インターネットでのチケット転売についての相談増加中!(消費者相談の現場から 2019年10月号)

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更新日:2024年5月7日

相談事例1

 インターネットで好きな歌手のコンサートを検索し、検索結果の一番上に表示されたサイトでチケットを購入した。しかしその後、コンサートの公式サイトをみていたら、自分が購入したのは海外のチケット転売仲介サイトで、定価より高額だと分かった。また、転売されたチケットでは入場できない場合があると記載があり、入場できない可能性があるなら購入しなかった。キャンセルできるだろうか。

相談事例2

 人気バンドのコンサートチケットを、チケット転売仲介サイトで15,000円で購入した。しかし、購入後にチケットについて調べると、転売されたチケットでは入場できない場合があると記載があった。地方開催のコンサートで、宿泊費や交通費もかかるので、入場できなかった場合、チケット代金以外の無駄な出費が発生するリスクがある。入場できない可能性が少しでもあると分かっていたら買わなかった。チケット転売仲介サイトで買う時には明らかな表示はなかった。 

消費生活センターからアドバイス

 チケット仲介サイトを利用した売買は、一般的に購入者と出品者の個人間取引となります。多くのチケット仲介サイトの利用規約では「当事者間のトラブルに原則介入しない」「キャンセルできない」としており、トラブルが起きても解決が困難となるケースがあります。また、インターネットで購入した場合は通信販売に当たるため、特定商取引法上のクーリング・オフの規定は適用されません。

 チケット転売仲介サイトの中には公式チケット販売サイトであるかのような表示をしているサイトもあります。検索サイトの上部に表示されたとしても公式サイトとは限りません。公式チケット販売サイトだと間違えて、海外のチケット転売仲介サイトから購入してしまうケースも目立っています。チケットを申し込む際は、公式チケット販売サイトかどうか、価格や手数料、キャンセルに関するルールを十分に確認してから購入しましょう。

 チケットの中には、規約において第三者への譲渡、転売を禁止している場合があります。入場時に公式サイトからの購入者であることの本人確認が必要な場合もあります。事前にチケットを買っていたのに急きょ行けなくなったという場合は、興行主の同意を得たチケットの譲渡方法を確認しましょう。正規のリセールサイト等を利用して、そのチケットを希望する人へ転売することが可能な場合がありますので、検討しましょう。

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相談受付 相談直通電話 03-3228-5438
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