保護、継承
・図書館機能の充実
・だれもが利用しやすい図書館の整備

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このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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